JAZZ from Nishinomiya

V・プレミアリーグのJTマーヴェラスを応援しつつ、日々の出来事や雑感を語ります。ときどき毒づきます。

憂鬱の3週間

2021年10月18日 18時05分00秒 | 雑感
今日から3週間の外部講習@千里中央でごわす。平日14日プラス土曜日2日でもっぱら座学。地獄か。そういや長い人生の中で千里中央には一度も来たことがなかったんだけど、陸の孤島かと思っていたら高層の建物やオフィスビル、商業施設も多く5G圏内で想像以上に都会だったよ。さすが大阪。甲子園口は未だに4G。せっかく5Gスマホ買ったのにね。

睡魔はエスタロンモカで乗り切りましたが、困ったのは昼食です。俺はダイエット中なので普段はお弁当などを作って会社に持って行っていますが、研修会場には冷蔵庫もレンジもない。一応、1本満足バーやら何やら持って行きましたが、それも味気ないので店を探すことに。

だって「この中から2つ」って昼食が3週間続くのは嫌やろw


単品で頼める中華料理屋などがあればベストなのですが探しきれず・・・と思ったらケンタッキーがありました。というわけでチキン2本とコールスローのランチです。フライドチキンってカロリー高いんじゃないのかと思う方もいらっしゃるでしょうが、糖質制限ダイエット的には許容範囲。OKです。明日からもこれで乗り切れそう。だけど毎日は飽きるだろうから、ちょっとリサーチしますか。

なお一番つらいのは研修会場のビルが全面禁煙になっていたこと。昼休みはともかく講義の休憩が10分しかないもんだから、ビルの外に出て50メートルほどのところにある屋外喫煙所に行ってすぐ帰って来るというせわしなさです。ガッデム!

ワクチン

2021年10月12日 00時42分09秒 | 雑感
そういや10日にようやく2回目のワクチン接種が終わりました。県の大規模接種でモデルナです。1回目は全然痛くなかったけど腕の痛みが3日続きました。2回目は先生がヘタクソだったのか痛かったな。メスの先っちょでも刺したのかと思ったよ。腕の痛みは1回目よりマシだけど翌朝から倦怠感があり発熱したので仕事はお休み。といっても38度4分しか出てませんから副反応としては軽度なのでしょう。俺は基礎体温が高めで、かつ医者が言うには「かなり耐熱性が高い」そうなので、発熱自体は全然しんどくなかったです。明日の朝には治まって出社できるのではないかと予想。それにしても、早くマスクつけなくていい社会に戻って欲しいですね。

追記:翌日つまり12日(火)の朝には、体温は36度2分まで下がっていました。あのー、平熱より低いんですが(笑)。妹に貰ったボルタレンが効いたのでしょう。

自転車小ネタ集

2021年10月12日 00時00分35秒 | 自転車
【サイコン変更】

山空海ライドの後ですが、ショップの大将にビワイチ完走の報告に行ったついでに、いい機会だったのでサイコンを新調しました。ビワイチの記事で紹介したパドローネ+です。大画面で文字も大きく見やすいです。ステム直付けはちょっと見た目がダサかったので、キャットアイのド定番「アウトフロントブラケット OF-100」で装着しました。三宮までナイトライドしてみたのですが、ナイトモード(ワンクリックで5秒間点灯の方)を設定していたので便利でしたよ。

【バーテープ交換】

バーテープがボロボロになってきたので新調しました。今のはサドルとセットだったのですが、サドル自体が限定品なのでバーテープ単体で同じものはさすがにもう売っていません。それに赤黒のものは選択肢が少ないんですが、とりあえず満足できるものがありましたよ。CICLOVATION(シクロベイション)の「Leather Shinning Touch Metallic バーテープ」で、色はキャンディーアップルレッドです。なおバーテープを自分で巻いたのは初めて。というか初めての交換だったんですよ(どんだけ走ってないねん)。YouTubeを見ると詳しい巻き方動画がたくさんあるので困りませんでした。ただ、力加減を間違えて右ハンドルの方が途中で切れた。ちょっと高いバーテープだったので泣きそうになりました(笑)。まあなんとかリカバリーできましたけど、そのうち解れてきそうで怖いなぁ。あと巻き終わり部分の処理ですが、やっぱりプロの技は真似できない。銀鯱ちゃんの初代バーテープはバイク納品時にショップが巻いてくれたんですけど、最後の部分、バーテープもビニールテープもケーブルの上からではなく、ケーブルとハンドルの間の狭い部分にくぐらせて巻いているんですよね。仕上がりがとてもスマートになるんですが、めちゃくちゃ難しかったです。

【東大寺 → カエル】

銀鯱ちゃんのサドルレールに東大寺の「自転車バイク守り」(5色のループ型)なるものを付けていたんですが、なんだか気がつけば無くなってました。滋賀に行く前にサドルのポジションを調整して、確かその後付け直した「はず」なので、琵琶湖か能勢の山奥で外れたのかもしれません。恐らく俺の命に危険が迫ったときに身代わりで切れてくれたのでしょう(ってお守りってそういうものでしたっけ?)。とか何とか言いながら、部屋の隅っことか棚の奥とか変なところから出てきたりするんだよなぁ。

で、お守り代わりに「I live light 蛙」というものを買いました。

小さなカエルのフィギュアで、内蔵のLEDで眼が点滅するというもの。体色はいくつかあって光色も白・赤・緑の3種類ありますが、俺が買ったのは緑の身体でLEDも緑です。光量自体はとても低いので実用性は皆無に近いです。ただし夜間だと4~50m離れていても点滅しているのは一応見えるのでセーフティライトとして機能していないわけではない。ただしフロントライトやリアライトを点けずにこれ単独で使う人はいないと思うし、それらを点ければ逆にこの光は他者から見えにくくなると思う。そう考えると、やはりこの商品はアクセサリー的な使い方が現実的だし、光色はフロント用の白でもリア用の赤でもない緑が面白いと思う。ハンドルにでも装着して夜間走行中に目の前で光っていれば、なんとなく心も休まるのではないかと思う。

さて、なんでこれがお守り代わりかというと、カエル → 帰る →「無事帰って来れますように」という俺の勝手なこじつけです。と思ったら、メーカーのHPにも「ブランドのスタートが蛙そっくりの "I live light"だったこともあり、"生きているライト""気軽に生きる"も掛けていました。また蛙がモチーフなのは、商品がセーフティライトということで、"無事に帰る(蛙)"の意味も含めていました」って書いてますね。

なお、この商品は本体に磁石が付いているのですが、クロモリフレームでもない限り、ロードバイクって意外と鉄部がないんですよ。そういう時は付属のシリコンバンドをハンドルやステムに装着して、バンドに付いている鉄板に本体の磁石を付けます。ただこのバンドがクソなんですよ。だから結束バンドで鉄板をステムに装着しました。だけど本体磁石がそんなバリバリ強力なものでもないので、どう考えても走行中どっかに飛んで行くに決まってます。というわけで瞬間接着剤で鉄板と磁石を接着。この状態だとLEDのスイッチが押せないので、接着前に液漏れ防止のためLEDと基盤と電池は取り出しました。つまるところ、小さなカエルのフィギュアがステムに鎮座している状態です。でもめっちゃ可愛くないですか?造型もリアルだし。ええ感じですわ。

なかなかリアルな造形で色もきれい


めっちゃかわいいwww


ちなみに中身はこんな感じ


【黒蜜】

こないだのビワイチの記事の最後にちょっと書いたんですが、黒蜜を買ってきました。エネルギーを得るにはなかなか良さそうです。この日は晩御飯をやや食べ過ぎたので、カロリー消費をしようと、深夜に甲子園口⇔三宮の往復をすることに。で、この黒蜜を持って行こうとしたのですが「カロリー消費の目的で行くのに、これ要るのか?」と思い、またジャージのポケットに入れると結構重量があるんですよね。というわけで開封はしたものの、結局使わずじまい。ちょっと味見しましたけど、思ったよりくどくなくて、エネルギー補給には良さそうですよ。今度どこかを走るときに、ツール缶の中にでも入れて持って行こうと思います。

【会社のクソチャリ】

会社の話なんですが、うちの部署にママチャリが1台あるんです。先代のママチャリがとにかく走らないクソチャリ(26インチ)で、俺は勝手に「クレイジーママ」と呼んでいたのですが、パンクしたので他部署にあげて(欲しがっていたので)、新しいものに買い替えたんです。だけど買いに行った者(クレイジーママを買った人)が大馬鹿野郎で、「前と同じの買ったで!」と、わざわざ同じモデル(の27インチ車)を買って意気揚々と帰ってきたんですね。「クレイジーママ2号」ですわ。まあ7~8千円の激安車にモデルもクソもないんですが・・・というか、なぜ7千円で自転車が作れるのか。しかもリアホイールのハブはシマノ製なので、そこだけ一点集中で金を掛けています。で、このクソチャリ、なにが悪いかって、フレームは最低限の剛性を備えているような気はしますが、そもそものジオメトリーがおかしくてホイールベースが妙に短い。だからママチャリといえど乗車姿勢が異様に直立。感覚的には真下に向かってペダルを漕いでいるような気分です。そして最悪なのがBB(ボトムブラケット)。グリースの代わりに粘土でも詰めてんのかと思うほど回転がダルい。こんなBBが生産され自転車に搭載され流通していることが信じられないくらい酷い。そしてBB周りの剛性も低く、漕いでも漕いでもどこかに力が逃げているような感じ。俺が人生において乗った自転車の中でもワーストなポンコツっぷりです。そして先日、用事があって、この我らがクソチャリで会社から帰宅したのですが、夜間走行で初めて気づきました・・・前照灯もおかしい。ライトを点灯したとき、尋常ではない重さになります。もちろんハブダイナモではなく昔ながらのタイプなので重くはなるんだろうけど、それにしたって異様な重さです。なんでやと思い確認したところ、ダイナモがリムドライブではなくタイヤドライブ!そりゃ重い!タイヤの空気をパンパンにして転がり係数を下げても点灯時は激重です。もちろん翌朝はそのチャリで通勤しました。ライトオフなので随分マシになりましたが、それでも会社までの3.5km、ずっと1~2%程度の登り坂を走行しているような感じで、会社に到着したら汗だくでした。

山空海温泉~北摂里山街道

2021年10月10日 03時47分14秒 | 自転車
少し前の話になりますが、ビワイチの翌週(9/27:有給休暇)、天気が良かったので能勢の山空海温泉に自転車で行ってきました。山空海温泉については何回か書いていますが、大阪屈指の名湯だと思います。だってわざわざ西宮から行きたくなるんだから。ここは源泉が冷泉なので、いわゆる「沸かし」なんですが、そんなこと関係なく名湯です。源泉無加温無加水無濾過かけ流しこそ至高と思っている泉質重視派の俺が言うんだから間違いありません。

さて、山空海温泉には、車でも自転車でも電車&ウォーキングでも行くことができるのですが、ダイエット中ですし、自転車も整備してもらってから2百数十キロしか走っていないので。だいたい今年は、真夏にこれから猛暑・・・と思った途端に長雨で冷夏だったくせに、9月末になっても気温が下がらず、ライドにはいい年です。坂は嫌いですが、少しくらいは登りましょうか、と相成りました。もちろん俺が登れる坂だからそこまできつくもないんですよ。

あともう一つ理由があって、ダイエット中とはいえ、自転車に乗る時だけは、炭水化物フル解禁にしているんです。で、超久しぶりにマクドナルドが食べたかったんですよね。食べるなら乗る!みたいな(笑)

さて山空海温泉に行くにはいくつかのルートがあるのですが、今回の往路は、自宅→国道171号線→川西能勢口→国道173号線→国道477号線→兵庫県道・大阪府道605号国崎野間口線→府道604号線→府道106号線のコースにしました。

一応今回のルートを貼っておきます。速度設定を間違って15km/h(信号待ちや休憩も含めて1時間に進む距離。もちろん山空海温泉の滞在時間は考慮していません)にしてしまったので6時間コースになっていますが、実際にはもっと早く終わります。なお地図をクリックすると自転車NAVITIMEのサイトに飛べる・・・と思います。


自宅を出て171号線を通り伊丹のマクドで腹ごしらえ。久々のマクドに満足しました。そこからはひたすら平坦なコースです。川西能勢口の先からは猪名川沿いに173号線の気持ちいい道を走りますが、平野のあたりから登り基調になります。一の鳥居の交差点から477号線に入り、ここからはずっと登りです(まあ173号線を進んでも登りなんですが)。光風台やときわ台といったニュータウンを抜けるところが一番しんどいです。つーか関西だとニュータウンってだいたい山を開発するので、基本的に「ニュータウン=しんどいポイント」です(笑)。その後も下りと登りを繰り返し、妙見口を越えてしばらく行くと左折して北摂里山街道に。ここは天国、ダウンヒルです。たまにアナグマなども見かける、文字通りの里山の道です。府道604号線に出てからは緩やかに川をさかのぼっていき、途中から106号線に変わってしばらくすると屋根に赤い温泉マークが書かれたボロっちい、もとい鄙びた建物が見えます。はい、山空海温泉到着です。

温泉は2時間ほど堪能したのですが、この日は女湯のお喋りが気になりました。ここは静かに入浴することが推奨されており、なんなら浴室内は一切無口でいるべきなんですが、やっぱり少しくらいの会話はあるわけです。それが許せるレベルの「少し」ならいいのですが、始終喋っている人たちがいるわけですよ。女湯とは壁を隔てているんですが、簡素な木造モルタルの建物だからか、不思議と向こうの会話が響いてくるんです。何を喋っているのかまではわからないのですが、地味にうるさい。それが延々続くもんだから、わざわざ「静かな温泉」を求めてやってきた身としては、とても腹が立つのです。窓を開けて「静かにして下さい~」と何回か叫んだのですが(笑)、聞こえていないようでお喋りが止まらない。こちらもプチ切れて窓を開け手桶で女湯の方に向かってお湯を撒き音を立てて窓を閉めたら、ようやく気付いたのか静かになりました。彼女らに悪気はないと思うんですが世の中にはTPOというものがあります。これが普通の銭湯なら全然問題ないのですが、ここは普通の銭湯ではないのでね。

こういう時の決まり文句は「喋りたいならスーパー銭湯にでも行ってろこのド素人がボケ!」ってな具合なんですが、まあこれは心の中で叫ぶにとどめましたよ、さすがに。はい。というわけで後半1時間は心底リラックスしてのんびりできました。

さて風呂を上がって時刻は15時前。ここからどうやって帰るかです。一番速いのは一庫ダム経由で173号線に入り川西能勢口まで戻って、尼崎池田線から171号線に入って西宮に戻るルート。その次に速いのは、尼崎池田線を久々知の交差点までひたすら南下したあと山手幹線を西進し西宮に戻るルート。ちょっと別のルートで、川西能勢口から176号線(バイパスではない狭い本道)を通り、宝塚大劇場などの脇を抜けて仁川競馬場の横を通って中津濱線で西宮に戻るルート。一番長いのは、一庫ダム経由で173号線に出てから、甘露寺北の交差点で折り返して西に向かい、川西三田線から北摂里山街道に入り、紫合北ノ町の交差点を右折して引き続き北摂里山街道を進み、道の駅いながわ経由でずっと西進して街道を最後まで走り、国道176号線に入って三田~宝塚~西宮へと戻るルート。これだと自宅出発~帰宅で実測93kmあるから結構長い。こないだのビワイチで走った186.55kmのちょうど半分だから、ハーフ・フルビワイチといったところです。

結局、最後の北摂里山街道を延々走って176号線で帰ってくるルートを頑張って走ることに。

このルート、甘露寺北の交差点から三田の途中までは、上り下り平坦の楽しいルートです。特に北摂里山街道区間はすごく気持ちいいですよ。ところが176号線に出て有馬川と並走する区間は単調で超つまらないです(走ってみればわかると思います)。早朝にでも走れば多少は気持ちいいかもしれませんが、夕方走ると、これほどうんざりする道はなかなかないんじゃないかと思うほどつまらないです。一見平坦に見えてずっと微妙な登りが続いているのがまた嫌になる。そこを越えてしばらくすると赤坂峠までハッキリとした登り区間でしんどい。そこから先は宝塚まで基本的に延々ダウンヒルでめちゃくちゃ楽しい。というか車と近いから怖いくらいなんですが(自転車と並走する車の方が怖いだろうね)、とにかくスピードが出てワクワク&楽チン区間です。

それはそうと、宝塚から仁川の阪神競馬場への途中だったかな、急に水色の自転車通行帯が現れたんです。「関西でもこういう道路が増えつつあるんかな、ええこっちゃ」と思ったけど、なかなかに路面が荒れていまして(苦笑)。今回のコースは総じて路面がいいんですよ。171、173、176といった3桁国道でもビワイチの長浜や高島の一部区間に比べたら快適そのもの。だけどこの自転車通行帯だけは別。どういうことやねん。ビワイチの記事でも書いたけど、道路に適当に水色のペンキ塗って「はい、ここ自転車が堂々と安心して通れますよ」としたところで、路面が悪いと意味がないんだって。自転車乗りからすれば行政が気を遣ってくれるのは本当にありがたいけれど、一方で忌憚なく言わせてもらうと「安易なお役所仕事だなぁ」とも思ってしまいました。もっとも、そこを走るのが、クッションの効いたママチャリをメインターゲットとしているのであれば、俺は何も言いませんが(苦笑)

というわけで少し暗くなってから帰宅。一番日の照っている時間帯13~15時は風呂にいたのですが、それでも日焼けが少しだけ上塗りされました。いい運動になりました。

ちょっとだけ追記しました

2021年09月30日 01時58分46秒 | 自転車
ビワイチ日記、ちょっとだけ追記しました。ほんの少しだけ読みやすくなったかも。いや、さらに読みにくくなったかも。

自転車でビワイチしました(その3)

2021年09月29日 03時11分06秒 | 自転車
【片山トンネル手前のルートがわかりにくい ~ 最初の山岳コースは超短い】

そんなこんなで気持ちが落ち込むとあらゆることに腹が立ってくるもので、平時なら自然を感じる「ヨシなどの水生植物が繁茂する止水域特有の匂い」なども単なる悪臭ですわ(投げやり)。五感の全てで感じることが脳内のネガティブフィルターを通ってストレスに変換されるのです。さすがにたまらず「奥びわスポーツの森」でストレッチを兼ねて20分ほど休憩。その後、再び走り出すも、ケツ論から言うと、この先140km地点あたりまで、ケツ痛は続きました。

でも長浜にまで来て今更引き返すのもなんだし、ゆっくりでいいから走り続けようと、ひたすら21~22km/h巡行でポタリングです。ひとまず余計なことを考えずに完走だけを目標に切り替えました。しかし明らかに27~30km/hで巡行したら気持ちいいのになぁと思える道をチンタラ走らざるを得なかったのは、なかなか辛かったですよ。

さて、そうこうしているうちに道のブルーアローが途切れたのです。右折の指示が出ているのですが、その先にブルーアローがない。困ったなぁと思っていると、クロスバイクのおじ様が「道を向こう側に渡るんだよ」と教えてくれました。おお、予習していたのにすっかり忘れていました。片山トンネルは車道ではなくトンネル内右側の歩道を通るため、トンネルに入る前にあらかじめ車道を横断しておくのでした。なんだ、それがここかよ。渡った先の歩道にはブルーアローが書いてありました(歩道の縁石に隠れて見えなかったんです)。というかこれ、最初の方のコンビニ休憩時にマドン+ボーラ(すいません、サイクリストにしかわからない言葉で)の高そうなバイクに乗った人に教えてもらってたなぁ(苦笑)

一応、図を貼っておきますね。





ちなみにこの「道を渡っておく」件については、「ビワイチサイクリングマップ」にもしっかりと書いてます。
https://www.biwako-visitors.jp/uploads/doc/pamphlet/2ad150b7613cf0c9207e35f07d8fdd47c22268d128d8e499178040bd8fe2da17.pdf

というわけで片山トンネルを抜けて、しばらくするとビワイチに2つだけ存在する山岳コースに突入です。といってもあっけないほど短いんですが(笑)。しかしこちらは体力というより精神面をやられているため、1つ目の伊香具小学校横の登りに差し掛かる前でしっかりタバコ休憩です。やっぱりガス補給はしないとね!ついでに塩も3つまみほど補給。脇を「なんでこいつ坂の入口で休憩してんねん」みたいにロード乗りたちが通り過ぎていきますが、これはもう情けないけど仕方がない。で、短い登りを終えてトンネルくぐれば、あとはしばらく下り。楽しかった(笑)

一応、ここがビワイチで2つある「湖北のしんどいセクション」の1つなんですが、俺のような登り苦手マンでも登れますから、まあ普通の人がロードやクロスで走るなら普通に登れるでしょう。最大斜度は7%らしいです。

【推奨ルートから外れてしまい、結果1.5kmのショートカット】

で、この先なんですが、俺はどうもここで道を間違えた(というか推奨コースから外れた)ようです。「飯浦」の交差点を左折して湖岸沿いに走るところ、直進して塩津バイパスに入り「藤ヶ崎トンネル」に突入したんです。で、トンネル内左側の歩道を走っていたんですが、これが感覚的に幅80cmあるかどうかという狭い道で、どう考えても歩道ではなく避難路なんですよね(爆)。「これ、誤って車道側に落ちて車来たら死ぬよな」と思いながらゆっくり走っていたのですが、直線はまだしも、途中でクランク的なところがあるんですよ。ここはさすがに走れないので止まり、冷静になって考えてみました。入ったばかりの自転車保険をこんなところで使いたくないんじゃー!で、よく見ると右側には広めの歩道があります。これね、本来やっちゃダメなんでしょうけど、車が来ないのを見計らってトンネル内を横断し、右側の歩道に行きました。いやほんと、今回のビワイチで唯一、命の危険を感じた時間帯でした。ちなみに俺は右に渡ってからも何の気なしに歩道を徐行しましたが、片山トンネル同様、ここは押し歩きなんでしょう。いずれにせよ、あとから調べたところ、藤ヶ崎トンネルを通ったことで1.5km強のショートカットをしたみたいです。

これも一応、図を貼っておきますね。





そしてしばらく走った先にあるローソン西浅井塩津浜店で休憩。恐らくここでほとんどのチャリダーが休憩を取るんじゃないかと思うくらい絶妙なところにあります。俺も昼食を兼ねてしっかり休憩です。いつぞやのコンビニで挨拶をしたトレックの2人組ともまたお会いしました。聞いたところ、どうもこの先が2つ目の登りらしい。ということでしっかり栄養補給。おにぎり2つを食べ、甘い飲み物も飲んでおきました。塩も多めに摂ったよ。なお炭水化物がエネルギーに変換されるには1~3時間掛かるので、ここでおにぎりを食べたところでこの先の坂を登るにあたってはほとんど意味がないのですが(笑)、しかし後々これが正解だったと思い知るのです。

【2つめの坂で盛大に脚が攣る ~ 湖北の素敵な道 ~ 高島地獄】

んで、再出発してしばらく経つと坂がやって来たので張り切って踏み込んだ途端、ド派手に脚攣った(笑)。辛うじてクリート外せて立ちゴケは免れたものの、屈伸などしながら攣ったり治ったりの繰り返しで3分くらい復活できず。スタートからちょこちょこ塩(というかマグネシウム)を摂取してきたつもりだけど足りなかったか・・・でまたその横をロードバイクの皆さんが抜いて行くのでした。しばらく悶え苦しんでいると、坂の下の方から子供さんを連れたお兄さんが歩いて来たので「この坂はだいぶん先まで続くんですか?」と尋ねたところ、「あの先の見えてるところが頂上ですよ。頑張ってくださいね!」とエールを頂戴しました。お礼を言って、少ししてから再出発。頂上付近で先行していたお兄さんを抜いてお礼を言うと、またしても「頑張ってくださいね!」と二度目のエールを頂きました。本当にありがたかったな。なお頂上と思ったら、実はさらに少し緩い登りが続いたので、軽く精神的ダメージを受けましたw

で、この2つ目の「湖北のしんどいポイント」を越え、その先の岩熊第2トンネルも抜けてしばらく走ると、湖岸沿いの素敵な道に出ました。このへんは湖水が透きとおっていて水遊びにもってこいなエリアです。バーベキューなどしているグループも多かったです。ケツ痛に耐えながら21~22km/hでチンタラ走っていましたが、どう考えても30km/h巡行が気持ちいいだろうなぁ、といった感じの道でしたよ。

そして高島市に入って風車街道を進み、またしても出現した振動網目補修に悩まされつつ「大津●●km」という標識も出てきたので気力を絞り出しながらも「これが高島地獄(※)かぁ・・・」とため息が出ながらも、安曇川町四津川(この地名はあとから調べた)の道沿いにあった自販機でアスパラドリンクを飲み、ボトルに気分転換でミルクティーを入れ再出発。

※ 単調な景色が延々と続く高島市内を走っているうちにいつまで経っても高島市を抜け出せないような錯覚に陥る状態のこと。

しかし!!!この後、奇跡が起きました!!!

【奇跡の回復 ~ 狂犬モード】

アスパラドリンクがスイッチになったのか、これまで摂った炭水化物がエネルギーに変わったのか、なんだかよくわかりませんが、ふとメーターを見ると巡航速度が25~26km/hになっていたんです。しかもケツ痛が軽くなっている。「ん?なんでや?」と思って何の気なしにスプロケを見たら、いつのまにかトップに入ってました。フロントアウター/リアトップ、つまり一番重いギアです。前50Tのコンパクトクランクとはいえ、ギア比は4を越えています。「あ、そうか、重いギア踏みこんでるから加重分散でサドルに掛かる体重が軽減されてケツの痛みが緩和されているのか」と基本的なことをこんなところで思い出しました。こういう大切なことは、もっと早く思い出せよ!!!

このペースが続けば、遅れていた分を少しは挽回できそうです。問題は、こんな重いギアをいつまで踏み続けられるのか、ということ。だってゴールまでは、まだ45kmもあるんですよ。しかし今はこれをやり続けるしかない。10kmごとに休憩でいいから、これで走ろう!と覚悟を決めました。俄然やる気が出てきました。

でも、なんか俺って変なんでしょうね。

白鬚神社(湖面から鳥居が立っている有名スポット)の少し手前で風車街道から交通量の多い国道に入ったんですが、そのタイミングでなぜかいきなりアドレナリンだかドーパミンだかが大量分泌されてテンションが一気にブチ上がったんです。エナジー全開噴射モードに入ってしまいました。これね、走っている本人も「あ、脳汁出たな」ってわかるんですが、それにしたって、どう考えても出るタイミングがおかしい。普通の人は車が増えてテンションが下がるはずなんですが、俺は逆だったんですよね。理由はわからないのですが、普段関西で交通量の多い道路を走っているからそっちの方に順応しているのでしょうか。それとも車と並走すると闘争本能が燃え上がるのでしょうか(笑)。なにはともあれ絶好調になったのは良いこと。

そういうわけで、これは自分を褒めてやりたいというか、むしろ純粋に驚いたのですが、ラスト45km、ずっとアウタートップ踏んでました。ずっとです。途中100mほどだけギアを2段ほど落としてみたのですが、トップの方が走りやすい。いやはや、行程中盤をずっとチンタラ走ってきたから脚に余力がありまくりだったとはいえ、どこにそんなパワーが残っていたのでしょうか。もちろん適宜タバコ&飲料休憩はしましたけど、平地はもちろん、時々出てくる緩やかな短い登りもアウタートップでダンシング。広い道も狭い道もずっとアウタートップ。おかげさまで30km/h超で最後まで巡行できました。アウタートップなのに30km/h・・・つまり低ケイデンスでグイグイ走っていたわけです。脳汁は出っぱなしだったのでサングラスの下の目は絶対にギラギラしており、舌なんかも出るわ時々唸ったり車に向かって叫んだり、もはや血に飢えて獲物を追いまくる狂犬の如し。といっても、何かを追いかけていたわけでもないんですけど、でも見えない何かを追いかけている気分(爆)。いずれにせよ傍から見たら絶対にヤバい奴であろうと自分でもわかるのですが、脳汁出てるんだから仕方ないよね。例えるなら弱虫ペダルの新開(兄)の「箱根の直線鬼」モードな顔に近かったと思いますが、俺は普段何もない時でさえ挙動不審だの目つきが悪いだの言われますから、爽やか要素は皆無だったことでしょう。ただただ危険なオッサンですwww

【ようやくゴール & まとめ】

そんなこんなで16時過ぎにフィニッシュ!無事スーパーホテルに戻れました。要した時間は11時間06分。目標は10時間(15時戻り)だったので大幅に遅れましたが、ラストの脳汁タイムが無ければ17時を過ぎていたはず。事故もなく無事完走できて良かったです。ちなみに純粋な走行時間は8時間04分ですから、休憩3時間02分。ざっくりですが平均で44分走って16分休憩(信号待ちを含みます)していたイメージでしょうか。喫煙者はほんと休憩多いな(笑)。走行距離はメーター読み186.55km。ショートカットがなければジャスト188kmといったところ。

バイクを輪行袋に入れて部屋まで持って上がる気力はなく(体力は幾らでもあったけど)、バラシて車に乗せ目隠しで毛布を掛けておきました。部屋に戻ったらとりあえずシャワーを浴びて汚れを落とす。自転車の後って、不思議と身体に脂分は付いておらず、サラサラとした水溶性の汗(の結晶)などが付着しているだけなので、石鹸とシャワーだけでさっぱりするんですよ。そのあとフロントに新しい部屋着(寝間着)を取りに行ったら(※)、スタッフの方から「お疲れ様でした、無事に帰ってこられて何よりでした」的な、いろいろとねぎらいの言葉を頂きました。その日の晩は、前日に行った台湾料理には行かずコンビニで買いこみ、ホテルからこの日も頂いたいいちこハイボールで晩酌しました。翌日はホテルの朝食バイキングを食べました。朝カレーはいいなぁ。部屋に戻って2時間ほど追い寝してチェックアウト。浜大津アーカスでお土産を買って名神高速で帰宅しました。なおダイエットでスカスカの身体に久しぶりに大量の炭水化物を放り込んだからでしょうか、体重1.5kg増えてました(苦笑)。また翌日からダイエットの日々が始まりました。

※ 1日目に使ったタオルや部屋着は、部屋のドアの外に出しておくと回収してくれて、タオルだけは新しいものを袋に入れてドアノブに掛けておいてくれます。俺のプランはペットボトルの水も入っていました。ただ部屋着だけはフロントに取りに行かなければなりません。こちらのホテルはフロントの前の棚に7種類の枕と部屋着が置いてあり、お好みで好きなものを部屋に持って行くことができます。ちなみに俺は、枕はデフォルトのものがちょうど良かったです。

というわけで、以上長々と読んでいただきありがとうございました。

今回のフルビワイチは、ケツの痛みさえなければもっと楽しかったはずなので、来年また準備をしっかりとして今度は強固なケツで再チャレンジを・・・とは思いつつ、長浜や高島の路面の悪さをもう一度体験したいかといえば明らかにNO。だったらしまなみ行くかなぁ。うーん、現時点ではなんとも言えないなぁ。

以上、なんだかほとんど文章ばっかりだったので、最後におまけでこれ載せときます。ホテルのユニットバスで撮影したこの日唯一の写真。9月下旬とはいえ思いのほか日焼けしましたw




(自分用メモ)
■ 事前にそこそこ乗ってケツをサドルに馴染ませてから本番に臨め
■ ライド前日は睡眠をしっかり取れ
■ めんどくさくてもライド前のストレッチは最低10分はしておけ
■ エナジージェル的なものを持って行っとけ(なんなら黒蜜のボトルでもいい)
■ 出発前におにぎり2個食っとけ
■ 塩は最初から多めに摂っとけ
■ しんどくなったらアスパラドリンク的なモノを飲め
■ しんどくなったらボトルの中身はカフェオレかミルクティー
■ ケツが痛くなったらギアを重くしろ

自転車でビワイチしました(その2)

2021年09月29日 02時33分48秒 | 自転車
【19日 西宮出発 ~ 前泊】

というわけで19日になりました。この日は滋賀に出発し前泊です。バイクの掃除と注油を済ませ、忘れ物が無いかチェック。そうそう、自走でも輪行でもない旅って今回が初めてだったんですが、ビンディングシューズを忘れそうになりました(笑)。だって普通にスニーカー履いて家出るじゃないですか。下駄箱開けてたまたまビンディングシューズが目の前に飛び込んできたので「あっ・・・!」と事無きを得ましたが、本当に危なかったです。フロアポンプまで積んだのに靴忘れちゃったら悲惨ですよね。普通に考えたらあり得ない話かもしれませんが、念のためお気を付けくださいwww

というわけで発射!もとい発車!

西宮から大津までは名神高速を使えば1時間ちょい。県内の姫路に行くより、兵庫~大阪~京都~滋賀と経由して大津に行く方が近い。距離にして60km。もし俺が10歳ほど若ければ調子に乗って自走するパターン(そして翌日のビワイチ本番で疲れ果てて最終日は電車で帰ってくるパターン)。

スーパーホテルに着くと、事前に聞いていた通り、駐車場の各区画に予約者の名前が貼ってあったので所定のところに停めました。1泊800円と提携駐車場(1泊500円)より割高ですが、敷地内に停められるってのはいいですね。荷物が多いので、いったん自転車以外を持ってフロントに。この時にフロントで駐車場料金(総額)を払いました。

それにしてもこのホテル、駐車場予約などで何回か電話でのやり取りをした時から感じていたのですが、スタッフさんの接客が抜群に良いのです。これまで泊まったビジネスホテル/カプセルホテルの中でもトップでしょう。親切で気が利くのに押しつけがましくなく自然体。本当に素晴らしいです。スタッフさんのレベルの高さはこのホテルの大きな美点です。大津に泊まる際は強くお勧めします。

部屋については必要十分で、決して広くはないものの自転車もちゃんと置けます。ユニットバスも広くはないけど綺麗で掃除も行き届いていました。楽天トラベルの口コミなどを読むと、このホテルに限らずですが、たまにクレームじみたことを書いている人っているじゃないですか。「自分が払った金額を考えろよ」と言いたいです。今回、俺は2泊朝食付き11,000円(1,000ポイント使ったので1万円)だったんですが、そんな料金で泊まれること自体、素晴らしいことだと思いますよ。日本は不安になるくらい人件費が安すぎるのよ。それに加えてあの接客レベルの高さ。なにも言うことはない。ちなみに今回、キャンペーンでいいちこハイボール2本とミネラルウォーター、さらに未使用歯ブラシ返却でお菓子まで頂いたんですよ。こういうささやかな親切も嬉しいやないですか。

で、チェックイン後にもう一度駐車場に戻り、バイクを輪行袋に入れました。剥き出しのまま館内への持ち込みはNGだそうです。久々に使ったからどう入れるのか思い出せず四苦八苦しました。ついでにバイクにちょっとしたトラブルがあって。あの年代(グレードがゴールドとかシルバーとか)のオルカ乗りはご存知かと思いますが、右チェーンステーに貼られている「Orca」ロゴの金属プレートが取れたんですよ。走りには全く影響ないのですが、なんか嫌だなと思って、両面テープを買いに行くことに。ただ大津駅周辺ってとにかく店が少ないんですよね。事務用品店でもないかな、と思ってフロントに聞くと「これで良ければお分けしますよ。でも強いから今度剥がそうと思ってもなかなか難しいですよ」と設備補修用の両面テープを30cmほど頂けました。え、最初からそれを期待していたって?ヤダなぁ、そんなことありませんよ。そしてこれが幅も接着力もバッチリで完全復旧。スタッフさんの好感度ますます上がりまくりです。

とあれこれしているうちに18時。夕食の時間です。ライド前日ですから炭水化物とビタミンBを取らなければと思ったものの、緊急事態宣言なので近隣の飲食店がほとんど開いていないのです。酒は要らんから店くらいは開けといてくれよ。滋賀県の人たちは真面目だ。結局、某台湾料理店で台湾炒飯なるものと肉野菜炒め的なものを食べました。でも足りなかったのでコンビニでミミガーやベーコンやらなんやら買ってホテルの部屋で頂いたいいちこハイボールなどで晩酌。2ヶ月ぶりくらいに酒飲んだかなぁ。

そしてアルコールも入っていい感じになったので入浴後は爆睡・・・のはずなんですが、これがまったく眠れないのでした。遠足前のワクワク感なのか、とにかく眠れない。結局横になってしばらく目を瞑ってはまた起きてタバコ吸ってテレビ観て、の繰り返し。実質2時間半しか眠れませんでした。大丈夫なんでしょうか。

【20日 ビワイチスタート】

なのに朝はしっかり4時過ぎに起床。やっぱり遠足モードなんだな。すね毛剃ってシャワー浴びて準備を。予想最低気温が20℃超だったのでウィンドブレーカーなどは持ってこなかったけど全然正解。念のために持って来たサドルバッグは使わないことにしたので(というかサドルバッグ着けたらダサいですよね)、ボトルケージにツールボトルとドリンクボトルを1本ずつ。今回のコース、コンビニはともかく自販機がどれくらいあるかわからなかったのですが、真夏でもないしドリンクボトル1本でなんとかなるだろうと、最小限の装備になりました。その分、ジャージのポケットにはいろいろ入れましたよ。補給食(1本満足バー的なもの)やら天然塩やらクエン酸やらミニサイズの性感もとい制汗スプレーやらビワイチマップやら自作メモやらなにやらなにやら・・・というわけで5時過ぎにビワイチスタートです。

さすがにこの時間帯は車の交通量が少なく大津市内も安全・快適に走ることができました。走って気が付いたのですが、ほとんどの場所で低速コース(歩道)と上級コース(車道)が並行しており、ロードバイクなどは当然ながら高速コースを走ったほうが走りやすいです。というか低速コースは歩道ゆえ常になだらかなアップダウンがあるので、20km/h以上で巡行できるならクロスバイクだろうがママチャリだろうが高速コースを走ったほうが快適だと思います。また路面には水色の矢羽根(いわゆるブルーライン的な)が、途切れ途切れだけどコース全体にペイントされていますので、基本的にそれをトレースすれば湖を一周できます。もっとも、後でわかったけど湖北の1~2ヶ所だけ途切れていましたし、それを抜きにしても事前に地図作成ソフトやGoogleMapなどで充分に道のりを予習しておいた方が良いでしょう。

そうこうしているうちに「瀬戸の唐橋」にあるビワイチの起終点を通過。橋を渡ると湖東をひたすら北上します。大津から40kmくらいまでは快適そのものでとても気持ちよい道が続きます。まあ人によっては単調とも言うかもしれませんね。気合いの入ったクロスバイク兄ちゃんに抜かれたりしつつ、28~30km/hくらいで巡行し、途中のコンビニで朝ごはんにサラダ巻きなども食べつつ「もう5分の1を越えたか。楽勝ちゃうんけ」などと思っておりました。そういやコンビニで思い出しましたが、湖東のコンビニはサイクルラックを設置しているところが結構あり、また店員さんもサイクリストに親切でしたよ。というか対サイクリスト関係なく、誰にでも親切でした。

が、世の中なかなか上手くいかないもので。

【ケツに異変が出た & ビワイチの路面の悪さに対する愚痴】

急に、ホント急にケツが痛みのあまり悲鳴を上げだしたのです。もちろんアヌスではなく座骨ですよ。「やっぱりメガパッドを買っておくべきだったか・・・」と思っても後の祭り。嫌な感じもしたのですが、とりあえず行けるところまで行こうと。だいたいケツ対策でタイヤの空気圧を6.7barまで落としているのにさ、なんだよ、もっと下げたほうが良かったのかよ。いやいやこれはやはりブランクのせいだろうな、などと思いつつ、次のコンビニでフェイスタオルを買ってパッド代わりにレーパンの中に詰めました。

だけどあんまり効果が無いんですよねぇ。実際にタオルを詰めて走ってみるとわかりますが、つくづくパッドって考え抜かれた形状と素材で考え抜かれた位置に縫い付けられているんだと理解しましたよ。そもそもケツ痛ってパッド云々だけじゃないから、いくらタオルを詰めてもダメなんですよ。極端な話、ケツにサドルを合わせるというよりサドルにケツを合わせろと言うと暴論でしょうか。でもぶっちゃけそういう部分もあるんですよね。とにもかくにも、なんかもうスタート50km時点で罰ゲームのような様相を呈してきました。

そして北上するにつれ路面が悪くなっていくわけですよ。ビワイチは路面があまり良くないと聞いてはいたんですが、阪神間の上品な路面と違い、市街地の幹線道路から外れた琵琶湖畔の道は「中国の会社が施工したんか?」と思ってしまうほどの、なかなかの酷さです。もちろんケツの調子が万全ならそこまで振動を感じることもなかったのかもしれないけど、こちとら座っても痛いわ持ち上げた瞬間も痛むわのケツ地獄。長浜に入るとひび割れを補修材で修復した網目状の道が続くのですが、この荒れた路面の振動がボディーブローならぬヒップブローの如く延々と座骨をイヂメるのであります。湖東の道は県道331号線、愛称は「さざなみ街道」でございますが、ケツ痛がさざ波の如く続くのであります。「もう堪忍して~」と叫ぶ気力すら失うのであります。我が愛車・銀鯱ちゃんは履いているホイールもタイヤ(ヴィットリア・オープンコルサ)も決して乗り心地の悪いものではないはずなのですが、元民主党衆議院議員にして現滋賀県知事の三日月大造に対しさざ波のように殺意が湧き続けるほど路面からの振動が酷い。いやこれは確実に、ケツの調子を差し引いても、お世辞にも良い道とは言えません。試しに低速コースを走ってみたら、なおさらケツに厳しいハードモードです。ドマゾなら嬉しいのかもしれませんが、俺はどっちかというとSですぜ。

俺は思ったんですけど、確かにビワイチは湖北の一部を除き平坦基調で、単調ながらも景色は悪くなく、理屈の上では初心者にも走りやすいんですよ。万が一の時にもコースの外周を琵琶湖線と湖西線が走っているからJRに比較的簡単にエスケープできます(輪行バッグが必要とはいえ)。だけど、路面状況は、お世辞にも良いとは言えないと思いました。関西のサイクリスト的には、しまなみ海道とアワイチ(淡路島一周)、そしてこのビワイチが3大人気コースだと思うんですが(小豆島一周略してマメイチというのもありますが、個人的にはパス。理由はアップダウンが多いからw)、他の2つに比べてビワイチの路面の悪さはちょっと・・・と思ってしまった。特に長浜と高島の一部区間の路面の悪さは覚悟しておいた方がいいでしょう。まあこれもケツが万全ならバッチコイだったのかもしれないけど、それでも果たして本当に初心者向けと言えるんだろうか。まあ最近のロードバイクは25Cのタイヤが標準になったから、オルカちゃんに履かせている23Cよりは多少なりとも乗り心地は良いんでしょうけど、それにしてもです。路面の悪さ、これはビワイチの最大の欠点です。もちろんブルーラインやブルーアローがあるだけで車は避けてくれるし安全・安心さは大いに増します。それは本当にありがたいことなのです。しかし道に青いペンキを塗るだけじゃ快適な自転車コースにはならない。自転車道の整備というものはそうそう簡単なものじゃない。つくづくそう思いました。

というわけで、もう何を書いても愚痴にしかならない。ケツさえ、そう、ケツさえ痛くなければ絶対に違う感想のはず。だからこれからビワイチに挑戦しようと思っている人はこれを読んでもあまり参考にしないでください(散々文句書いといてそれかよ)。ついでに滋賀県の皆さんごめんなさい。

自転車でビワイチしました(その1)

2021年09月29日 00時27分46秒 | 自転車
9月19日~21日、自転車での琵琶湖一周、いわゆるビワイチに行ってきましたのでレポします。というか感想です。このブログのことをご存知の方には言うまでもないですが、例によって脱線しまくりなので、ビワイチそのものに興味がある方は(その2)から読んでいただければと思います。

【ビワイチをすることになった経緯】

ビワイチチャレンジに至った経緯を書くと長くなるのですが、以下のような感じ。

① 7月から始めたダイエットのおかげで、81.9kgあった体重が72kgまで落ちた結果、サイクルジャージを着てもそれほどデブには見えなくなった。
② まだ夏休みを取ってなかったので、シルバーウィークに夏休み(という名の有給休暇)を合わせ技で取ることに。だから何もしないのはもったいないな、と思った。
③ 淡路島一周(アワイチ)はクロスバイクを買ったときに走り(坂は歩いて押したけど)、しまなみ海道もロードで走破したので、あとはビワイチだけが残っていた。自分もそろそろ若くはないので、体力あるうちにビワイチを経験しておこうと思っていた。
④ 愛機(オルベア・オルカ・シルバー)も、たまにはまとまって走らせないと可哀想だと思った。

なんだかんだで俺の銀鯱ちゃんは、こだわりの詰まった自慢の子なんです。納品が遅れに遅れたけど、届いたのはまさかのオルベア本国生産フレーム(Made in Spain)。コンポはたった500km走って廃車になったピナレロ・クアトロからの105フル移殖で、ホイール、BBだけデュラ。ホイールもデュラの軽いモデル(WH-9000-24-CL)だから、驚くべきことに、105で組んでいるのに実測7.5kg(ペダル重量を含まない)しかないんです。もちろん実用性と剛性重視でステムもハンドルもサドルのレールも金属製です。まあエアロロードなんでシートポストがカーボンの専用品ですが、それとフレームを除けばカーボンパーツは使っていません。どこのメーカーのHPを見て頂いてもわかりますが、コンポが105で完成車重量7.5kgのバイクって普通ないですよ。言い換えればこのフレームなら車格的にも本来アルテグラで組むべきものなんですよね(オルカ・ゴールドならデュラ)。それと5700シリーズの105は今と違ってチェーンホイールが昔ながらのカッコいいデザインなんです。ブレーキキャリパーだけは貧相な感じしますけど。

余談ですが、105しか使ったことのない俺が言っても説得力ゼロですが、ロングライドなら105で充分です。アルテは見栄の部分込み、デュラになると見栄+軽量化+カネです(維持費も高いからね)。105のフルセットとアルテのフルセットって、総重量200g弱の差しかない。これがデュラになると500g近く軽くなります。またデュラは完全プロ仕様なだけあって、信頼性や性能もまったく違うとは思います。なお手動変速いわゆる紐と電動の違いは快適性(便利さ)の違いだけで、車でいうとマニュアルとセミオートマの違いといいますか、紐の方がよりマシンをダイレクトに操作している楽しさがあると思います。レースとなると、これはまた別の話になってきますが。

というわけで、最初から話が思いっきり脱線しましたが、とにもかくにもビワイチにチャレンジとなりました。距離は琵琶湖大橋を境に北湖一周が150km程度で、南湖一周が50km程度。北湖一周をビワイチと言うこともあるらしいので、それと区別するため全湖一周はフルビワイチと呼ぶらしい。この場合、琵琶湖大橋は通らず、距離はだいたい190km程度らしい。個人的には、北湖一周をビワイチと呼んでしまうのは、半ば詐欺だと思っています。だって淡路島なら150km走ってこそアワイチであって、短縮100kmコースを決してアワイチとは呼ばないもの。北湖一周を1日で回るより、フルビワイチを2日で回る方がよっぽどビワイチだと思うのです。まあそれはともかく、自分的には堂々と「ビワイチを走った」と言いたいので、やるからにはやっぱりフルビワイチだよなぁ。190kmは以前2回ほど走った「自宅~岡山~玉野のフェリー乗場」と同じ距離だし、琵琶湖は坂道も少ないからなんとかなるかも、と相成りました。

【準備 & 2つの懸念】

ただ問題が2つあり、1つは台風が来ていたこと。もう1つは、ここ1年半以上ロードバイクに乗っていなかったこと。

懸念1つ目の台風ですが、天気予報アプリを見ながら「まあ大丈夫だろう」と、当初は18~20日で宿を予約していました。だけど台風の進行速度が遅いので、大事を取って1日ずらし、19~21日で取り直しました。雨が上がっていても路面が濡れていると怖いですからね。19日に前泊、20日に走り、戻ってからもう1泊し、翌21日に西宮に帰るスケジュールです。

宿は「スーパーホテル大津駅前」にしました。昨年に妹と共同で日産JUKEの中古車を買ったので(この辺のいきさつは長くなるので割愛)、荷物も多いことだし、輪行ではなく車で行くことにしたのですが(JUKEのラゲッジは狭いが前後ホイールを外せばロードは積める)、この車は中途半端に背が高く全高1,565mmなので、よくある1,550mmの立駐はギリアウトなんですよ。だから敷地内に「平面」駐車場があるスーパーホテルはBESTでした。また、スーパーホテルは部屋の鍵が暗証番号入力のため、ホテルを出るときにフロントに鍵を預ける必要がありません。早朝出発を予定していたので、これも都合が良かった。

そもそもビワイチを1日で済ませる場合、どこを起点とするかってのは意外と重要なんです。南湖沿岸は交通量が多いらしいので、琵琶湖大橋の西端にある堅田あたりに宿を取り、南湖すべてを早朝に片付けてしまうのが良いと思いました(湖を回る時は反時計回りが基本。逆に島一周は時計回りが基本。そのほうが水の近くを走るため景色がいい)。でも安価なビジネスホテルは大津に多い。彦根や長浜にも少なくないとは思うんですが、大津発だと、だいたい行程の真ん中あたりに湖北の山岳部が来るので、メリハリとしてはちょうどいいのではないかと思いました。それに西宮から一番近い。

次に懸念2つ目の「ロードバイクに1年半以上乗っていなかったこと」ですが、こちらはなんというか、体力面以外にもあれこれ出てきて、想定外に出費がかさみましたよ。まずサングラス(zerorh+のエンジェルフィッシュ)の調光レンズが完全に劣化していたので、もはやサングラスではなく黄ばんだ眼鏡になっていた。レンズだけ交換しようと思ったけど、エンジェルフィッシュってもう出回っていない?のかな、交換レンズは売っていたけど、結局、別のものに買い替えました。同じくzerorh+のステルス(レンズはグレー調光)です。一度zerorh+のサングラスを使うと、あまりの掛け心地の良さに他ブランドのモノは使えなくなるのが困ったところ。そしてリアライトが電池の液漏れを起こしていたので(苦笑)これも買い替えた。キャットアイの「ラピッドミニ」と「アンプ500」のお買い得セット品。ボルト300が現役で稼働しているのでアンプ500はべつにいらなかったんだけど、まあ予備として持っておいても損はないだろうと。そして痩せたとはいえジャージがパツパツだったので、ゆとりのあるものを新たに購入した。猫好きの俺にピッタリのデザインの物がありました。ついでにビワイチサイクリングマップも貰ってきた。

で、ショップでバイクを点検・整備していただいた後、ぶっつけ本番は怖いから、決行1週間前に脚慣らしとして40kmほど走ってみた・・・のですがとにかくケツが痛い!ブランクが長すぎたのかダイエットでケツが痩せていたのか、完全にケツがサドルに馴染んでいません。座骨が壊れるかと思いました。これはいかん!ということで、急遽パッド極厚でロングライドに向いていると噂のパールイズミのレーパン「3D MEGA」を買いに行ったのですが・・・売っておらず(というか歳取ってくると金で解決しようという発想になるのが我ながら嫌だよね)。仕方なく店員お勧めの「3D NEO PLUS」にしました。でもこれは失敗だったと後々思いました(苦笑)。さらに指切りグローブもかなりボロボロになっていたので、ブルべ用の極厚パッド搭載「INTRO STINGER4」を購入。これはなかなかの優れモノらしいのですが、デザインはダサいです。ベルクロ部分にブランドポリシー(?)である「THE POWER OF MASTERPIECE」のロゴが入っているのですが、これがダサいのです。理念は良いのですが、こういう文言を大々的にデザインに取り入れると、ホームセンターや作業着屋で売っている作業用手袋にしか見えないんですよ。日本の会社は下手に英語を使うからダサくなる、という典型的な見本なんですが、しかし機能的にはとても良さそうだったので買ったw

あとついでに、ワコールの5本指ソックスも買いました。べつにユニクロのソックスでも良かったのですが、なんとなく「ちゃんとしたスポーツ用の靴下も1足あったほうがいいな」と思って。2,530円もした。女性なら靴下やタイツにそれ以上のお金を払うこともあるでしょうけど、男が靴下に2千5百円出すってこんな時くらいしかないので妙に緊張したw

参考
【ジャージ】 7ITA & GSG 7ITA Miagolare Jersey White
https://7bicycle-shop.com/?pid=159036870
【レーパン】 パールイズミ コールド シェイド レーサー パンツ
https://www.pearlizumi.co.jp/detail/62165?ys=2021ss
【グローブ】 イントロ スティンガーシリーズ
https://craftmans-wharf.com/products.html#stinger
【ライト】 キャットアイ AMPP500+RAPIDminiセット
https://www.cateye.com/jp/products/headlights/HL-EL085RC/
【ソックス】 ワコール CW-X 5本指ソックス(ユニセックス)
https://store.wacoal.jp/disp/01_BCR610.html?dwvar_01__BCR610_BCR610_ColorType=KA&cgid=001400250600

※ zerorh+ のステルスは適当なサイトが無かったので割愛

サイクルセンターサンワさん、Rideworksさん、Y's Road神戸さん、Y's Road大阪ウェア館さん、CW-Xコンディショニングストア三宮さん、大変お世話になりました。

ちなみにこれらのモノについて、先に感想を書いておくと、ジャージはデザインも通気性も大満足。店頭在庫が2Lしかなかったのですが、かといって大きすぎることもなく、ゆったり目で楽ちんでした。丈は若干長いかもしれませんが、みっともないほどではありません。惜しむらくはバックポケットに1つもファスナーが付いていないので、手芸店でアイロン接着のマジックテープを買って、センターポケットに付けました。実際問題、転倒でもしない限りポケットからモノが飛び出ることなんてないのですが、スマホとか現金とかカード入れるから、なんらかのストッパーがあったほうが精神的に落ち着きます。レーパンは後述の通りちょっといろいろあったんですが、品質自体はパールイズミだから全く間違いないです。グローブも極厚パッドではあるものの、ハンドル操作が緩慢になったりすることはなかった。リアライトもラピッドミニで十分だった(と思いますが、こればっかりは自分ではよくわからないです)。ワコールのソックスは自転車に使うならもう少しクッション性に優れた方が良いかもしれないけど、これも特に不満はありませんでした。ステルスは、もう少し視界がクリアであれば満点なんですが、朝の日が昇る前の暗い時間帯に掛けても違和感なく走れたし、やっぱりこのフィット感と掛けていない感は素晴らしい。例えるなら絆創膏のケアリーブ並みに装着感が無い。

というわけで、これらの購入に計6万円以上も費やしたため(爆)、当初予定していたサイコンの買い替えは断念。現在はキャットアイの「ストラーダ ワイヤレス」を使っているんですが、もう最近老眼だから(仕事中はずっとリーディンググラスを掛けてます)、表示の大きなものがいいな、と思って。ケイデンスとか心拍は測定不要だから、キャットアイの「パドローネ プラス」が欲しかったんですよね。液晶デカいしナイトモードも付いてるし。まあこれは来年に持ち越しです。

キャットアイ パドローネ+
https://www.cateye.com/jp/products/computers/CC-PA110W/

あ、そうそう、自転車保険にも加入したんですよ。「今更かよ!」とツッコまれそうですが、はい、今更です。我が兵庫県は全国に先駆けて2015年10月に自転車保険加入義務化しましたからね(罰則がないとはいえ、俺は義務化には反対だったんですが)。以来、義務化された地域は増えたわけですが、特に大阪府、京都府、岡山市、愛媛県、大分県、そして今回行く滋賀県など、俺が自転車で走りそうなエリアも軒並み義務化されています。いい加減加入せんといかんなぁ、と前々から思っていたんですが、今回は見知らぬ地のロングライドなので何が起きるかわからん、ということで観念して入りました。au損保の自転車向け保険「Bycle」のシルバーコースです。月590円で個人賠償保険3億円と充実の補償。まあ自分が死んでも400万円しか出ないけど(ヘルメット装着時はプラス100万円)、入院一時金や入院保険金、手術保険金も出るし、無料自転車ロードサービスも付いている。これはなかなかおススメですよ・・・他の自転車保険はよく知りませんが。

au損保 自転車向け保険「Bycle」 金額と保険料
https://www.au-sonpo.co.jp/pc/bycle/premium.html

というわけで、準備は完了。というか、ここまでが長いね。愛車の話と買い物&製品レポで文字数の8割くらい占めてるんじゃねーのか。っていつものことですので気にしないでください。

まさかの

2020年06月26日 23時36分51秒 | 雑感
こないだのブログに書いた会社の女後輩飲み友達。先日仕事でめちゃくちゃ世話になったので、今日はなんでも食わしたる!と言ったら「鳥刺しが食べたい!」とのことで、福原の鳥刺しの名店・こっこ家さんで接待(笑)

ところが後輩が異様に酔いすぎてかなりヤバタンなので、実家の姫路まで送ることに。俺は紳士やからな!w

後輩は新快速の車内で吐き気催して俺がたまたま持っていたビニールに盛大に吐いたあと現在爆睡中。

姫路着いたら、俺もう帰りの電車ないがな。後輩を自宅のお母様の元まで届けたらビジホで一泊せざるを得ないわ( ;∀;)

愚痴

2020年05月10日 23時38分33秒 | 雑感
今日、姪っ子が家でPUMAのTシャツを着ていたんですよ。鮮やかな水色で、黄色のロゴ。なんかカッコ良かったんで「カッコええなぁ。おいたんは〇〇〇(姪っ子の名前)の歳の頃にはブランド物のTシャツなんて着たことなかったで。あんたのお母さんも贅沢やな。見てみぃ、おいたんのこのTシャツなんて390円やで」と言ったら「え、違うよ!このシャツおいたんが買ってくれたんだよ!」「はぁ!?知らんでそんなん」「3年くらい前に、セールだったって買ってきてくれたけど、もったいないから置いてたの。身長伸びたけど横幅あんまり変わんないから着れるの。似合うでしょ」「お、おう・・・」「バカみたいwww」という会話が交わされるくらい記憶力の悪いRodoriguezですこんばんは。

さて、寝る前にひとつ愚痴を。

晩御飯を食べていたら、19時あたりから自宅の電話に、0120で始まるフリーダイヤルから何度も電話が掛かってきたんですよ。ずっと放置していたのですが、業を煮やして家人が出まして。そしたら「息子さんか娘さんに変わってくれ」と言われたらしく、俺が出る羽目に。どうせ営業だと思ったんですが、光回線がどうたらとか言ってきて。うちの電話ってそもそもどんな契約になっているのかよくわからないんですが(NTTと直契約なのか他の会社との契約なのか)、なんか安くなる方法があるので伝えたいとかそれらしいことを言ってくるわけですよ。でもなにを言っているのかさっぱりわからないんですよ、説明がヘタクソすぎて(苦笑)

だから「御社とうちの間で、今、なんらかの契約ってしてましたっけ?」と聞くと、無いと言うわけです。「じゃあ営業ですね?」「はい」。相手は若いお兄ちゃんで、多分リストを渡されて片っ端から掛けろと言われているんでしょうけど、本当に、本当にもうびっくりするくらい説明がヘタクソで、なにが言いたいのかわからないんですよ。電話に慣れるのが今日の仕事なのかよ、ってくらい、もうダメダメなんです。

「うちは電話料金のことで今のところ困っていないのでセールスは結構です。それよりも、あなたの話の趣旨がさっぱり伝わってこないから僕はイラ立ってるんよ。説明があまりにも下手すぎる。下手にも程がある。これまでいろんなセールスの電話に出たけど、君よりしつこい人は幾らでもいたけど、でも君ほどヘタクソな人は知らん。もっと自分の仕事の内容を理解すべきや。もう掛けてくんな」と電話を切りました。

妹が「あんたなぁ、その子、この仕事で初めての電話かもしれんやん。気の弱い変な子も多いのに、自殺でもしたらどないすんねんな」と言うから「なら死んでしまえ。まだ若いのに、もっと地に足着いた仕事せぇ」と言ってやりました。

俺は一部を除いて仕事に貴賤なんてないと思っています。あの営業のお兄ちゃんがどんな子なのかも一切知りません。しかし、たとえ彼が学生さんで、コロナで今までやっていたアルバイトの首を切られて、新たにこんなバイトを始めたということであったとしても、その他想定される様々なことを踏まえた上でも、顧客でもない個人宅に日曜の夜8時に営業の電話を掛けてくる仕事や会社がまともなわけないやろが。

銭湯

2020年05月10日 18時54分15秒 | 温泉/温泉銭湯/銭湯/スーパー銭湯
神戸から帰る電車の中です。窓が開いていてとても気持ちがいい。コロナとか関係なしに、例年この季節はこうしたら良いのに。

今日は、何ヶ月ぶりだろう、銭湯に行きました。身体がバッキバキでめちゃくちゃしんどかったんです。これはちょっと、月曜日から仕事にならんな、と思うくらい。

やっぱり天然温泉はいいですね。入浴は1時間以内と案内があったので、45分ほどの滞在でしたが、露天風呂&源泉&電気風呂で、だいぶん疲れが取れ、全身の毛穴もきれいになりました。

銭湯もカランを1つ飛ばしにするなど、いろいろ工夫されていますが、客は減っていると思います。零細経営の多い業界なので、なんとか持ちこたえてほしいなと思います。

桜しぶとく

2020年05月03日 17時08分26秒 | 雑感
たぶんこの写真ではわからないと思うけど、甲子園口駅の桜、ほんのわずかだけど、まだ花が残ってます。

ずいぶん早く咲き始めて、そして今日は5月3日なんやけどな。

珍しい年もあるものです。

現在、神戸のドラッグストアまで買い出しに行って帰りの電車の中。暖かいし、せっかくなんで窓半開にしてます。

さて、近年なかなか行けていないとはいえ、本来なら今頃は黒鷲旗の真っ最中。中止は寂しいけど、まあ今年は地味に過ごしましょう。

なお、俺は不要不急の外出自粛には極力協力していますが、理屈さえわかっていれば、ほどほどに出歩くのは問題ないと思っていますし、親父にも姪っ子にも人混みを避けた散歩などはむしろ勧めています。

やっぱり、太陽の光と自然の風は、適度に浴びないとダメですよ。

そういや金曜日、3ヶ月ぶりに外飲みしました。

仕事帰りに後輩と駅まで歩いていたんですが、「こないだロドさんが言ってたお店ってこの辺でしたっけ?」と言うから、呑みたいんやろうなぁと察して、「この筋300メートルほど入ったところやけど・・・行く?」と聞いたら「行きます!」と目を輝かしたので、「じゃあ混んでなかったら入ろうか」となりまして。

混んでなくてよかった(笑)

こうやって誘ってくれる酒好きの女性はありがたい限りですよ。いや、男でも構いませんけどw

生中1杯ずつ飲んで「なにします?」「日本酒かなぁ」「わたし今めっちゃ熱燗気分なんですよね」というわけで、二人で熱燗計6合飲んで、きれいにストレス抜けましたわ。

アホみたいに唾飛び散らかせて喋りまくりのスパークしまくりじゃなければ、ええんですよ。

理屈もわからず必要以上に「正義の味方・自粛強制マン」になっている人が聞いたら激怒しそうですが、混んでいない飲食店で飯を食うのは悪でも間違いでもないです。そんなのに怒るくらいならスーパーやコンビニにわざわざ2人で来るバカップルや馬鹿夫婦を叱りなさいよ。

変な勘違いで誤った正論振りかざされるくらいなら「性技の見方・二発強制マン」とかのほうがよっぽど人としてマシです。まあさすがに今はイカないほうが良いですけど・・・というかその手の店舗は現在ほとんど営業していないと思いますが。

最後に今更だけど、三密のことを習近平ならぬ集近閉と置き変えた人、つくづく天才だと思う。

慣れない路線は

2020年03月05日 21時39分40秒 | 日記
仕事帰り、つかしんのアクアショップに行くために、JR西宮駅から尼崎駅へ。尼崎駅で福知山線に乗り換え猪名寺駅を目指すものの、間違えて快速に乗ってしまい伊丹駅着。折り返して猪名寺駅着。

用事を済ませて猪名寺駅から尼崎駅へ。そこで神戸線の普通電車に乗ったつもりが、なんと対面の福知山線の普通電車だったという間抜けっぷり。塚口駅で降りてバックして尼崎駅に戻り、今度こそ西明石駅行きの普通電車に乗り込み、現在帰宅中でございます。

なんなんこのマヌケ苦行w

そもそも俺みたいな都会人は、福知山線のような田舎路線やと迷うねん!向いてないねん!似合わんねん!

とかなんとか言うとりますが。

なんでアクアショップに行ったかは、またそのうち書きますね。

思い出しファイナル日記

2020年02月24日 13時56分20秒 | JTマーヴェラス
もうこれだけ日が経つと日記ですらないですよね。備忘録というか、単なる記録です。記録のくせにバレーの話に入るまでやたら長いし、バレーの話は短いというね(笑)

25日(土)の20時過ぎに「上尾に勝ちましたよ、明日のファイナル、いかがです?」ってメールが来ました(見たのは21時前)。ええ、今年一番焦りましたよ。この日、上尾に勝ったのは知ってた。ちゃんとチェックしてた。ただ、今週はセミファイナルでファイナルは翌週だと思ってたんですよ。我ながらビックリなんだけど、いやほんと、この適当さマジヤバいんですけど(笑)。だって連戦って知ってたら、さすがに今回は土曜日から参戦するもの。いや~、何見て勘違いしていたんだろう。ここ何年もろくに参戦してないから弛みきってますな。しかしよくぞ連絡をくれたものだ。

というわけで、一気に酔いが醒めて(といっても飲んでいたのはビール500mLだけですが)、そこからリサーチ&プランニング(バタバタしていただけ)。

試合開始って何時からやねん、17時10分?遅すぎやろボケ!じゃあ出発は明日でええか。でも新幹線は高いから昼バスやな。でも昼バスで大阪7時に出て新宿16:15着で体育館行って応援して速攻で新幹線で帰るとか地獄やろ。ってことは夜移動やな。サンライズのノビノビは・・・売り切れか、じゃあバスやな、新宿着で空席のあるJRの3列バスは・・・あるやん、あ、でもパスワード忘れたから予約できへんやんけ、もうええわ、バスセンターで直接予約したろ、あ、そうや、金や!財布の中8千円しかないわ、21時過ぎてるからコンビニATMで下ろされへんわ(BankCardってのはそういうカードなんです)、家の者に借りるか・・・

などとひとしきりバタバタしたあと、とりあえずシャワーを浴びて落ち着く。ほら、水牛を水に入れると落ち着くように。

で、そこから荷造りなんですが、ちょうどいいサイズのリュックを、タイミング悪く先週捨ててしまったのでした(各所がゴム焼けしていたもので)。ひとまず正月に買ったショルダーバッグで乗り切ることに。

高速バスだから嵩張る上着は避けよう、寝るのでジャージ上下が要るな、荷物減らすためにトップスはヒートテック1枚でいいや、あ、メガホン忘れるとこやった、うわ、メガホン入れたらカバンのファスナー締まらへんやん!とか、明日クリーニング取りに行かんとあかんのやった!とか、気がついたら22時過ぎたのでひとまず出発!

大阪駅ではダメ元でサンライズのノビノビの空席を再確認したけど、やっぱり満席。さらに滋賀で人身のため東京到着が遅れる模様とのことでした。冷静に考えると、料金同じで寝台列車に乗れる時間が増えるってお得やん、と思いつつも、今日は個室取る金はないので却下。

次いでバスセンターに。もちろん席は空いてましたよ。グラン中央ドリームというやつです。初めて乗るなぁ。てか夜行バス自体、長いこと乗ってないわ。列によって値段が1,000円以上違うようで、安い中央列を選択。

乗ってからわかったんだけど、中央列でも網棚は普通に使えるし、窓際じゃないから寒くもなかった(景色は見えなかったけど)。ちなみに、このバスって、下の図のような座席配置になってまして(黄色がカーテン)。ですから、左列と右列は、個室感はあるけど壁とカーテンにぴったり囲まれている感じ。中央は左通路の幅の分だけカーテン間の距離が広く、閉塞感がないんです(なお、どの列も席の前後にはカーテン無し)。



俺はバスの座席にゆとりは求めますけど、個室感ってのは特に要らないです。というのも、高速バスやサンライズのノビノビ、フェリーの二等寝台ってのは「全員公平にプライバシーが無いから逆に問題なし」って思ってまして(笑)。そりゃ女性とかは嫌だろうけど、俺なんてどこでも寝られるから、カーテンもパーテーションも特に要らないんですよ。

ちなみにグランドリームのシートは、まあ合格点かと。足元はもう少し広いとありがたいし、シート幅も広いとは言えないけど(特にボトルホルダーが太ももに干渉して邪魔!)、一応ちゃんと寝られますよ。各席にはコンセントと毛布があるし、使い捨てのスリッパもあるし、いいんじゃないでしょうか。一番の美点は、(少なくとも俺が乗った車両は)室内のガタピシ音が皆無だったこと。素晴らしい。

そうそう、朝に立ち寄った談合坂サービスエリアでは雪景色が拝めました。きれいだったなぁ。

で、バスは15分ほど早めにバスタ新宿に到着。前回、高速バスで新宿に降りた時は、まだバスタはなかったから、なんか迷っちゃいましたよ。そっから歌舞伎町に行き、SKC(新宿区役所前カプセルホテル)にて15時まで休憩です。てか、寒っ!今回は中綿のないアウターなので超寒い。SKC行く前になんか温かいものでも食べよう・・・とウロウロしていたのですが、これといった店はなく、無難に松屋へ。この時間、客の顔がみんな死んでんなぁ。とりあえず牛めしと豚汁のセットを頂きました。

それにしても、歌舞伎町も中国語の案内が増えたなぁ、もう最初から日本人客を当てにしていない店(メニューが中国語&英語のフグ屋とか)もあったりして、まあ相変わらずカオスな街ですこと。カオスといえば、1年ほど前でしたか、JR大阪駅の前にドラゴンボールの迷路と木下大サーカスのテントがありましたけど、あれもなかなか梅田らしいカオスっぷりだった。梅田はこれからさらに再開発が進み、ますますカオスになるよ。

話を戻して、超久しぶりのSKC。フロントのインド?人のお姉さんも健在。変わってないなぁ。まあ内装などはちょこちょこ手が加えられていて、外国人観光客対応で大きなスーツケースを置ける棚があったり、レストランがきれいになっていたり。昼利用は8~15時。1時間500円ですが最大3,000円。今回は9時40分頃に入りましたので、15時までなら5時間20分 → 繰り上げ6時間相当でMAXの3,000円です。とりあえず風呂に入ってさっぱりしたあと、速攻で寝ようかと思ったんですが、スマホの充電コード(のコンセント部分)を忘れていたので、コイン式の充電器で1時間半ほどかけてチャージ。その間テレビなど観つつ、結局寝たのは2時間ほどでしたかね。

チェックアウト後は金券ショップで帰路の新幹線チケットを買ってから原宿駅へ。昼ご飯を食べていなかったのでファミマでファミチキとおにぎり、試合用のポカリなどを購入。体育館に向かう際、動物デモをやっていたので、ファミチキを食いながら一緒に行進しようかと思ったけど、さすがにやめといたw

ところで、後からデモ参加者のツイートを見ていたら、「幾ら『動物のために』とコールしても全然伝わらない。デモ隊と沿道の人のあいだにはアクリル板みたいな透明な仕切りがある。とにかく疲れた」というのがあった。

伝わらないのは当然で、まず動物のためを本当に思うなら、すべての人間は死んだ方がいいんです。それが一番確実。死なずにデモをするということは、つまりは「動物のため」ではなく「人間のため」なんですよ。次に、このデモでは「動物を食べるのはやめよう」とか「動物実験を禁止しよう」とか、いろんな主張が込められていたんだけど、やっぱりその中でも「動物を食べるのをやめよう」ってのは、特に今の日本では受け入れられないんじゃないかな。というのも、肉食を禁じた昔の日本ならいざ知らず、「すべての生き物は食材という名の下に平等である」「植物も当然生き物である」という考えが浸透している現代日本では、「動物を食べてはダメと言うくせに、なんで植物ならいいんだ」となりますわな。つまり「動物を食べるな」という主張は、正義としては片手落ちなんですよ。最後に、伝わらない理由としてはこれが一番大きいと思うんだけど、参加者がみな攻撃的でとげとげしく見えるんだよ。

あと、俺は細かいとこまでよく見ていなかったからなんとも言えないけど、ダウンコートや革製品(スニーカー含む靴、ベルト、リュックなど)を着用してこの手のデモに参加しちゃダメよ。

しかしこのデモと道路挟んで「バーニラバニラ♪」とバニラの退廃的な求人音楽がガンガン流れていて、デモ隊の横を外国人観光客が運転するカートの隊列が駆け抜けるって、なんかもう新宿とは違うカオスっぷりで、これもまた味があってよろしいな。俺はバニラの音楽は嫌いやし、カート走行も反対やけどね。

で、ここからが本題。試合の話です。前置きが長かったな。ちなみにいつものごとく完全個人主観で書いておりますので、これがマーヴェサポ/ファン/ヲタの総意ではありませんし、対戦相手の岡山シーガルズを貶める意図は一切ないので予めご了承ください。

A帳票 https://www.vleague.jp/form/a/25704
B帳票 https://www.vleague.jp/form/b/25704


まずですね、余裕でストレートで勝つと思っていたんですよ。ただ、ミズキが出なかったので、苦戦はするかな、と。で、スタメンが前日に続いてジャスだったわけですが、第1セットを取りましたよね。ああ、ミズキがいないと苦労するなぁ、くらいにしか思いませんでした。

でね、第1セットからチャレンジ多すぎ。ほとんど成功、つまりミスジャッジ多すぎ。第1と第2セット、何分かかってんねん。

で、ご存知の通り、第2セットと第3セット、マーヴェは取られました。俺はシーガルズというか河本監督、勝つために何をやればいいのかよくわかってるなぁって感心しました。エグイくらいにジャスを潰しに来たよね。サーブで狙うのはもちろん、スパイクもジャスのところにたくさん打ってきたなぁ。

これやねん、シーガルズは。応援団は女子高生多いじゃないですか。応援曲も女子・子供向けですよね。でなんかチームのカラーも手作り感があるというか、なんかこう、キツイ感じはしないやん。でも応援では相手のミスでラッキー!って平気で叫んだり、プレーもスカッとせえへんやん。ほんまムカつく。あ、誤解してほしくないんですが、敵として誉めてるんですよ。嫌いやけどw

で、狙われたジャスはスタンドからも疲労が伺え、第3セットは0.5人分くらいの働きでしたが、ホントよく踏ん張ったとは思いますよ。センターもアンナからティップに変えて、少し安定しました。でも取られてしまいました。これはまずい。

第4セットもジャスがスタメンやったら普通に考えて負けます。俺は第2セット中盤から、誰かレフトおらんのかいなと周りに言ってました。ユカはセッター対角やしなぁ、レフトで使えへんのかなぁ、だいたい今期の戦力差でマーヴェが負けていいはずがないやろ。シーガルズファンの中高生に甘い夢なんか見させてたまるか、ほんま洒落ならんわ。ということもブツクサ言うておりました。

でも、さすがに、ここは吉原監督が勝負に出てくれました。後がなくなったマーヴェ、第4セットからユカスタメン

これが大当たりでしたね。この試合の影のMVPはユカと言っても過言ではないでしょう。シーガルズとしては、ジャスを潰してイケる!と思ったら、もう1枚出てきた。で、これがとてもいい。あれ?こんなはずでは?ってところでしょうか。狙う場所がなくなったんですわ。ユカとティップが機能して、第3セットまでのマーヴェではなくなった結果、雰囲気がガラッと変わった。マーヴェの控え選手層の底力に対する焦りのようなものを感じました。優勝を目の前に緊張もあったのでしょう、第4セット序盤からキレが失われつつあるなぁ、とは見ていても思いましたが、途中からガチガチになっていました。

結果、第3セットまで比較的休ませていたアニーを中心にマーヴェの猛攻。リンも絶好調。ミドルは本当に打数が少なくてそれはとても残念だったけど、ブロックで頑張ってくれました。第5セットも波に乗って、最後はミカの連続サービスエースで終了。素晴らしくも文句なしの優勝でした。

応援に駆け付けてくれた八王子実践のバレー部員や、俺のすぐ前の席に座ってしまったがためにメガホンで鼓膜が半分やられたであろうバレー好きのご婦人3人組とか、もちろん私設の仲間と一緒に、マーヴェにエールを送り金のテープを投げ込めたのはいい思い出となりました。なんだかんだで、リーグでは初めて、目の前で優勝の瞬間に立ち会えたわけですから。今期もロクすっぽ現地参戦しなかったのに、最後にいい思いをさせて頂き嬉しいやら申し訳ないやら(笑)

で、あとは喜びに浸るコートをほとんど見ることなく、後片付けやらなにやらして早々に体育館を去り、品川から新幹線で帰西。優勝は嬉しかったものの、なんとなく優勝した実感がイマイチ湧かなかったのは、今回は試合前から「優勝して当然」と思っていてそして実際に優勝したので、「想定通りに事が運んだ安心感」のほうが大きかったのかもしれません。でも一番大きかったのは、ろくに参戦していないからだろうな(苦笑)。まあ個人的にはセミファイナルの上尾戦をストレートで勝って、もうあらかた終わったと思っていましたから。でもやっぱり勝負の世界は何があるかわからないですね。まさかあんなに決勝でハラハラするとは思いませんでした。

いずれにせよ、各チームの戦力が比較的均衡していたこのシーズンで、スタメンセッターの交替に成功し、最高の結果を出せたことは、とても幸せなことだったと思います。アキは頑張ったなぁ。あとはキャプテンのビッグマウスが少し和らいだら言うことはないのですがw

いや、マコはよくやったよ。今期、だいぶん見直しました(何様w)

さて、こっからは思うことを少し。

試合後のネットではしきりとドルーズバレーという言葉が出ていましたが、優秀な外国人選手を獲得するのは強いチームの基本。マーヴェが今期ここまで来れたのはスタメンレフトが安定して強かったからです。世代や出身校は違えど春高大エースの田中瑞稀と林琴奈が対角って、よくよく考えなくても凄いことなんやぞ、とだけは言っておきたい。そしてミズキが出られなかったセミファイナル/ファイナルでも勝ったように、控え選手たちがキッチリ仕事をしたこと。そして知らぬ間に、守備に対する考えが大きく変わっていたことこんなに粘り強いチームでしたっけ?俺は古い人間ですから、昔の守備やつなぎがスッカスカなマーヴェを思い出して、なんだか感慨深いものがありましたわ。

とはいいつつ、今期の優勝は、久光がセッター交替を成功させられず凄みも強さもまったくなかったことが最大の原因であるわけです。それは認める。でもそれだけに各チームとも優勝のチャンスが高まり、その中でキッチリ勝ち切ることができたマーヴェはやっぱり強かったということです。いいチームになりました。久光はこれまで強すぎたので、たまにはこういうシーズンがあってもいいのではないでしょうか。一部関係者やファンも天狗になっとったし。

残念だったのはデンソーですよね。マーヴェ私設とデンソーコアサポは関係性良好だから。今期はマーヴェとエアリーで決勝戦いたいね、と言ってたんですけど、来期に持ち越しですね。いや、その前に皇后杯と黒鷲があるか。

あと、ファイナルの対戦相手だったシーガルズについては、クラブチームでここまでやっているのって、やっぱり素晴らしいことだと思うし、言うまでもなくバレーファンなら誰もが認めていることだと思います。応援団の声が大きいのも羨ましい。いつもそれは思う。

だからこそネットで「日本人だけでここまで来たシーガルズこそ真の日本一と呼ぶにふさわしい」とかなんだとか力説されると、嫌気がさすんよな。外国人選手がいてなにが悪いねん、と。強い外国人選手がリーグにいるから、日本代表選手じゃなくても日々の戦いでそれに接することができて、日本人選手の経験値もレベルも上がるんやないか。そこは無視かよ。仮にシーガルズのスポンサーが増えて運営予算が潤沢になったらシーガルズも外国人選手を獲得するかもしれないじゃないですか。挙句の果てに「シーガルズは日本人選手だけのチームの完成形」とかいう人もいるけど、シーガルズは「日本人選手だけのチームが、ひとつのプレースタイルを長年追及した結果、それがほぼ完成している」だけであって、それはやはり特定の中学~高校からの選手供給システム的なものの上に成立したひとつのスタイルであり、同じことを日本代表に求めても無理というものだし、シーガルズ単体と日本代表チームが戦ったら、強いのは当然日本代表チームだと思います。

あと今期、序盤~中盤は車体が嫌な(強いという意味でね)存在だったけど、後半の上尾の追い上げには少々脅威を感じていました。やっぱり強力な外国人アタッカーが2人いると爆発力あるよな。マーヴェは来期どうなるのか知りませんけれど、できればアニーとティップには残ってほしいと思っています。

以上、グダグダな文章となりましたが、まあ記録なのでご勘弁を。なにか思い出したことがあれば追記します。

優勝

2020年02月02日 23時55分02秒 | JTマーヴェラス
遅くなりましたが、

我らがJTマーヴェラス、「2019-20 Vリーグ・ディヴィジョン1」優勝おめでとうございます!

途中ハラハラしましたが(笑)、終わってみれば文句なしの優勝でした。本当におめでとう。令和最初のチャンピオンチームです。

遠征日記とまとめてUPしようと思ったのですが、脱線しながら長々と書いていたら今週中に書き上がりそうになく(笑)、ひとまずお祝いのメッセージだけでも。