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とくおかレディースクリニック~ブログ~

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2月のラボ便り

2018年02月14日 | ラボ便り


2月のラボ便り


皆様、こんにちは。

インフルエンザが猛威を振るっていますね。

全国の定点医療機関から報告された1週間での患者数は、
一医療機関当たりに52.35人と、過去最多を記録したそうです。

そこで、今回のラボ便りでは、
インフルエンザと精子の関係についてお話し致します。


インフルエンザウイルス自体が精子に直接悪さをする、
ということは無いと言われています。
したがって、
インフルエンザに感染していた時期に性交渉を取った、
人工授精や体外受精を行なったとしても、
妊娠した赤ちゃんに先天性の異常が増えることは無いと考えられます。

ただ、インフルエンザにかかる事によって、
精液中の精子の数が減ったり、運動率が下がったりすることがあります。

これは、インフルエンザ罹患時に高熱が出ることで、
熱に弱い精子が影響を受けてしまうからと考えられます。

インフルエンザだけでなく、
ノロウィルスや扁桃腺炎等に感染して高熱が出た場合も、同様です。

また、インフルエンザが治癒して少し後の期間も、
精子の所見が悪くなると言われています。

それは、インフルエンザ罹患中に
精巣にあった精子が影響を受けると考えられるからです。
精子は、射精される約70日前から作られ、精巣に蓄えられています。


インフルエンザの治療薬が、精子に悪影響を与えることも、ありません。
例え、影響を受けた精子があったとしても、
そのような精子は卵子との受精の前に淘汰されてしまうことが多い為、
妊娠には至りづらいと考えられます。

インフルエンザに感染すると精子の状態に影響が出るというだけでなく、
ご主人様から奥様にうつってしまう可能性もありますので、
女性だけでなく、
男性もしっかりインフルエンザの予防をしていくことが大切ですね。


とくおかLCラボスタッフより


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