兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

仲原明彦とさよならする会

2007年10月10日 18時03分14秒 | よもやま話
昨日の夕方から、劇団のアトリエでNさんのお通夜が行われ、今日の15:00に出棺しました。
劇団HPの掲示板に「どうぞご都合の良い時間においで下さい。(中略)
出来るだけ特別な事はせず、静かに送りたいと思います。
どうか普段着でおこし下さい。(中略)
ただ仲原との最後の時間をアトリエで共に過ごしていただければと考えています」
とあったので、芝居を観に行く時と同じように、軽装で出掛けてきました。
いつもは舞台が設えられる場所にたくさんのお花が飾られ、棺に横たわるNさんは、とても穏やかな顔をされていました。昨夜から泊まり込みの劇団の方々や、思い思いの時間に集まって来た人達は、三々五々固まって、思い出話に泣いたり笑ったり。優しい時間が流れていました。
出棺の時間が近付き、棺の後ろに立った劇団の人が「本日は、仲原明彦の最終公演にお越し頂きまして、本当にありがとうございます」「無事、楽日を迎える事が出来ました」と挨拶。「変則ではございますが」と、会場にいた全員で棺に寄せ書きをしました。贈る言葉を書き終えた人から順に、棺からはみ出す程のお花を添え、離れて暮らす息子さんからのご挨拶がありました。
そして、様々な色の贈る言葉に彩られた棺は、親族と劇団員の手によって何の飾り気もない霊柩車へと運ばれました。長いクラクションでアトリエを後にする霊柩車。残された私達は拍手で、最後の大舞台を終えた主役の退場を見送りました。
ありがとう、Nさん。お疲れ様でした。最後に、私が棺に書いた言葉で送らせて頂きます。
「もう少し修行をしてからそちらにいきます。今度は仲原さんが書いた芝居に出させて下さいね」

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