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【主にアイマス】SS(小説)紹介(7)

2012-04-11 02:48:43 | SS・小説
 主にpixivを中心に、アイマスSSや、アイマスニコマス関係者のオリジナルSSなどを並べて行こうというこのコーナー。

 pixivに小説部門が実装されてしばらく経った頃、名の知れた方々が『余りのリアクションの薄さ、人の集まらなさに失望した』といった理由で投稿されなくなりました。私が投稿を始めたのは、そんな『ひっそり』とした時期だったんです。

 それが、何人ものSS愛好家(兼、作家)の方々の粘り強い御尽力により、今ではpixiv小説のアイマスカテゴリもひっきりなしに新作が投稿される大盛況。新作がどんどん過去ログへと流れて行く速さは、以前の寂しさを全く忘れさせられます。元々「誰も見てないし~^^」と思って投稿してました私には、随分と入りにくい所になってしまいましたねっ^^;


 そして、それ以前から、もうかなり前からキャラスレなどでSSが盛んだったのは情報としてはよく耳に入っておりました。私にはほとんど御縁が無かったのですが、スレッドで書き連ねる性質上か、台詞のみの物が多いのでしょうか?

 たまに、そういったのがお上手な方が「いやぁ、僕は地の文が書けないから^^;」なんてご謙遜されますが、地の文が無いなら無いで違う難しさがある事を私個人の挑戦で思い知らされましたし、そういった方がたまにちょろっと書く短い地の文がやはりお上手なんですよねぇ。


 まぁ、そういった事を考えながら、本日は珍しくスレッドのSSから始めてみましょう。


(敬称略)




VVdZO1Gw0
『 P「やよいがウの段を喋れなくなっただと・・・・?」 』

 こ・れ・は、タイトルが秀逸すぎて、クリックせずにはおれませんね。すぐに「ζ*'ヮ')ζ<うっうー!」が言えないんだなと想像が付きますが、書き手ならきっと誰しも展開を即座に予想し、その題材で『自分ならこうする』『ここに誰々を絡ませたい』等、頭の中は凄い事になるのではないでしょうか^^; それだけ『ソソる』テーマですし、タイトルでセンスを見せ付けた感があります。
 キャラクターも適度に崩壊してインパクトもあり、笑わされながらもイイハナシに持っていく。こういった流れはキャラスレの方たち、すっごく得意でいらっしゃいますよね。見習いたいものです。





 後は、いつも通りpixivより。





kye
『【アイマス】もうミルクパズルを解かなくていい』

 『何かに象徴させる』のがお得意な方、という印象がございます。私、そういうの憧れるんですよね。ニコ動のお作も、そういった手法でした。
 主人公が、何か受け入れがたい物事や理論、考え方に苛まれている時。自分を言葉で納得させるのは非常に困難なわけで。
 そこに、何か『単純なモデル』を与える事でキャラクターは「あぁ、こういう事だったんだな」と納得し昇華させていく。

 そしてそんな物語は、読んでいる我々も現実世界を振り返らされると思うのです。




あいうえおP
『216』(オリジナル)(全6ページ)

 こちらはアイマスSSではありません。ニコマスでお馴染みの、あいうえおPさんのオリジナルSSです。

 切ない話。甘酸っぱい話。難しい運命論、確率論。それぞれが同時進行しています。
 よく有ります『悲しい話が最後にハッピー』みたいな、『ここまで赤。ここから青』っぽい単色の変遷でなく、複数の色が常に混ざり、グラデーションを描き、階層的な多色感と言う奥行きを感じさせられます。複数のレイヤーを重ねて仕上げられた絵、と言うイメージでしょうか。

 実は、今までこのブログのこのカテゴリを『アイマスSSだけです』と括らなかったのは、この作品を載せたいがためだったと言っても過言ではございません。二次創作には二次創作の難しさ(キャラクターの設定から無意味に外れてはならない・呼称や人間関係はある程度原作に準拠しなければならない等)が有りますが、書いていて『ズルをしている』と感じる事が多いです。
 どちらの小説家が仰ったか失念してしまいましたが、「自分が登場させるキャラクターに100の質問を投げかけた時、躊躇無く100の答えを返せなければならない」と伺った事がございます。二次創作では、それがあらかじめ用意されていて、後はどこまで掘り下げるかと言う個々人の好みの問題になるかと思います。
 ただ、それに頼りきってしまいますとキャラクター等を『創造する』力が育たないように思えます。それで十分、と言われるかもしれませんが、私はもっとオリジナルSSを書いて、自分を鍛えたいなぁと常々思っております。十作に一作はオリジナルを書くつもりでしたのに、最近書きかけのまま放置しているんですよね…………私もこんな作品が書けるようになりたいです。





kyo
『お前今自分のファン否定したぞ』

 先程の方とお名前似てますが、違う方です。
 掌編ながら、伊織が大変可愛い。とにかく、可愛い。
 さすが、普段伊織SSに情熱を傾けてみえるだけあって、伊織の魅力を上手く出されてます。
 43作品中、伊織タグが42ってどういうことなの(;--)





ウクスソト
『あれから5年』(全4ページ)

 え、高校生でここまで深いお話書けるの? 下手したら年齢ダブルスコアどころかトリプルスコア近いんですけど。(;--)
 文学少年の底力を見せ付けられた気がします……私は理系出身なので…………って、言い訳してたら上手くなれないんだろうなぁ。

 何故か流行したやよいの弟、長介のお話。長介が急にあちらこちらで出て来るようになったのは、アニマスの影響ですかね? 私、観てないので分かりませんが。
 こちらのお話も、伊織が重要な役目を果たしています。伊織ってアイマスキャラの中でも、『崩壊抜き』で様々な方向へ動かせるマルチな性質を持っているように思います。攻めるにも逃げるにも変幻自在、ただ上手く書くには慣れが必要、と言う印象を持っていますが、この方も先程の方も上手く扱ってみえて感心しきりですね。





tahiri
『善永レポート』

 仕掛け好きな技巧者、と言った印象のある方ですが、こちらの作品は昔、まだ私がブックマーク機能を使わなかった頃に拝見した後ずっと印象に残り続け、最近やっと探し出した作品です。
 善永さんは公式が絵を用意しなかった完全なるモブキャラだったのですが、ニコマスにて立ち絵を用意された所から人気の高まった珍しいキャラクターですよね。たまにこうして主人公役で登場する作品が生まれますが、やはり実力者でないと手が出せない領域に思えます。

 アイドルマスターの世界に於いて、ある意味高木社長や黒井社長よりもずっとシビアに感情を排斥して動き、審査員と並んで厳しい視点を求められる『記者』。当然、文体も厳しくなりますし、審査員の様に「いいねえ!」とか「キャ!」とか、キャラ付けをする要素も乏しい中、よくここまで書かれたなぁと感動致しました。





 このカテゴリ長く更新が滞っていましたので、もうちょっと追加しましょう。





さそP
『まことへ 1』(全2ページ)
『まことへ 2』(全2ページ)
『まことへ 3』(全2ページ)
『まことへ 4』(全2ページ)
『まことへ 5』(全3ページ)
『まことへ 6』(全2ページ)
『まことへ 7』(全2ページ)
『まことへ 8』(全2ページ)
(※タイトル中の数字は、当ブログで表示出来ない為、アラビア数字に差し替えさせて頂きました)

 こちらのシリーズはまだ連載途中です。続きはちょっと先になるのだそうで。
 オリジナル設定のキャラクターが出てきます。『敬介』『早苗(さな)』については、ニコニコ動画に投稿された連作に準拠しています。

さそP ボクの友だち


さそP 11歳、いじめられていました 上編


さそP 11歳、いじめられていました 中編


さそP 11歳、いじめられていました 下編


さそP 16歳、元気でやっています



 元気印のまこまこりんが、底の無いただの明るさなのではない、というのが真好きなさそPさんの結論のようです。(私の個人的印象)
 今の動画は、真好きには辛い鬱展開を長く我慢しなければならないお話ですが、息の長い『真の成長物語』なのだと、真の横に立って一緒に『そこ』に居て欲しいなと思います。真クラスタの皆さんがチェックしてみえない事は無いと思いますが……もしまだでしたら、是非動画の方から御覧頂ければと存じます。動画抜きですと、SSの味がボヤけてしまいますので。

 非常に手に汗握らされる展開と、生々しく見せつけられるキャラクターや場面の描写力。「世界が、動いているんだな」と納得させられる、厳しくも勇気付けられるリアリティ。
 今、私が最も続きを楽しみにしているSSシリーズです。






 さて、本日の『作品紹介』は以上となりますが、今回は『おまけ』を付けさせて頂きます。

 『読み専』『観る専』の方々には何も面白くないかもしれませんが、もし、今ここをお読みのアナタが『書く側』でしたら、こちらの『小説解析』を御利用なさると、御自分の作品傾向や問題点が見えてくるかもしれません。


小説形態素解析CGI(β)



 Twitterで紹介しましたら、リツイートとかされて結構評判がよろしいようです。^^;





 では、またいつか更新される日まで――――――





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