花の栽培手帳

長年植物との出会いの中で得た栽培のポイントや、話題を書いています。

~温泉めぐり 吉良温泉~

2020-09-30 11:08:12 | Weblog
~温泉めぐり 吉良温泉~


吉良温泉は、知多半島と渥美半島に囲まれた三河湾に沿った、愛知県西尾市吉良町にある古くからの温泉郷です。

日本六古窯の一つに当たる常滑焼は、1000年の歴史を持っています。

知多半島の常滑市にあるやきもの散歩道は、中心市街地の小高い丘にあります。
やきもの散歩道の出発点に当たる陶磁器会館には、常滑焼が展示され、販売もされていました。

今ではシクラメン栽培はポリ鉢に変わっていますが、以前は全て素焼き鉢で栽培されていました。
当時は、素焼鉢や陶器鉢はこの常滑の業者から買っていました。

陶器の散策道を歩きましたが、植木鉢は一つも見当たらず、タヌキの置物が並んでいました。

八丁味噌(はっちょうみそ)は、愛知県岡崎市八帖町で生産されている長期熟成させた豆味噌です。

八丁味噌の蔵など「八丁味噌の郷」の見学に入りました。
売店では八丁味噌や赤だし味噌、山ごぼうの味噌漬けなどが販売されていました。

今夜の宿、吉良温泉に到着。

入浴後、いつものメンバーで、賑やかに宴会が始まりました。
宴会後はカラオケ。
それぞれ、得意の歌を披露しています。

~コスモスの話題~

2020-09-29 10:47:21 | Weblog
~コスモスの話題~


コスモスはキク化の一年性植物で、従来は秋になると咲き始めてきました。
コスモスとは、放射状に広がる花びらから、宇宙の意味があるようです。

山口百恵が歌っている「秋桜」はとても有名な曲です。
このようにコスモスは「秋桜」と書くように、秋を代表する草花でした。

台風の強風に倒されても、茎から根が出てくる逞しい植物で、種子代も安く、地域の景観保全や水田管理などに多く用いられるようになっています。
水稲の代わりに、田んぼ一面にコスモスが広がっている一帯を見かけることがあります。

平坦なブラジルのゴルフ場では、池の代わりにコスモスが植わっていました。

花の好きな人なのか、6mの土手一面にコスモスの花が咲いていました。
近づくと、コスモス独特のあの匂いが漂ってきます。

このように、花には独特の匂いがあり、多くは一重咲きですが、中には八重咲きもあります。
赤や桃、ピンク、黄、オレンジなどの色彩があり、茎高は1.5m以上に伸びます。

今までのコスモスは、日が短くなると花が咲き始めてきましたが、今では品種改良が行われ、6月頃から咲くようになっています。
そのため、長期間観賞することが出来るようになりました。

又、茎が伸びない矮性コスモスも作り出されています。
この種類だと、花壇や植木鉢で栽培することも可能です。

※ 写真は赤とピンク色の花が咲いているコスモスの画像です。


~温泉めぐり 西浦温泉~

2020-09-25 15:28:57 | Weblog
~温泉めぐり 西浦温泉~


西浦温泉は、愛知県蒲郡市西浦町にある古くからの温泉郷です。


もうかれこれ50年前になりますが、地元消防団の慰安旅行で西浦温泉に泊まったことがあります。

先ずは、名鉄豊川線の終点で下車、門前町を通り抜け、豊川稲荷に向かいました。

広い石畳のスロープを上がって、本堂に入ると、線香の香りが漂ってきます。

円福山(えんぷくざん)豊川閣(とよかわかく)妙厳寺(みょうごんじ)には千住観音がおまつりされていました。

境内におまつりされている鎮守の稲荷が有名なため、一般に「豊川稲荷」とよばれているようです。

名鉄蒲郡線に乗り換え、西浦方面に向かいました。

西浦温泉は、三河湾から突出した西浦半島一帯に湧出する温泉郷です。

海の幸をさかなに宴が始まり、団員は酒豪ばかりで、夜がふけて行きました。

翌日は、当時伊勢鳥羽まで船が運航されていたので、これで帰ることになりました。

湾内を航行している時は穏やかでしたが、外界に出ると、大きく揺れ始め、中には船酔いする人も出てきます。

やっと鳥羽港に到着。


~水稲の話題 稲刈り~

2020-09-24 15:16:17 | Weblog
~水稲の話題 稲刈り~


村里では、「ひとめぼれ」や「秋田小町」など、早生系の収穫はほぼ終わりに近づいてきました。
これからは、「日の光」など、晩稲系の収穫に入っていきます。

近年、中山間にあたるこの地方では、ほとんどの農家では早生系の栽培が中心になってきました。
晩稲系の稲を栽培していると、他の田んぼは収穫が終わってなにもないので、猪の集中攻撃に合ってしまいます。
最近は、策をしていても簡単に猪に入られてしまいます。
田んぼに猪が入ると、稲は踏まれて荒らされ、その部分だけでなく周囲の稲に獣集が付くので商品になりません。

早生系の収穫は、早い農家だと、もう8月下旬になるとコンバインで刈り始めます。
9月下旬になると、遅い農家でも、ほぼ終わりに近づいてきました。

これからは、平坦地域の収穫時期に入っていきます。
平坦地はほとんどが、晩稲系の「日の光」を栽培しています。
10a当たりの収穫量は晩稲系の方がよさそうですが、これも年によって大きな違いがあります。
晩稲系は、台風に侵される危険性が高いので、中山間地域では早生系の種類に変わっていきました。

どうやら、今年の作柄は平年作のようです。
そろそろ、おいしい新米が食べられるようになってきました。

※ 写真は収穫前の稲の画像です。


~温泉めぐり やいず 黒潮温泉~

2020-09-23 08:50:11 | Weblog
~温泉めぐり やいず黒潮温泉~


やいず黒潮温泉は、静岡県焼津市にある温泉で、地下1500mから湯が沸き出ています。

日本平は、駿河湾の沿岸近くにある 有度山 (うどやま 307m)の山頂とその一帯で、富士山や伊豆半島が駿河湾越しに見えます。

有度山の山腹には広葉樹林が多く、茶畑やミカン畑も広がっています。

山頂から久能山(216m)の足元までロープウエイに乗ると、眼下に紅葉した樹木が広がっていました。

徳川家康を祭っている東照宮まで、長い石段を上がって行きました。
境内には、巨大なソテツが生えています。

焼津市内に入ってきました。
焼津港では、高級マグロのミナミマグロやメバチマグロ、キハダマグロなど、水揚げ日本一を誇っています。

今夜の泊りはヤイズ黒潮温泉。

温泉に浸かり、うまい酒と新鮮な海の幸に舌鼓を打ちました。

翌日はミカン狩り。
坂道を上って行くと、黄色く色づいた実がたわわに成っています。
遠くに広がる駿河湾を眺めながら、おいしいミカンを食べました。


~ヒガンバナの話題 2~

2020-09-21 09:22:16 | Weblog
~ヒガンバナの話題 2~

今年は9月22日が、お彼岸の中日に当たります。
この日は村の戦没者の慰霊祭が執り行われます。

式場に当たる寺の境内に行く道中には、毎年真っ赤なヒガンバナが土手一面を覆っています。

今年の夏は毎日猛暑が続きましたが、それでも、彼岸に入ると、例年通り真っ赤なヒガンバナの花が咲いてきます。

※ 写真は真っ赤なヒガンバナの画像です。

ヒガンバナはマンジュシャゲともよばれ、葉が全くなく真っ赤な花だけが咲く姿には少し違和感を感じます。
球根植物の中には、このように花が咲き終わると葉が出てくる種類がいくつもありますが、ヒガンバナは球根だけでなく種でも繁殖していきます。

花が咲き終わると緑色の実が成り、中に小さな種が入っています。
この実を鳥が食べ、運ばれてきたのか、広い土手に数本のヒガンバナが真っ赤な花を咲かせていました。

全く動くことの出来ない植物は、このようにして鳥や動物と共生しながら移動していくようです。

~温泉めぐり 駒ヶ根温泉~

2020-09-18 13:45:43 | Weblog
~温泉めぐり 駒ヶ根温泉~


駒ヶ根温泉は長野県駒ヶ根市にある日がえり温泉施設です。

今回は、4人のメンバーで木曽駒ケ岳に登ることになりました。

駒ケ岳ロープウエイの乗り場までは狭い道で駐車場がなく、麓の広い駐車場に車を止め、そこからシャトルバスに乗り換えます。
我々を乗せたバスは、しばらく急な坂道を登って行きました。

駒ヶ岳ロープウェイの乗り場に到着。
ロープウエイは、7分30秒で、一気に2,612mの千畳敷カールまで上って行きます。

下の乗り場ではあんなに暑かったのに、ロープウエイを降りると、半袖シャツではかなり寒い感じです。

青空の中、高い峰々が聳え立っています。

ほぼ平らな千畳敷カールを歩いていくと、名まえも知らない高山植物が、可憐な黄色い花を咲かせていました。

ここから岩道を登って行きます。

上から下ってくる人、後ろから追いかけて行く人を避けながら、ゆっくり登って行きました。

眼下に、先ほどのお花畑と千畳敷が広がっています。

再び、ロープウエイに乗って駐車場へ戻り、その後、疲れた体を温泉で癒やします。

広々とした露天風呂に入ると、美しい峰々が連なっています。

~ヒガンバナの話題 1~

2020-09-16 09:26:37 | Weblog
~ヒガンバナの話題 1~


● ヒガンバナは、毎年秋の彼岸に入ると、土手一面に真っ赤な花を咲かせます。

ヒガンバナ(彼岸花)は、ヒガンバナ科 ヒガンバナ俗の宿根性植物です。
彼岸花のことを、マンジュシャゲや死人花(シビトバナ)などと呼んでいますが、どれもこの花の色や形から、あまりよいイメージがなさそうです。

九月下旬、お彼岸に入ると、茎高30~50cmに伸び、先端部に花が咲いてきます。
花が咲き終わると、細い葉が30~40cmに伸びてきます。

主な花色は、燃えるような真っ赤ですが、近頃は白やピンク、黄色の園芸種もあります。

※ 写真はクリーム白色のヒガンバナの画像です。

球根植物の中には、シクラメンの原種の一系統のように、葉と花が別々に出てくるものがあります。
ヒガンバナも、花が咲き終わると葉が出てきます。
葉は秋から初夏までついていますが、熱くなると枯れてしまいます。

ほとんどの植物は、その年の天候によって花の咲く時期に違いが生じますが、ヒガンバナは必ず彼岸になると咲いてきます。

ヒガンバナは地獄花(ジゴクバナ)、手腐り花(テクサリバナ)などとも呼ばれ、強い毒性を持っているので、危険を知らせる目的があったのでしょう。
球根にはアルカロイド(リコリン)があり、これを間違えて食べてしまうと吐き気や下痢があり、ひどい場合は死亡してしまうこともあります。
飢餓になると、「ヒガンバナの球根を長時間水でさらして毒性を無くしてから食べた」と記載されています。

~温泉めぐり 稲取温泉~

2020-09-14 10:46:51 | Weblog
~温泉めぐり 稲取温泉~


稲取温泉は静岡県賀茂郡東伊豆町稲取にある古くからの温泉場です。

かれこれ50年前に、下田に向かうバスで、川端康成が書いた「伊豆の踊子」で知られた天城峠を越えたことがあります。
久しぶりに、6人の仲間と訪れましたが、周りはおおきく変わって、道路も見違えるように整備されています。

当時もワサビの栽培は盛大に行われていましたが、ワサビの里 道の駅「天城越え」に入って行きました。
無添加のわさびを中心に、わさび漬けやわさびみそなどと一緒に、生ワサビも販売されています。

次に、深い樹林に包まれた渓谷を流れる狩野川の支流を訪れました。
大小の岩の間を急流が流れ、所々深い淵になっています。
遊歩道を進んでいくと、大きな滝が流れていました。

今夜の宿は稲取温泉です。
ゆっくり、温泉に浸かりよもやま話にふけました。

おいしそうな海の幸が、沢山お膳に並んでいます。

夕食後はカラオケ。
次々と、得意の喉を披露してくれます。

翌日は伊豆の松島とよばれている堂ヶ島の洞窟めぐりです。
変化に富んだ海岸線や、海に浮かぶ島々を間近に観賞することが出来ました。

~ヒマワリの話題~

2020-09-11 14:21:04 | Weblog
~ヒマワリの話題~


ひまわり(Sunflower)は北アメリカ原産のキク科の一年性植物です。
花は大きく、花弁は黄色からオレンジ色の舌状の花びらで、大きな中心部は黄、黒、茶褐色をしています。
茎高には、高性種から矮星種まで幅広くあります。
株立ちには、一本立ちや、分枝性がよく沢山の枝が出る品種もあります。
このように、ヒマワリには幅広い品種があり、切花や、鉢植え、食用など、いろんな用途に合った種類が栽培されています。

○ ヒマワリの鉢花栽培
主に矮性種を栽培しますが、キク科植物なので矮化剤も効果的です。
サカタのタネの「ゴッホのヒマワリ」は一重・半八重・八重咲きと咲き分け、中心部もバラエティーに富んでいるので、鉢花には人気があります。

○ 切花
ヒマワリの切花もとても美しいものです。
分枝性の高い品種を栽培しているのを見かけました。

○ 食用として使われる。
ハバロフスクからイルクーツクまでシベリア鉄道に乗車しました。
22両編成のモスクワ号は、大きな駅なら30分、小さな駅では5分程度止まります。
地元の人達がホームにいろんな物を並べて販売します。
その仲に、花びらは散ってしまった大きな種だけのヒマワリを売っていました。
ロシアに詳しい方に聞くと、「もちろん食べるのさ」との言です。

イタリアでは、広大な圃場に沢山のヒマワリが栽培されていました。
サンオイルを採種したり、家畜の飼料に使われるようです。

★ 写真はヒマワリの画像です