六畳間の中心で涙を流す NEW

ルーキー選手の、プロ入り一年目を振り返る

2023年ルーキー回顧82 (鈴木) 蓮(滋賀学園3年)一塁

2024-02-12 19:46:39 | 状況説明

(鈴木) 蓮(DeNA育成2位)内野 (滋賀学園出身)

蔵の入団前評価:指名見送り

 

夏は緒戦だかで早々敗れてしまい、あまりしっかり確認できなかった選手でした。ただし、パワフルな打撃をする選手で、そういった右の強打者としての需要はチーム的にありました。そのため、三塁あたりをキッチリこなせるのであれば、それなりに出番はあるのかなと感じていました。

そんな 蓮 選手の1年目は、71試合(173打数) 1本 11点 0盗(0失) 打率.214厘 といった内容でした。まず、71試合(173打数)は、基準である200打数に満たなかったのは残念だったものの、育成指名の高卒野手であることを考えれば、けして少ない出場ではありません。何より、高卒野手の目安である打率2割越えをクリアしており、思ったよりもシブトイ印象を持ちました。

むしろ、パワフルな打撃を売りにする割に、意外に打球が上がらないのが気になるところ。守備では、一塁手としては14試合(守備率.962厘)、三塁手としては41試合(守備率.920厘)、遊撃手としては2試合(守備率1.000厘)といった感じで、現状は一・三塁候補といった気がします。三塁手としての動きは悪くなかったので、なんとかこのポジションで許容範囲の安定感を身につけたいところ。

ちなみに12月の台湾ウィンターリーグにも参加し多くの試合に出場しており、そこでは一塁手として起用されていました。この大会では、終盤になりどんどん良くなっていて、最終的には.283厘まで打率を上げていました。シーズン中に魅せていた印象どおり、意外に状況に応じて、追い込まれてからもなんとかできる器用さもあるのだなといった印象を受けます。これだけ毎日試合に出続けられる経験は、今季に向けて大きな自信になりそうです。

ことルーキーイヤーとしては、及第点の1年目だったと言えると思います。2年目の今季は、サードの守備の安定感を磨くことと、もう少しホームランの数を増やしたいところ。今のところは、順調に来ているのではないのでしょうか。

蔵の印象:△ (想像以上にやれていた)

 

コメント
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