六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧72 橋本 星哉(中央学院大)捕手

2024-02-01 16:24:12 | 状況説明

橋本 星哉(ヤクルト育成1位)捕手 (中央学院大出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

将来的には、打力を活かしてコンバートされてしまうかもと思ったほどの捕手でした。打撃は中距離タイプでしたが、最後まで打ち取られても勢いを緩めないで走るなど、意識の高い選手ではありました。そんな橋本選手の1年目は、2軍で 70試合(188打数) 2本 14点 2盗(3失) 打率.282厘 を記録。捕手としては41試合・外野手としては26試合と、やはり捕手以外での出場が多かった印象。捕手という特殊なポジション柄、188打数と200打数を割ってしまったことは致し方ありません。それでも、大卒野手の目安である打率2割5分を大きく越えられたことは評価できます。

もう少し打撃成績を細かく見てみると、188打数で三振は20個。三振比率は、10.6% と極めて低いのは目をひきます。三振比率の目安は20%以下なのですが、これが15%を割るようだと、相当ボールをしっかり捉えられていたことが伺えます。また四死球は5個で、四死球率は 0.27% と、かなり低い。こちらの目安は10%以上であり、大きく隔たりがあります。ボールが見えなかったというよりは、打率の高さからも積極的に打ちに行った結果だと捉えたいところです。そのため打率が.282厘の割に、出塁率は.299厘 とあまり変わりませんでした。今季の目標は、2軍で打率3割以上・出塁率で.350厘 ぐらい残せるかが目標となります。

こと打つことに関しては、想像以上にやれていた感じ。特に、三振比率の少なさには目をひくものがあります。この打力を活かして「打てる捕手」として存在感を示せるか? あるいは、他のポジションにコンバートされるのか気にしたいところです。ことルーキーイヤーとしては、順調な1年目ではなかったのでしょうか。今年は、支配下登録を目指すことが第一の目標になりそうです。

蔵の印象:◯ (打てる捕手として存在感を示せるか?)

 

コメント
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