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バルト海の乙女、ヘルシンキ

2014-10-05 11:59:00 | 街たち
「にじいろジーン 地球まるごと見聞録」フィンランドの首都ヘルシンキは、”バルト海の乙女”と称される。
市内に点在する教会はそれぞれ趣向を変えてあり、テンペリアウキオ教会にいたっては岩山をくりぬいて造ったもの。
教会巡りだけでも、街が楽しめそうだ。

”マリメッコ”に代表される北欧デザインのメッカ、デザイン地区と呼ばれる一帯には200件のデザインショップが立ち並ぶ。
その中でも、黒に白地で書かれた”DESIGN DISTRICT HELSINKI”のステッカーが店先に張ってあるところは、デザイン性の優れたものを扱うと認定された証。
”美しい装飾”という意味を持つ「カウニステ」という店は、”美しさの中にある遊び心”をコンセプトに6人のデザイナーが作り出す雑貨を扱う。
「ノウノウ・デザイン」は、カラフルなガラス製品の店。
アヌ・ペンティネンが作るさまざまな色ガラスを組み合わせた作品は、デザイン性、豊かな色彩感覚もさることながら、色によって微妙に粘度や伸縮率が違う色ガラスを扱いきる高度な技術があってこそなしえるものだ。
ヘルシンキから車で1時間のところにあるポールヴォーは、赤く小さな建物が並ぶかわいらしい街。
ボートから眺める街は、木々の緑、青い空、赤い家並み、表情豊かな水が織り成す、絶景が楽しめる。
また、インテリアの街としても有名で、「ヨキカトゥ・クーシ」は、ビンテージ風インテリアのうちでもロマンティック・ビンテージを取り扱う。
「デザイン・イハイナ」は、子供の描いた動物の絵をデザイン化して作る木製製品の雑貨店。
この街にあるカフェ「テーヤカハヴィフオネ・ヘルミ」では、ジャムの甘さが効いた”ルーネベリ・タルト”がお勧め。
詩人ヨハン・ルドヴィグ・ルーネベルグの妻が、甘党だった夫のために作ったのが始まりという。

では、グルメ&スウィーツ。
「ラヴィントラ・トリ」は、郷土料理の提供する。
”ミートボール”は、地元の酒を使ったオリジナルソースとマッシュポテト、リンゴジャムをつけて食べるのがフィンランド流。
「ストリート・ガストロ」は、一流シェフが監修する人気のファストフード。
”プレミアム・サンドイッチ”は、チキン・ビーフ・ラム・ポーク・野菜を好きに組み合わせてヨーグルトソースをかけて食べる。
「ヨポット」は、人気のフローズン・ヨーグルトの店。
すべてセルフサービス、フローズン・ヨーグルトに30種類のトッピング
を好きなだけかけ、値段は量り売りで決まる。

港から水上バスで10分のところに、コルケアサーリ島があり、島全体が動物園になっている。
一般的動物園にありがちなシマウマやきりんなどはいない。
ヨーロッパの珍しい動物を集め、グズリ、絶滅危惧種ヨーロッパ・フォレスト・レインディア、エンペラー・タマリン、ゴールデン・エンペラーなどがいる。
地味かもしれないけれど、このように地域に根ざした動物園もいいのではないかと思った。

フィンランドの北欧デザインにとても魅力を感じる。
デザイン地区やデザインの街ポールヴォーをぶらりと歩いて探索してみたい。
また、白夜にオーロラの自然現象も気になっている。




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