中東
トリポリ南部の家具工場で見つかった大量の砲弾。カダフィ派が隠して保管していたとみられる(5日、ロイター)
【カイロ=田尾茂樹】ロイター通信は6日、仏軍とニジェール軍の関係者の話として、200~250台のリビア軍の装甲車の車列が5日夜に隣国ニジェールのアガデスに到着した、と伝えた。
最高指導者だったカダフィ氏が車列の中にいるかどうかは不明。ニジェールの隣国ブルキナファソは約2週間前にカダフィ氏に亡命を提案したといい、仏軍関係者は同通信に、カダフィ氏と次男セイフ・イスラム氏がブルキナファソへの亡命を決断すれば、この車列に加わる可能性があると語った。
車列は、リビア南部に配置されていた軍大隊の幹部らのものという。5日には、カダフィ政権の国家治安担当責任者だった元通信相のマンスール・ダウ氏ら十数人がニジェールへ脱出したとも伝えられており、カダフィ氏の護衛部隊が崩壊し始めた可能性もある。
(2011年9月6日12時22分
読売新聞)
関連ニュース
・
「自爆で天国」なんてウソ…パキスタン元過激派
・
野田首相、震災と台風の被災地6県を訪問へ
・
松原国交副大臣、拉致問題担当に