■ UEFA チャンピオンズリーグ06-07 準々決勝 2nd leg |
バレンシア(1-2)チェルシー![]() ・後半 7分 シェフチェンコ(チェルシー) ・後半45分 エッシェン (チェルシー) *ロスタイム トータルスコア チェルシー(3-2)バレンシア 一言で言えば、重苦しい試合でした。 1st leg、1-1のドローゲームだったのですが、結果は、チェルシーが逆転勝利2-1でベスト4進出を決めました。 この試合、先制点がポイントとなると思っていました。バレンシアが前半モリエンテスのゴールで先制した時には、このまま逃げ切るかな?って思いました。 これまでバレンシアは、しぶとい守備で勝ち上がってきた印象がありましたのでね。 しかし、良くも悪くも先制した時間が早過ぎたかもしれません。チェルシーとしては、残り時間内に1点を取り同点とすれば、最悪でも延長まで持ち込んで勝ち抜くだけのチーム力を持っています。 後半、チェルシーは、[4-4-2]から[4-3-3]へとフォーメーションを変更してきました。それに伴い、J・コール(ディアラ:out)を投入、エッシェンをディアラのポジション(右SB)へ、左から「シェフチェンコ、ドログバ、J・コール」という並びになりました。これで、チェルシーとしては、攻撃のリズムが生まれました。しぶとい守備で勝ち抜いた自分達の生命線とも言える守備面で少しずつ綻びが生じ始めました。そして、後半7分頃、クロスボールが流れてきたのをシェフチェンコが押し込み同点としました。 また、バレンシアもモリエンテスに変えてアングロを投入しましたが、これくらいの時間帯(後半15分過ぎ)からバレンシアに疲労が見えて、自慢のプレスが機能しなくなってきました。その後、両チーム共「欲しい追加点」が決まらない状態が続きました。 そして、ついにロスタイム、上がって来たエッシェンが豪快なシュートを決めました。バレンシアのGKカニサレスのニアサイドを抜いたゴールでしたが、う~ん・・・しょうがないかな?って感じはしました。 |
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マンチェスターU(7-1)ローマ![]() ・前半17分 スミス(マンチェスターU) ・前半19分 ルーニー(マンチェスターU) ・前半44分 C・ロナウド(マンチェスターU) ・後半 4分 C・ロナウド(マンチェスターU) ・後半15分 キャリック(マンチェスターU) ・後半24分 デ・ロッシ(ローマ) ・後半36分 エブラ(マンチェスターU) トータルスコア マンチェスターU(8-3)ローマ ご存知の方も多いと思いますが、恐ろしい得点差でマンチェスターUが勝利を収めました。この試合に関しては、別に詳細エントリーを本日中にUPします。 少々、お待ち下さい。 『オールド・トラフォードに悪魔が降り立つ - マンチェスターU vs ASローマ【CL】』 |
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バイエルン・ミュンヘン(0-2)ACミラン ![]() ・前半31分 インザーギ(ACミラン) トータルスコア ACミラン(4-2)バイエルン ホームゲーム、2-2の同点とされたACミランでしたが、この試合アウェイで2-0と勝利を収めました。 正直、底力といいましょうか、経験と言いましょうか・・・「前半、自分達の流れに試合が傾いた時間帯を逃さずに確実に決め、そのまま逃げ切った」という表現が正しいと思います。この辺の差が、ベスト16で敗れたインテル、そして、ローマとの違いなのかな?とふと思いました。試合自体は、互角だと思いましたし、“良い攻撃の形”という意味ではバイエルンの方が印象に残っています。特にサリハミジッチが攻撃にアクセントを加えていました。 ちなみに、ミランの2ゴール共、いわゆる“バイタルエリア”でのバイエルンの守備の一瞬の油断を突いたゴールでした。逆に、ミランはネスタ、マルディーニが防ぎきったという感じはしました。ちなみに、準決勝マンチェスターU戦は、相当C・ロナウド、ルーニーなどマンチェスターU対策を考えなければ、現在のミランでは崩壊する可能性もあるような気がします。ただ、この試合のように純粋な両チームの力関係に左右されないのが、サッカーであり、またカルチョの国のチームの怖さでもあるんですけどね。 |
■ UEFA チャンピオンズリーグ06-07 準々決勝 2nd leg |
リバプール(1-0)PSV![]() トータルスコア リバプール(4-0)PSV 大幅にメンバーを変えて臨んだリバプールでしたが、1-0とアンフィールドのサポーターに勝利のプレゼントをしたという感じでしょうか。 前半17分くらいにベラミーが負傷交代となってしまいました。大丈夫か?! そこで、投入されたのが、ロビー・ファウラーでした。かなり懐かしい・・・全然リバプールに復帰したことを知りませんでしたので、びっくりしましたよ。 なにせリーズ・ユナイテッドにも在籍していたのでね。ちなみに、リバプールの生え抜きの選手で、90年代後半のリバプールでは“神”でした。 近年の激しい移籍が行われる状況を考えると、ジェラール・ウリエ監督時代の選手がまだ数名ほどですが残ってプレーしているってちょっと不思議な感じもしますね。 |
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最後まで読んで下さって、ありがとうございます。
各試合ごとに個別のエントリーは、段階的にUP予定です。
≪参考資料≫
■ uefa.com
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■ ピックアップ 過去エントリー | ワールドカップ、日本代表、Jリーグ、欧州サッカー、その他 |
ドイツW杯 | ・ドイツW杯 総括 |
日本代表 | ・ジーコJAPAN『W杯ドイツ大会、総括』 ・敗因と日本サッカーの一つの問題点 - 日本vsブラジル【プレーバック ドイツW杯】 (オーストラリア、クロアチア戦のリンクも有り) |
Jリーグ | 準備中 |
欧州サッカー | 準備中 |
こんばんは、コメントありがとうございます。
そうですね、クロスの考えが半分以上あったでしょうね。ポジショニングのする際の動きがそうでしたから・・・
そう、あのバラックのヘディングは、入っていたらなぁ~って・・・バラックファンなので(^^ゞ
4-4-1-1でとにかく守ってあとはカカー次第の戦術を使い分けているように思えます。
自分たちの良さも弱点もよく分かっているのがローマとの違いでしょうか。大人のチームです。
チェルシーも豊富なタレントを生かしてシステムをいじってきますね。
ローマは選手層が薄かった。それで自分たちのスタイルが出せなかった。一方ユナイテッドは攻撃的でベーシックな自分たちのスタイルを思いっきり発揮してきた。スコールズとキャリックは併用しない方がいいのかも。
やはりスタイルのはっきりしたチームが残りましたね。
ファウラーはらしい動きでアシストしたみたいですね。ヒーピアもいるし。リーセは凄いですね。
きっちり守ってジェラード、へスキー→オーウェンという時代が印象に残っています。
こんばんは。
言われてみれば、“大人のチーム”が残っている感じはしますね。
リバプールの懐かしい時代・・・^^
今じゃ、ジェラードは、チームの柱だけど、当時は、そういう立場ではなかったしフレッシュ感はありましたね。
しかしGLで好評だったリヨンが決勝Tでは単調なサッカーでローマにあっさり負け、そのローマは準々決勝1stで抜群の評価を得ながら2ndで悪夢のような敗戦を喫し……組織や戦術だけで勝てるものではない、試合は生き物だと実感させられます。
しかしミランも今回イタリア勢の中じゃそれほど高評価でなく、リバプールもバルセロナと当たるからか優勝候補に挙げる声が少ない中でちゃっかり準決勝まで勝ちあがってくる辺り、スター選手が多けりゃ強いってわけでもないですよね。
組織のトルシエか個人のジーコかなんて議論されてた時期もありましたが、両方大事で済みそうなんですけどね~こっちが正しいからそっちが間違いと極論になってしまうのは最近の国民性でしょうか?
プレミア勢が残るCLに対して、UEFAカップではリーグ戦同様にスペイン勢が健闘してますね。
こんにちは。
おっしゃる通りFAカップ状態ですな(笑)
CLでは、プレミアのチームが3つ。
UEFACupでは、リーガのチームが3つ。
一概に言えませんが、欧州のクラブ・シーンの図式が垣間見れる感じがします。
組織と個人の理論は、おっしゃる通り、両方大事なわけであって、極論になるのは違いますよね。
ただ、日本代表及び日本のサッカーに関しては、こういうのは、自然な流れなんだと思います。歴史が浅いですから・・・
欧州では「組織」の中にどう個人を生かしていくかでまとまっている気がします。
守備組織がベースにあるチーム(ミラン、リヴァプール、ヴァレンシア)
攻撃パターンにベースを感じるチーム(マンチェスターU,リヨン、ローマ)
試合ごとの戦術のなかに個人を当てはめていくチーム(去年のバルサ)
複数のスタイルを持っていて選手変更で切り替えるチーム(チェルシー)
もあります。
私の趣向としては、「個人」の中に規律やチームに対する共通理解があって、
個人が「よく考え」、練習やミーティングなどでチームとの「コミュニケーション」を繰り返しながら動いていく
もっと自由で汎用性のある流動的なサッカーが見たいというのがあります。