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イタリアの風に吹かれて ~con te partiro~

前世(かこ)から未来(いま)へと紡がれし時の記憶
あなたと交わした約束の欠片を辿る遥かなる愛しき旅

花衣

2011年02月17日 03時40分17秒 | 夢の話

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私の見る夢は総天然色のものが多く

夢の内容も細部に渡りよく覚えています。

正夢になる事も割と多いので

いつの頃からか

【夢日記】をつける様になりました。

私はだいたい一晩に平均4つか5つの

夢を見るので朝起きて割とすぐに

見た夢の順序、背景、登場人物、天候、

感情、会話の内容などを思い出し乍ら

あとで自分が読み返した時に何とか

読める程度の走り書きでペンを休めず

書きますがそれでもだいたい

40~50分はかかります。

今から五年程前の

丁度今くらいの季節に夢か現か幻か?

その場にさっきまで本当に居た様な

何とも例え様のない爽やかな感覚の残る

印象的な夢を見ました。

時は平安時代の様でありました。

十二単の様な着物を着た私は、

大きな桜の木の下にそっと佇み静かに桜を

愛でていたのですが、次の瞬間

春の嵐の様な突風がサーッとその桜と

私の周りを吹き抜けてゆきました。

淡い大量のピンク色の桜の花弁の花吹雪は

キラキラ光る黄金のまばゆい光を受け乍ら

私の身体の周りを螺旋状にクルクルクルと美しく

華やかに、鮮やかに舞い踊り、

私はその桜の花弁に全身を覆われながら

「なんて、なんて美しいのだろうと」と

只々 感激しきりでした。

更に桜の花弁は【花衣】という文字を

作ってみせてくれたのです。

それは花弁がまるで衣を纏ったような

美しい光景そのものでした

風は、私の身体の中を吹き抜けながら

目も、心も、魂も、癒し

浄化してくれたような、実に爽やかで

不思議な感覚の夢でした。