りらの宝塚な日々

宝塚歌劇のあれこれをたまに綴ります。ただのファンです。最近は、観劇できなくなっています。

月組観劇!平安朝クライム『応天の門/』―若き日の菅原道真―とラテングルーヴ『Deep Sea―海神たちのカルナバル』

2023-02-12 13:07:00 | 趣味



つい最近のことですが、宝塚大劇場にて月組公演を観てきました。
今回は、友会(宝塚友の会)の二次エントリーしたものが、当選しました。
前方席でしたので、迫力ありました✨


『応天の門』灰原薬作の日本漫画です。『月刊コミックパンチ』2013年12月号より連載スタート。

平安京を舞台に、巻き起こる怪事件を在原業平と菅原道真がときあかしていく、クライム・サスペンス作品。

宝塚は、脚本・演出 田渕大輔で、月組での公演です。

原作本は、もちろん紙のコミックスもありますが、私はWEB漫画サイトで、とりあえす一巻を読んでおきました。

なるほど、台詞も覚えのあるものがあり、應天門などがセットでどどーんと出てきて迫力ありました。

業平と菅三(道真)の出会いの場面です。

生き生きとした台詞なので、物語の中に入り易く、ところどころ笑いもありで、あっと言う間に終わってしまいました。

『百鬼夜行』にみせかけて、世の中を操る権力者達…本当に怖いのは人間…。

トップスターの月城かなとさんは、美貌の人で、お歌もうまい。雪組時代の、新公の主演の時や、バウホール公演の主演の時などの記憶が鮮明です。菅原道真役。

トップ娘役の海乃美月さんは、昭姫という唐渡りの品を商う女主人役。

在原業平役は、鳳月杏さん。はぁー似合うなぁ〜この匂い立つ感じ。

当時は、藤原北家で…風間柚乃さんが、藤原基経役。

今回の公演で退団される月組組長の光月るうさんが、藤原良房役。

同じく今回の公演をもって退団予定の千海華蘭さんが、清和帝。年若いお役なので可愛い💓

藤原高子役が、天紫珠李さん。

宝塚には、在原業平が中心の『花の業平〜忍の乱れ〜』という作品がありまして、高子との関わりなどが描かれましたが…。

業平と高子の場面では、その作品を、思い出すファンも多かったと思います。

それにしても、原作はどう進んでいくのか読んでみないとわかりませんが、道真公のことは、まあ、太宰府に左遷されてしまうわけだし…。

梅の場面もありました。うん、なんか納得しました。

これは、何回も通える作品!











ショーのほうは、作・演出 稲葉太地です。
ラテングルーヴ…宝塚でいうところの黒塗りのショーです。

冒頭から美しいセットと映像を使い、そのあと暗転して、銀橋に月組生が板付きで、バッと明るくなった途端、きらびやかながらブルー系のお衣装が目に飛び込み…観客の感嘆の声がもれました。

一気にテンションが上がりましたね✨
あっと言う間に終わりました。
 
ところどころ、めっちゃ見覚えのあるお衣装の場面があり、気になって仕方ない私でした。
ショーのお衣装の使いまわしは最近多いですね。

デュエットダンス、おおっー!となりました。最後に、😘する仕草。

エトワールが、今回5人で、公演期間中に役替わりしていきます。
私がみたのは、白河りりさんのエトワールの初回でした。素晴らしいのびのある歌声でした✨

エトワール役替り
桃歌雪、天愛るりあ、白河りり、きよら羽龍、咲彩いちご。









↑こちらは、劇場内にあるレストランの一つで、和食のくすのきの公演ランチ『すみれ』です。
公演ごとに内容は、変えています。今回は、月組公演にちなんだものとなっていました。
友の会カード提示で、割引があります。

値上げされてました。2100円を割引して1900円でした。どこもかしこも、値上げです。
この世情ではね…😰



この公演は、私的に通えるなと思いましたが、現在とても忙しいため、この一回だけになるかと思います。

今回の公演で退団されるのは、
光月るう(組長)88期
千海華蘭 92期
朝霧真 97期
清華蘭 98期
結愛かれん 101期
花時舞香 101期
蘭世惠翔 102期
2023.4.30東京千秋楽付けにて退団。

新しい組長は、2023.5.1から梨花ますみさん(67期)。今回の公演では、お芝居のほうに桂木役として出演されています。

藤原基経役の風間柚乃(かざまゆの)さんは、夏目雅子さんの姪っ子さん。

退団される蘭世惠翔(らんぜけいと)さんは、男役から娘役に転向されまして…。君島十和子さんの娘さん。

有名人のお嬢様方が、多いです。


宝塚大劇場が終わると、東京宝塚劇場での公演となります。

宝塚大劇場公演と東京宝塚劇場公演の隙間にあるのは…。

光月るう サロンコンサート
3/9、3/10
宝塚ホテル『琥珀』

……………………………………………
余談。
今回は、和物のシャベと、ラテンの黒塗り…。

2回公演の日は、白塗り→黒塗り→白塗り→黒塗りを繰り返すので、手際よく動ける上級生はともかく、下級生は大変ですね。

あ、このショーの黒塗りは…照明で色が飛んでしまって、そんなに黒塗りに見えないですね…そこまでの黒さは求められていないんでしょう。

ショーのお衣装の早替えは、ほんと見事です💓

タカラジェンヌは、舞台メイクはセルフなんです。

そして舞台化粧代も自分持ち。

コロナ禍になって、入出待ちがなくなり、ファンからのプレゼントや差し入れがなくなり、上級生は熱心なタニマチさんがついてて問題なさそうだけれど。下級生はファンと直接会える機会がなくなって、大変なんじゃないかなーと思います。皆さん、太い客獲得は必要でしょう…。


面倒くさいファンサがなくなってさっぱりしている生徒さんばかりではないと、思ったりします。

ファン獲得って大事ですもんね…。
 
現役タカラジェンヌって、霞を食べて生きているといわれるほど現実離れしてますが…。
実際は、あんな大変なこと強靭な肉体と精神がなければなかなか続けられないですよ。

お嬢様も大変ですよ。


某○○砲の件は、部数を伸ばすのに利用されちゃって…。ネットでも随分目にするけれど、私はお口チャックです。


次は、星組の梅芸での『赤と黒』と宙組大劇場公演になるかと思います。

あとはチケット、取れませんでした。