死神を食べた少女 (上) 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2012-12-15 |
王国軍と解放軍との戦い。辺境の貧しい村も戦禍に巻き込まれる。
村には回りから厄介者扱いされるやせ細った少女がいた。
そんな少女にも蹂躙する兵士の手はのびる。
そのとき少女は兵士の背に死神を見た・・・・。
しばらく後、王国軍の中に不釣合いな大きな鎌を持った少女の姿があった。
死神と呼ばれる少女の英雄譚?戦記なのかな。
裏切りと策略の渦巻く戦いの中、死神と呼ばれる少女は戦います。
しかし少女のいる王国軍は敗戦濃厚です、強いといっても無敵というわけでもありません。
残酷な描写も結構あります、死神の少女は敵にはいっさい手加減しません、皆殺しです。
そんな少女に惹かれつつ付き従う部下達もどこか多少壊れていきます。
でも、少女が部下たちと食事を摂る場面ではなんかほっこりしてしまいます。
戦いの終盤では少女と部下たちのつながりにちょっと涙ぐみそうにもなりました。
自分の飢えを癒すため、解放軍を滅ぼすために戦う死神と呼ばれる少女。
死神の事など多少説明不足なこともありますが個人的にかなり面白く読めました。
少女の副官のカタリナとかちょっと好きなキャラです。
元はweb小説ですのでweb上で読むこともできますから、上下巻ということもありますのでちょっと気になった方はそちらからどうぞ。
(ああ、Gさんとかたぶん気に入りそうかなぁ)