AFP通信によると、リビア・カダフィ政権のイブラヒム報道官は14日、シリアのテレビ局とのインタビューで、首都トリポリ南東のバニワリードや中部シルトなどカダフィ派が立てこもる都市の状況について、反カダフィ派の兵糧攻めにより「生活が非常に困難になっている」と訴えた。
イブラヒム氏は「(反カダフィ派が)電気や水を止め、食糧や医薬品の搬入を阻止し、国際規範に違反している」と主張。「人々を飢えさせ、降伏させようとしている」と非難した。
一方、バニワリードを包囲する反カダフィ派は、カダフィ派が住民を「人間の盾」にしていると批判。現地司令官はロイター通信に対し、バニワリードのカダフィ派の兵士は当初の見込みより多い約1200人に上り、カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏やイブラヒム氏も中にいるとの見方を示した。(ベンガジ〈リビア東部〉=武石英史郎)
関連ニュース
・秋篠宮ご夫妻が福岡訪問 アジア文化賞授賞式に出席
・「外国人投資家、2年半ぶり7週連続売り越し」:イザ!
・ミャンマー難民2家族8人、来日辞退 第三国定住制度