兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

寄り添う

2006年11月23日 22時25分25秒 | 猫たちの話
ロン君がいなくなって思う事。それは猫達との距離です。
ロン君はくっつき猫だったので、黙っていても自分から膝に乗ってきたし、寝る時は腕枕か、頭の上でロシアの帽子みたいになってくっついてました。
お父さんに「ロン君が座らなくなったら、ララかアッシュが来るようになるかな?」と聞いたら「もう無理だろ」と。ロン君は赤ちゃんの頃から「暑いから向こうへ行ってくれ」と思うくらい、とにかく寄り添うのが好きな子だったのだとか。
考えてみれば、ロン君とララが抱き合って寝ていたり、ロン君とアッシュが一緒に猫ベッドに入っている所はよく見掛けましたが、ララとアッシュがくっついている場面には出くわした事がありません。
私達がベッドに居る時も、それぞれ1匹だけだったり、ロン君とララ、ロン君とアッシュの組み合わせだけで、3匹一緒だったのはロン君が箱に入ってリボンを掛けられていた、あの夜だけでした。
ララとアッシュが特別仲が悪いとか、私達との距離を置いている、と云う訳ではないのでしょうが、ロン君が余りにも近くにいたので、何だか寂しくて…
慈恵院にロン君を預けて帰った日、仕事から戻ったお父さんは「帰っても、膝に来る子がいなくなっちゃった」と云って泣き、私はその言葉を聞いて泣きました。
いつも、お父さんの脇腹と腕の間から鼻先を出して、顔半分だけを見せていたロン君。いなくなって、未だ1ヶ月も経ってないんだと思うと、不思議な気分になります。もう何年も昔の事のような、それでいて今もそこに居るような。
多分、いつの間にか思い出になってしまうんでしょうが、肉体がそこにあろうがなかろうが、関係なく、いつも寄り添う存在だったんだな、と改めて思う今日この頃です。

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