世間知らず

毎日のやられっぷりを書いていこうかなと・・・

夏春制のこと

2008-12-05 | ニュース
今回のニュースはこちらです。

否定的意見が相次ぐ=「秋春シーズン制」で各クラブ-Jリーグ(時事通信) - goo ニュース
 Jリーグは2日、東京都内で1部(J1)と2部(J2)のクラブ代表者から秋春シーズン制への移行について意見を聞いた。鬼武健二チェアマンは「反対というより、難しいという意見が多かった。(移行に)どんなメリットがあるのかが見つからないようだ」と、否定的な意見が多かったことを明らかにした。
 この日は各クラブの社長など12人が出席。鬼武チェアマンによると、代表選手を抱えるクラブからは秋春シーズン制に肯定的な意見もあった。だが、新潟、札幌、山形など冬場に積雪のある地域のクラブからは、(1)練習場が確保できない(2)競技場の改修に莫大(ばくだい)な費用がかかる(3)観客が減る-といった反対意見が相次いだ。
 J1札幌の矢萩竹美社長は、移行の場合は競技場改修費用などで数百億円かかるとし、「現状では物理的に不可能と報告した」と話した。
 各クラブからの意見は、19日に開かれる日本サッカー協会(JFA)のJFA/Jリーグ将来構想委員会に参考意見として示される。 



出席した12クラブのうち、賛成が浦和、湘南、G大阪。反対は札幌、仙台、山形、新潟、鹿島、広島、京都、神戸。と聞いています。


『気候』はどうしようもありません。
でも、対策はできます。
年間降雪量が5mのこの街で暮らしていけるのはみんなが雪対策をがんばっているからです。
(参考:札幌市の雪対策

同じ理由で、『対策』できるのであれば冬の開催も一興かとは思います。


札幌市の雪対策の場合は、たぶんメインは道路の確保です。


でも、クラブに必要なのは経営に必要な収入の確保のための対策でしょう。
だから、競技場を改築し、練習場も確保したとしても、観客がこなければ無理なんです。

収入の見込みが全く示されないまま、肝心の設備投資は『自治体に協力を…』では賛成したくてもなかなか難しいものがあります。
どんな改革であっても、ただでさえ厳しい経営のクラブに負担を押し付けることには反対します。

もちろん人工芝の使用なんてのも大反対です。
真夏の連戦より人工芝での日々の練習の方がよっぽど選手の負担になるのではないかと想像します…。


このコラムの一番最後です。
秋春制なら、財源は?【西部謙司】│スポニチワールドサッカープラス
秋春制導入は、財源とセットでなければ語れない。



ただし、その収入が観客がスタジアムへ行くことからではなく、自宅観戦のためのスカパー等への加入の増加、その結果の広告収入増加から、あるいはそれ以外の何らかの方法で得られるとしたら、賛成にまわるクラブもあるかもしれませんし、そのへんが落としどころになりそうな気もします。

自分はどんな天気でも行くので全く何の参考にもなりませんし、それがJリーグの理念、百年構想に適ったものなのかも疑問ですけど…。


春から始まる日本のカレンダーにどう合わせていくか、Jリーグ以外のサッカーの活動はどうするのか。色々疑問がありますが、その全てとは言いません。せめてひとつでも何か納得できる答えがあれば…と思ったりします。
コメント
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