六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧80 野口 恭佑(九州産業大4年)左翼

2024-02-10 19:25:06 | 状況説明

野口 恭佑(阪神育成1位)外野 (九州産業大出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

創成館時代は、甲子園で打ちまくっていた記憶があります。九州産業大でも、打撃の売りの選手でした。守備・走塁に光るものはありませんでしたし、踏み込んだ前の足が動いてしまってロスしていたり、バットも少し遠回りに出てくるなど、粗っぽい強打者でした。その辺をうまく矯正できて、粗っぽさを解消させられる自信が阪神にはあったのかもしれません。個人的には、育成枠らしい育成指名といった感じで、今後どうなってゆくのか気になる選手ではありました。

そんな野口選手の1年目は、2軍で 67試合(198打数) 6本 18点 0盗(2失) 打率.303厘 という好成績を残します。その活躍が認められ、11月には支配下契約がなされました。まず、67試合(198打数)は、ほぼ目安である200打数に近い経験は積めました。特に、大卒野手の二軍成績の目安である、打率2割5分どころか、.303厘という想像以上の対応力を魅せた点は素晴らしいです。打力はある選手でしたが、確実性に課題があっただけに驚きでもあります。0盗塁で2失敗の走力は、致し方ないかと。守備では、50試合で一失策とミス自体はそれほど多くなかったようです。ホームランこそ6本塁打と、そこまで圧倒的ではないものの、その飛距離は阪神の右打者でも屈指のものがあるとか。特に今季は、外国人のノイジー選手と、レフトのポジションを争うほどの存在だと期待されています。

もう少し二軍成績を細かく見てみると、198打数で三振は32個。三振比率は、16.2% と優秀です。いつも言うように、20%以内だと一軍で対応できる可能性がと言いますが。しかし、飛距離が売りの強打者でありながら、この数字は見事です。四死球は15個で、四死球率は 7.6% と平凡。しかしこれは、3割を超える打率からも、ボールが見えていなかったというよりは、早いカウントから積極的に打ちに行ったからだと考えられます。

少なくても、この数字からも、一軍争いをするレベルにはすでにあるのかなと。一軍定着ができるかまでは確信は持てませんが、育成指名で獲得した選手が、僅か1年足らずで今の位置にいるのは驚異的です。ことルーキーイヤーとしては、合格点の与えられる一年ではなかったのでしょうか。

蔵の印象:◯ (ここまでの対応力があるとは)