今日はここまで

つたない雑記です。
超・気まぐれ更新(^^;

犬は鎖につなぐべからず(感想らしきもの)

2007年06月03日 | 演劇
 ナイロン100℃「犬は鎖につなぐべからず」を1日に観ました。見るのは実はこれが2度目。1度目は24日に職場の同僚2人と観ました。シンセサイザーズのライブ見たり、翌日には別の芝居を友達と見たり、その3日後には職場の送別会があったり・・なんてしてるうちに、感想がすっかり遅くなってしまった;

青山円形劇場で芝居をみるのは、ずいぶん前にナイロン100℃「ビフテキと暴走」を見て以来。 そのときよりも更に、客席とステージが近くに感じられました。
目の錯覚・・?同じ会場なのに・・・
私の身長変わってないはずなのに・・・・・・はっ!(自分の体型を見なおす)
・・・・・・(涙)


岸田國士の戯曲を見るのはもちろん初めてなので、どこまでがオリジナルで、どこからがケラさんの潤色なのか分からないけど、大正~昭和初期に書かれた岸田戯曲を絶妙にコラージュして、そこにダンス、映像、ニューウェーヴ音楽を、絶妙のリズムとタイミングでミックス。
そしてそれを、役者さんの円熟した演技と、カラフルな和服で会場全体ごと包み込んでみせた“絶妙の極み”を見るような舞台。・・・岸田戯曲とナイロンのポップな融合が生み出す、味わい深い世界にひたれて満足!の3時間でした。

個人的に好きなのは
「隣の花」「紙風船」の、緒川さん(美しい!)・みのすけさん演じる夫婦の、幻想的でエロチックな会話シーン。
「屋上庭園」の、植木さん・植本さん演じる、貧乏夫婦のかなしい意地に共感。
「ここに弟あり」で、萩原さんにお尻をたたかれる長田さんが可愛いv
「犬は鎖につなぐべからず」では、犬のペスが・・・鶏が・・(笑)
町内会議で出演者が全員集合して言いたい放題のシーンでは、長老役の新谷さんの怪演に釘づけでした。

椅子のせいでお尻が痛いけど、濃密な3時間。DVDが出れば何度も見られるけど、あの空間に包まれる感覚は、絶対に劇場でしか味わえないでしょう。
そんな舞台も今日で千秋楽ですね。お疲れ様でした!そして・・・早くも再演希望!)^o^(


ちなみに写真は、今回のパンフレット。ケラさんと松たかこさんの対談などが載ってます。ハードカヴァーの装丁といい、細部までこだわってるなぁ・・相変らず。



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