goo blog サービス終了のお知らせ 

とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

言葉は残る・・・

2013年11月25日 | よもやま話

11月22日のブログで、
大内順子さん、池田晶子さん、宇野千代さんのお言葉=つぶやきみたいなものですが、、、
をUPさせて頂きました。

その中のお一人・池田晶子さんは、日本の哲学者であり文筆家です。
哲学エッセイというジャンルの草分け的存在です。
容姿にも優れており、雑誌『JJ』の読者モデルをされた事もございます。
本当にお綺麗な方です。

ですが、今から6年前2007年2月23日に、
腎臓ガンのため46歳の若さで逝去されました。

11月22日にこのブログにUPした

季節とは、
  過ぎゆく
   人生の 
 句読点のような
  ものだろう。

という彼女の言葉が、

人間とは、
   過ぎゆく
    空間の
  句読点のような
   ものだろう、、、に置き換えられます・・・。

彼女が残した15年も前の言葉が、
充分今現在にも当てはまるように感じましたので、
一部抜粋させて頂きます。

以下です。

現在の日本に生きる人々は、自分が何のために何をしているかを自覚していませんね。
自分の精神性以外の外側の何かに価値を求めて生きているから、いったんその価値が崩れると慌てふためくことになる。
精神性の欠如という点で、かなりレベルの低い時代と思う。

~~~ 略 ~~~

この世に存在した時から、生存していることの意味を問おうとせず、
生存することそれ自体が価値だと思って、ただ生き延びようとしてきた。

~~~ 略 ~~~

ただ生きるのが価値なのでなく、善く生きること、つまり、より善い精神性をもって生きることだけが価値なのです。
内省と自覚の欠如が、人類の失敗の原因だが、手遅れだといって放棄していいのではない。
常により善く生きようとすることだけが価値なのだから、それを各人が自分の持ち場において実行するべきなのです。

~~~ 略 ~~~

世の中が悪いのを、常に他人のせいにしようとするその姿勢そのものが、結局世の中全体を悪くしていると思う。
政治家が悪いと言っても、その悪い政治家を選んだのは国民なんだから。
にわとりと卵で、どうしようもないと気づいた時こそ、「善い」とは何かと考えてみるべきだ。
一人ひとりがそれを考えて自覚的に生きる以外、世の中は決して善くならない。

~~~ 略 ~~~

半世紀戦争がなかったことが大きいと思うが、みんな自分が死ぬということを忘れている。
人がものを考えないのは、死を身近に見ないからだと思う。
と言って、永遠に生きると考えているわけでもない。
漠然としたライフプランで、なんとなく生きている。
一番強いインパクトは死です。
人がものを考え、自覚的に生き始めるための契機は死を知ることです。
制度を変えても、精神の在り方が変わらなければ、世の中は決して変わりません。

以上です。

~~~ 略 ~~~ が多すぎて、内容が分かりずらいかもしれませんが、
37歳で、ここまで言い切れる女性・・・すごいと思いました。


『ただ生きる事ではなく、”より善い精神性”を持って生きる事が価値ある生き方』という事ですね。
『精神の在り方』が大切なのだという事ですね。
勉強になります。


ーby事務長ー


とくおかレディースクリニック




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする