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スペインvs日本【ロンドン五輪】

2012年07月28日 | 日本代表 (五輪世代)
■ ロンドン五輪 第1戦
   スペイン(0-1)日本
   ・前半34分 大津祐樹(日本)   



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■ 奇跡ではない

◆ 初戦勝利の効果
まさかスペインに勝利するとは、多くのサッカーファンは思ってなかったと思います。
私もせいぜい引き分けの勝ち点1が妥当という考えでした。

この試合、日本の戦い方は、シンプルでした。前線からプレスを仕掛け、スペインのパッシング・サッカーを封じようとする日本。

南アフリカW杯の時の初戦のカメルーン戦のように後ろに守備ブロックを作りカウンターとは違う。前からプレスを仕掛け守備ブロックを下げず中盤をコンパクトにする戦い方でした。

ただ、一方で、スペインにポゼッションを奪われた事を考慮し、スピードのある永井をワントップに配置。立ち上がりから前からプレスを仕掛けた日本。立ち上がりの難しい時間帯を上手く試合のリズムに乗れた。そして、前半にCKから先制した日本。やはり、五輪など大きな大会ではセットプレーは重要で、この試合でも唯一の得点はセットプレーからだったと。その後、スペインは永井のスピードに翻弄され1人退場し、後半へ。

後半は、少なくともあと3~4点は取れた決定機を逃した日本。
スペインも反撃を試みるものの1人少ないこと、吉田を中心とした守備陣を崩せず。

スペインの良さを消しつつ、永井のスピードと日本の組織的な守備でスペインを翻弄した試合と言っていいでしょう。

初戦勝利したことによりチームに追い風が吹いたことは間違いないでしょう。少なくともこのグループの最強と思われていたスペインを下したのだから。また、なでしこジャパンの影になっていた関塚JAPANが脚光を浴びることにもなった。サッカーのW杯には興味ない人も五輪なら観る人もいるかもしれません。様々な効果を考えると、非常に大きな勝利だったと思います。

◆ 勝ちきった意味
後半の日本は、スペインが退場者を出していたにも関わらず、数的優位を活かせなかった。まず、前述のように決定的なゴールチャンスで追加点、だめ押し点を取れなかった。

3対0としたら試合はそこで終わってたはず。大津、酒井宏樹の負傷者でカードを使ったが、3対0としていたら最後の1枚は、永井→杉本で永井を休ませることが出来たはず。しかし、山村を投入し守備のカードを切った。

勝利はしたものの、得点では足りなかった。ただ、結果的に勝ち点3を取れたのは、シドニー五輪以来の決勝トーナメント進出に向けて大きなアドバンテージとなった。

◆ 第2戦以降の不安と課題

不安は、この試合で負傷交代が出た事。つまり、怪我です。W杯と異なり登録メンバーも少ない。さらに、日程がタイトであること。
フィジカル面を考えると、第2戦を勝ち、第3戦を消化試合にしたい。

課題は、何よりも決定力。
1人少ないスペインに追加点を取れなかったのは、痛かった。
あと、前述のフィジカル面とリンクするが、あれだけ前からプレスを仕掛ける戦い方は、後々、疲労により崩壊する。但し、現時点では、このスタイルで行くべきとも思う。

最後に、今回の勝利は、奇跡ではない!
明確な試合戦い方をとった関塚JAPAN。スペインが一人退場者を出したのを差し引いても、試合プランがハマった試合だった。スペインの実力は疑う余地はないが、この試合だけで言えば、日本に分があった。

つまり、勝つべくして勝った試合であった。

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