花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~正月用品の話題 餅突き~

2014-12-29 14:16:26 | Weblog
~正月用品の話題 餅~ ● 正月用品の話題をご紹介していますが、今回は餅についてまとめました。 お正月の神様をお迎えするため、床の間に大きな大小の鏡餅を重ねてお供えします。 29日は「くを突く」と言われ、12月28日までに餅突きが行われます。 私が子供の頃は両親をはじめ、祖父母や子供、家族総出で餅突きが行われました。 蒸篭で餅米を蒸し、薪を加えるのは子供たちの仕事です。 あちこちの神様にお供えするお餅だけでなく、正月に家族が食べる物も沢山作りました。 白餅だけでなく、夏季に摘んで乾燥したヨゴミを加えた「ヨゴミ餅」の中に小豆の餡を入れたものや白餅に小豆餡を着けた「あんころもち」も作りました。 この時、カキモチも一緒に作りました。 砂糖を加えたものや、大豆、カヤの実を加えたものなど、数種類の物を作ります。 大きな四角な形に作り、適度に乾燥した物を特製かんなでうすく梳り、形を揃えた後、ムシロに並べて干します。 これが一年間のおやつになりました。 このように沢山作るので、早朝から日の暮れまで一日中かかってしまいました。 その後、モーターで回転する餅突き機で突くようになりましたが、徐々に食べるのが少なくなり、今ではほとんど食べなくなっています。

~正月用品の話題 ウラジロ~

2014-12-25 19:05:52 | Weblog
~ お正月用品 ウラジロ~ ● 正月用品をご紹介していますが、今回はウラジロの話題です。 ウラジロはシダ植物で左右交互の一組の葉が毎年一段ずつ出るといわれています。 ウラジロの裏面を表にし、松茸や栗などを載せて高貴な方に差し出したのが起源のようです。 お正月にはウラジロを敷き、鏡餅や橙、つるし柿などを乗せてお供えします。 又、玄関に飾るしめ縄にはウラジロと御幣、橙を結わえつけます。 ウラジロの葉の表側は緑色で、裏面は粉をふったように白くなっていますが、こちら側を表にします。 ウラジロはよく日が当たる痩せ山に群生しています。 肥えた土地に生えているウラジロは葉が4から80cm以上に大きくなります。 専門業者は夏季に一度刈り取るのでちょうどよいサイズの葉に揃ってきます。 摘み取ったウラジロの葉は風に当たるとすぐに枯れてしまうので、ポリ袋に入れて保護します。

~正月用品の話題 ツルシガキ~

2014-12-18 08:48:27 | Weblog
~正月用品の話題 1 吊るし柿~ ● 新年を迎える「正月用品の話題」をご紹介していますが、先ずは吊るし柿についてまとめてみました 柿の実は甘柿と渋柿に分かれ、大小の幅も大きく、各農家では用途に合わせていくつかの種類が植えられていました。 吊るし柿に向く渋柿は10月に入ると黄色く色づいてきます。 まだ硬い実を枝から取ります。 枝をつけないと後で困るので出来るだけ木に登って取るようにしましたが、全てこのように取ることは出来ません。 残った柿の実は長い竹竿の先端部に枝を挟んで取りますが、時々落としてしまい、実が割れてしまうと使い道がなくなります。 取った柿の実は枝を少し残して皮を剥きます。 先端部の皮を一部残します。 全て剥いてしまうと、乾燥中に実の部分が抜け落ちてしまうことがあります。。 剥き終わった実は1m余りの細縄に5、6個の実を着け、軒先の竹竿に吊るします。 枝が取れてしまった実は竹串に指して干しますが、串の部分が傷んでしまうことがあるので人気がありません。 甘いお菓子がない時代なので、貴重な甘味の元になりました。 まだ干し柿になっていない柔らかい物を大人の目を盗んで食べましたが、口の中に渋みが残りました。 お正月には鏡餅と一緒に神前にお供えします。 又、大根を細かく切り刻んだ物に酢を入れ、干し柿を加えて「柿なます」を作りました。 あまり人気がないので毎年これが最後まで残りました。 さほどおいしいものだと思いませんが、なつかしい味わいがあります。 ※ 沖縄の旅をまとめています。 しばらくお待ちください。

~ポインセチアの話題~

2014-12-13 10:35:35 | Weblog
~ポインセチアの話題~ ● ポインセチアはシクラメンやクリスマスカクタスなどと同じ冬の人気鉢花で、お手ごろな価格で手に入れることが出来ます。 ポインセチアはメキシコ原産のトウダイグサ科の常緑低木で、一日の日が当たる時間が短くなると花芽文化を起こす短日製植物で、茎の先端部に杯状の小さな花を数多く着けます。 この花には観賞価値はありませんが、その下に着く苞(ほう)とよばれる葉が変化したものが赤く色づいてきます。 濃い緑色の薄い楕円形の葉と真っ赤に色づいた苞葉とのバランスガとても美しく映えます。 花の少ない冬季になると色ずくので、クリスマスに欠くことの出来ない鉢花になっています。 ところが、寒さには弱く、0℃以下になると葉が落ちてしまいます。 そこまで下がらなくても、極端に寒くなると葉が垂れ下がって観賞価値がなくなってしまいます。 近年、品種改良が進み、比較的寒さに強い種類が栽培されるようになってきました。 苞葉にも各種の赤色に加え、クリーム白やピンクなど多くの色彩が作り出されています。 一日の日の当たる時間が13時間以下にならないと花芽分化しないので、ポインセチアを栽培している農場では秋口に入ると日が全く当たらないように覆いを掛けます。 この時期はまだ残暑厳しいので、覆いをすると暑さで蒸れてしまうことがあります。 近頃ではこのような作業をしなくても色づく品種が出来ているようです。 ポインセチアには温室コナジラミという害虫が着くことがよくあります。 ホワイトフライとよばれるこの害虫が着くと、スス病が発生し、葉が汚れて観賞価値が損なわれてしまいます。 寒くなるとほとんど発生しなくなりますが、ポインセチアの栽培農場では夏から秋にかけて定期的に防除が行われています。 ※ 私のホームページ「花の香りを…」の「今週のスポット」では「クリスマスカクタス」をご紹介しています。 是非ご覧ください。 花の香りを… http://www.geocities.jp/tontantontan2000/ 数日間旅に出かけます。 そのためしばらくお休みさせていただきます。

~安達太良山登山の話題 5~

2014-12-11 07:59:58 | Weblog
~安達太良山登山の話題 5~ 大きな岩が現れ、岩につかまりながら這い上がって行きました。 先頭グループはもう頂上についたようですが、最終グループの我々は登り下りの人々が多くなって進むことが出来ず、12時30分を過ぎたので小さな広場で昼食をとることにしました。 1時10分、やっと頂上に到着。 乳首山をバックに写真を撮りました。 1時20分、下山開始。 火口を左に見ながらすり鉢状の急傾斜を下って行くと、下向きに傾きながら這い松が生えています。 登ってくる人や、追い越しの人たちに道を譲りながら急いで下って行きました。 ※ 写真は乳首山の画像です

~安達太良山登山の話題 4~

2014-12-10 11:02:31 | Weblog
~安達太良山登山の話題 4~ 11時10分、大小の岩がころがる広場で10分間休憩をとることになりました。 この時期になっても、まだピンクと白色のアジサイの花が咲いています。 11時20分、出発。 あちこちにあるリンドウの群生には紫色の花が咲いています。 秋の三連休、天候に恵まれて子供連れなども大変多く、我々のグループも150人以上参加しているので狭い登山道で交差しなければならず、前が詰まってきたのか止まってしまいました。 登山道に大きくはみ出したシャクナゲの枝が頭に当たります。 帽子を被っていたので、無事通り過ぎることが出来ました。 眼下に広がる町並みは二本松市のようです。 もうススキの穂が出ています。 五葉松の這い松が広がっています。 ※ 写真は紫色の花を咲かせているリンドウの画像です。

~安達太良山登山の話題 3~

2014-12-09 14:09:30 | Weblog
~安達太良山登山の話題 3~ ロープウエイの乗り場まで約一時間もかかるので、8時には安達太良山に向かって出発しなければなりません。 急いで朝食を済ませ、バスに乗り込みました。 ロープウエイの乗り場には長い行列が出来ています。 今回の催しには福島県山岳会のメンバー15人がお手伝いくださっています。 六人乗りのゴンドラの下方には唐松林が広がり、まだ緑色を保っていますが、来月の中ごろには一面黄金色に覆われるようです。 一気に上の駅(標高1,300m)に到着。 安達太良山(1,700m)は福島県中部にある活火山で、日本百名山、花の百名山に選ばれています。 正面に乳首山(ちちくびやま)が聳え立ち、高村光太郎の詩集「智恵子抄」の歌碑が立っています。 10時20分、木道を上り始めると、ヤエハクサンシャクナゲが来年の蕾をつけ、キリンソウが黄色の花を咲かせています。 ハゼが赤く色づき始めていました。 ナナカマドの実が少し色づき始め、可愛いミズナラの実が落ちています。 ※ 写真は少し色づき始めたナナカマドの実 ※ 写真は少し色づき始めたナナカマドの実の画像です

~安達太良山登山の話題 2~

2014-12-08 16:39:29 | Weblog
~安達太良山登山 の話題 2~ 2時40分、「国立磐梯青少年交流の家」に到着。 ここは青少年のための団体宿泊訓練用施設なので、部屋に風呂やトイレ、洗面所はなく、一箇所にまとめられています。。 我々は12畳の畳の間に四人が寝ることになりました。 5時になると、「夕べの集い」が始まります。 秋空にはうろこ雲が広がり、正面には猪苗代湖、左側には山並み、後ろ側には磐梯山が聳えています。 各団体の紹介が終わると国旗後納、夕べの集いが終了しました。 夕食は各人がトレーを持ち、並べられた食材を取り揃え、今夜のメイン料理はアジフライのようです。 翌日 6時、起床。 布団を片付けて洗面を済ませ、登山の準備を終えると、7時から朝礼が始まります。 国旗掲揚に続いて英語音声のラジオ体操が始まりましたが、ちょっと違和感を感じました。 ○ 写真はグラウンドの前に広がる猪苗代湖の画像です。

~安達太良山登山の話題 1~

2014-12-06 10:43:46 | Weblog
安達太良山(あだたらやま)登山 1 二年に一度、「視覚障害者全国交流登山大会」が催されます。今年は福島県で行われました。 健脚者は「磐梯山」、中級者は「安達太良山」、五色沼散策の三つのコースに分かれます。 我々のグループの女性三名は磐梯山、残り9名は安達太良山を目指して登ります。。 新大阪駅 新幹線改札口に集合、八時発ののぞみで一路東京へと向かいました。 10時33分、東京着。11時発のやまびこで郡山へ向かいます。 2時22分猪苗代駅に到着。 駅前で送迎バスを待っていると、さわやかな秋空の中に磐梯山が聳え立っています。 ● 写真は秋空に聳え立つ磐梯山の画像です。