■ チェルシー1-0で勝利。内容はバルサに圧勝 |

チェルシーは、レディング戦でチェフとグディチーニの2人のGKを負傷により、第3GK?のイラーリオがゴールマウスを守るという状況でした。また、今シーズン加入したシェフチェンコ、バラックがいまいちチームにフィットしていない?なんて話もあります。プレミアリーグでは、若干苦戦を強いられているチェルシーですが、3シーズン連続、この時代の2強とも言える、“ライバル”バルセロナ(スペイン)との対戦でした。チームとしては、あまり波に乗っていないチェルシーにとっては、厳しいのかな?と思っていました。
これまでの2シーズンと大きく違うのは、まだ、グループリーグってことです。そういう意味では、両チームの監督は、「グループリーグは通過点でしかない、目指すはビッグイヤー」って思っていると思います。W杯と違いチャンピオンズリーグ(以下、CL)でグループリーグ1位で通過することのアドバンテージってないのでね。(何か利点ありましたっけ??)
ちなみに、このグループAは『チェルシー、バルセロナ、ブレーメン、レフスキ・ソフア』という事で、上位2チームに食い込む為には、チェルシー、バルセロナとしては、ブレーメンが一番厄介って思っているかもしれません。しかし、何よりも“ライバル”に勝つ事によって、決勝トーナメント以降を考えれば、精神的なアドバンテージが欲しいって思っていたかもしれません(勿論、勝ち点のアドバンテージもね!)
では、前置きは、これくらいにして・・・(笑)
はっきり言って、チェルシーの圧勝でした、結果は1-0の勝利でしたが、3点くらいチェルシーは取れてもおかしくなかったと思います。後半は、決定機が多かったです。この試合は、バルサファンの方にとっては、イライラするような試合だったかもしれません。
普段からこの両チームを見ていないので、各チームの国内リーグでのコンディションやチームの状況などがどうなのだろう?と感じるシーンが多くはっきりとなんとも言えない試合でした。ということで、雑感という感じで良かったシーン、選手などについてランダムに取り上げてみたいと思います。
■ チェルシーの3人のプレーヤー |
後半2分、中盤からのフィードをトラップ、後方にはバルサのDFがいたのですが、反転シュート。これは、とにかく凄いシュートです。動画をご覧下さい。
◆ エッシェンの攻守で貢献
この試合、一人プレーの質が違うと感じたのは、エッシェン(チェルシー)でした。攻守において非常に良いプレーを繰り広げていました。後半には、絶好のカウンターのチャンスでパスではなく、シュートへ行き決められず、モウリーニョが地面を叩いて怒っていましたが(苦笑)このプレーを差し引いても、ゴールを決めたドログバを除けば、マン・オブ・ザ・マッチの大活躍だったと言えます。

この試合、チェルシーの守備は、ほぼ完璧でした。“ロナウジーニョにはブラールス”、“メッシにはA・コール”と両翼を封じ込めようという狙いが明確かつ効果的でした。特にロナウジーニョは、この試合何も出来なかったと言っても過言ではないでしょう。ただ、右サイドのメッシは、所々では得意のドリブルとスピードで彼の良さを発揮していましたが、最終的にはA・コール及びチェルシーの守備陣に封じ込められていました。また、バルセロナの中央からの攻撃に関しては、マケレレが完璧なポジショニングと判断によって相手の攻撃の芽を摘んでいました。
前半27分頃のシーンなどは、チームとして、また最終的にはマケレレの能力を発揮した顕著なシーンだと思いました。チェルシーの守備ブロックを得意のパス回しで崩せないバルセロナは、前後左右とボールを動かすものの人が効果的に動かず、焦れた?エジミウソンがドリブルで仕掛けました。
■ 混迷のバルセロナ |
◆ 混乱したバルセロナの布陣

後半開始早々にドログバに得点を奪われ、その後も何度かチェルシーの得点チャンスがありました(あと2~3点は取れたチェルシー)。全く、良い形が出来ないバルセロナは、単発の攻撃しかなく、アドバンテージを握った時間帯ってのもないに等しいと思いました。そこで、ライカールト監督は、選手交代とフォーメーション3-4-3を変更してきました。
≪バルセロナ選手交代≫
後半12分:ファン・ブロンクフォルスト → イニエスタ
後半15分:グジョンセン → ジュリ
後半29分:プジョル → オレゲル
しかし、変更によりチームは、ガタガタのボロボロという感じになりました。TV画面からも選手達の困惑と上手く行かない苛立ちのような心情も伝わって来ました。3バックにしたものの両SBのゾーンを両SHケアしないので、そこをチェルシーに突かれていました。一応、チェルシーとしては、この試合のバルサの不調を感じ取っていたらしく、無理して追加点を奪わなくとも1-0で勝てるとピッチ上の選手達は感じていたかもしれません。ほとんど、リスクを冒さないでカウンターぎみの攻撃に残り時間終始しました。
◆ ライカールト監督談
互角の戦いだった。流れを変え、勝敗を分けた選手はドログバだ。後半は守備でのリスクを覚悟して戦ったつもりだが、それでも十分ではなかった。もちろん、このような大一番に負けたことは残念に思う。しかし、今後も全力を尽くすと同時に、次の試合へ向けた情熱を持ち続けなければならない。バルサの勝利を予想していた方々には申し訳なく思うが、すべての相手を倒せるわけではない。われわれが戦った相手は、組織的でカウンターに優れた素晴らしいチームだ。昨年も苦しめられたが、これからも手強い相手であり続けるだろう。チェルシーは、常に素晴らしい気迫と組織を持ったチームだ。 UEFA.comより |
◆ チェルシー強し! 気になる新加入の2選手シェフチェンコ、バラックについて
≪チェルシー選手交代≫
後半32分:シェフチェンコ → ロッペン
ロスタイム:ドログバ → カルー
一方、余裕のチェルシーは2選手を交代するのみで、余裕の戦いを見せました。
やはり、この試合を見る限り、シェフチェンコ、バラックがチームにフィットしていない様子はありました。シェフチェンコは、トラップ、ドリブル、シュートと前線でのプレーがどこかちぐはぐな感じがしました。ACミラン時代であれば決めていたであろうゴールやトラップをする前のポジショニングや初期動作など全てがどこか違うような気がしました。
また、バラックもほとんど試合から消えていたような感じがします。一応、守備でも攻撃でも貢献しようと走っていましたが、彼は周りの選手との連携の部分(戦術的なものも含め)噛み合っていないような感じがしました。
しかし、モウリーニョ監督は、使い続けるような気がします。
イタリア、ドイツからイングランドに来て、すぐにフィット出来ないと初めから分かっていたかもしれませんし、仮にフィットするのに時間がかかったとしても必要だと思う戦力だから獲得したわけで・・・監督としては、チームとしてのバランスを大きく崩さない程度で使い続けるような気がします。チャンピオンズリーグ決勝トーナメント辺りでフィットし出すようにモウリーニョ監督としては、計算しているのかもしれません。個人的には、両選手とも好きなので、頑張って欲しいと思います。
≪追伸≫
週末に行われたポーツマス戦でシェフチェンコ、バラックがゴールを決めて2-0の勝利に貢献したようです。内容はどうであれ、結果が出ていればその内コンディションやコンビネーションなどは後からついてくるかもしれませんね。頑張って欲しいですね。

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分析はさすがです。よくみてますね!
私もこの試合見ましたが・・・
グループリーグで当たるにはもったいない、スター揃いのビッグクラブ同士の対決に、ウハウハ言っていただけでした。
ん~単なるにわかファンですかねぇ(笑)
バルサにイラッとしたことは多々ありましたけどね。
>こんばんは。
スター揃いだし実力も備えたビッグクラブなので、期待していまいますよね。でも、まだグループリーグなので、“因縁”ってのがあるならば、きっと決勝Tでも対戦するかもしれませんよ。