ちょいと本屋をのぞいてみたら読みたかった本があったので購入、それを読んでました。
何を読んだかといいますと。
雪蟷螂 (電撃文庫) 価格:¥ 578(税込) 発売日:2009-02 |
生命の色は極彩である。
雪国の女は古く、激情を持っている。
剣の舞は千変万化。
その血は炎。
果実よりも赤い唇は、舌なめずりがよく似合う。
それは愛した男を喰らうという激情の一族。
人々は彼女ら蛮族を蔑み、畏怖した。
――― 曰く、雪蟷螂。
紅玉いづきさんの「人喰い三部作」の最終譚です。
「ミミズクと夜の王」、「MAMA」、そしてこの「雪蟷螂」で「人喰い三部作」とか言われてますが、別にバリバリと人を喰っちゃうワケではなく、喰らわれたかった少女、人を喰らうと言われているモノ、人を喰らいたいと思うほどの激情、とそういうテーマでの「人喰い三部作」です、はい、今更ですが。
で、読んだ感想。
強い女性ばかり目立ちますが、物語上そうなるのは仕方ないでしょう、ただ主人公よりも、その叔母が「雪蟷螂」といえるのではないでしょうか。
悪くは無い、良い物語だと思います。
やはり三部作の中では「ミミズクと夜の王」が一番かな。
次回作も楽しみにしております。