兼業役者の猫とバイクとヴァナ・ディールな日常

舞台中心、TV.映画.CM等を少々。そんな無名役者の仕事とバイト。猫とゲームのぐうたらな日々と云いたい放題。

浴衣考

2007年08月30日 20時43分40秒 | よもやま話
今日は久々に浴衣を着てみました。今年初めてです。昨年は1度も着なかったので、約2年ぶりですね。一昨年はよく着ました。アメリカ在住の友人が子供を連れて帰って来た時は、浴衣で会いに行き、日本を余り知らない子供に喜んで貰いましたし、渋谷では知らない女性に声を掛けられたりもしました。
1度着始めると気軽に着て遊びに出られるのですが、仕舞い込んでしまうと存在を忘れてしまうんですよね。幼い柄の物を人にあげたりしたので、今持っている浴衣は5枚くらいで、うち1枚は芝居の稽古着です。綿の物、麻混の物とポリエステルの物がありますが、普段着にはポリエステルが皺にならず、洗濯機で丸洗い出来るので重宝しています。
帯も敢えて兵子帯にしているんですよ。着崩れても直ぐに結び直せるし、潰れる心配がないので、どこに寄り掛かっても平気。第一に着付けに時間が掛からないので面倒臭く感じない。10分もあれば着られるので洋服と同じ感覚で着られる、といい事づくめなのです。髪も輪ゴムで結んで、簡単な付け毛をピンで止め、クリップを散らして終わり。美容院に行く必要もありません。
着物が敬遠されるのは着付けの面倒さと、アフターケアの難しさだと思うのです。洋服と同じように、直ぐに着られて自宅で洗濯出来るポリエステル製の着物は、ある意味では邪道かもしれませんが、洋服がそうであったように、着物の未来の姿でもあると思うのです。
もちろん伝統は大切だと思いますが、何百万もする大島を普段着に出来る人種はそう多くはないと思いますし、季節合わせも素人には難し過ぎるし、時代劇や社交界に係わる人ならいざ知らず、庶民はもう少し大ざっぱでもいいんじゃないでしょうか?お端折が面倒なら、女性でも男性の様に、つい丈・着流しでもいいと思うのですが、返って難しいのかな?
CMではありませんが、せっかく日本人に生まれたのですから、日常やちょっとしたお出掛けに着物を着られるようになりたいものですね。

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