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落語観てきました( ^-^)ノ

2012-11-25 14:07:06 | 徒然の日常
 いや~~、私、ここんとこ落語がマイブームなわけでしてね、しょっちゅうYouTubeなんかで観ているわけなんですけれども、実際にその場で楽しませて頂いた記憶って、出てこないんですよねぇ。


 そこで、先日、町内の回覧板に挟まっていましたプリントに『落語』の文字を見つけまして、あれっと思ったんです。

 まぁ、普段あんまり回覧板隅から隅まで目を通しているわけでもないんですが(;^-^)


 どうやら近くの公民館っぽいところ(岐阜市では『コミュニティセンター』という名称です)で、落語が無料で楽しめますってことだったんで、慌てて日にちと時間を書き留めておきましてね、本日、いそいそと出かけたわけなんですよ。正直、前の晩はろくに眠れなかったです。



 まぁ~~~~、着いてみますともう、右から左、前から後ろまで、上も下も客はお年寄りばかりでしてね。あ、いや上は天に召されかかってますからいけませんね。(;・・) もしかしたら、老人会とかで情報を広めたのかなと思っておりますが、ちょっとショックではありましたね。

 元々ですね、落語って、若い方々が近寄りにくいジャンルだと言われてたじゃありませんか。難しそう、ですとかね。どうも敷居が高かった。

 それが最近、変わってきているんだと思ってたんですよね。テレビでは笑点があったり、或いはちょっとした番組で落語家が司会を務めてらっしゃったりしましてね、広い年齢層に馴染みが出てきているのかなと。まぁ、落語家もタイプは様々でしょうが、昔のようにね、ぼそぼそ呟いたり、唸るように古めかしく語ったりといった語り方に比べまして、最近は若向けの語り口が増えているようにも感じます。若者がとっつきやすくなって、また愛好家の方々が「いや、気軽に聴いてみるといいよ。襟を正して聴くようなもんじゃあないから、ひょいと敷居を跨いじまいな。悪いこたぁ言わねえ、一度はお聴きよ」なんてね、知らないから聴かない、なんて層に若者同士で勧める風潮も、ニコニコ動画やYouTubeのコメントで散見されます。

 ところがあなた、部屋に入ってみたらみ~~~~んな髪が白かったり少なかったり、波平さんから一本抜いた感じだったりしましてね!!(;^-^) 正直浮いてましたよ、あたしゃ。


 まーそんなこんなで始まるわけなんですが、本日は落語がお二方、その後に寸劇をやられるということでしてね、まずは女性の方が高座に上がられました。

 前座なわけですが、まぁ、アマチュアとは言いましてもそこはさすが噺屋。よく通る声で、本日の流れの説明やら、携帯電話の音はお切り下さいですとかね、あらゆる意味でのイントロダクションを枕として話されてから、本題に入ったわけなんです。私、一番後ろの席に座っておりましたが、さすが非常によく通る声です。張り上げた声じゃあないんですよね。自然に話される響きが、客席の隅々まで身近に聴こえる。もう、スピーカーの音より肉声の方が響いてるんじゃないの? って思ってましたらマイクの電源入っていませんでした(;^-^)

 ステージの袖から指示が出ましてね、慌ててスイッチ入れてみえましたが、マイク無しでもイケそうです。お年寄り相手ですとギリギリなんでしょうかね?


ちなみに結局、途中で誰かの携帯鳴ってましたけどね!!!(;^-^)


 まぁ、お年寄りは機械に苦手意識をお持ちの方、多いですからね。_O__


 さぁ、珍しい女性の落語ということで拝聴しておりますと、やはり良くも悪くも男性とは趣が異なります。

 音響学的に申しますとね、女性の声というものは、違う方の区別が男性より付きにくいんですよ。理論的なことは大分前にこのブログで書いたこともありますが、難しいお話は省略致しまして(気になられる方は『倍音』がキーワードです)、要は一人で何役も演じ分ける落語に於いて、男性よりも演じ分けが難しいということです。ただ、やはり女性の姦(かしま)しい様子は、これは男性には表現しきれない部分がございますんでね、取り上げられた演目は、非常にこの方に合った内容だなぁと感心致しました。女性の感情の流れって、表面と別に裏で「んもぅ、言わせないでくださいな(*ノノ)」みたいに流れてるもんですよね。そういったのはね、やはり、女性が演じてこそ、生々しいまでのリアリティが出てくるんですよ。

 ちなみにその演目、題名は失念してしまいましたが、私の尊敬しております立川志の輔師匠の新作落語でしてね、例によって清水義範さんの原作に基づいていたんでしょうかね? って、演目も言わずに伺ってもしょうがありませんが!!(^-^;)

 その立川志の輔師匠は毎年、我が岐阜市にお越し下さるようでしてね。どうやら全日本学生落語選手権という、全国の大学にあります落語研究会(いわゆる”落研”)の方々が岐阜市に集結するってんで、そちらの審査員として志の輔師匠も参加なさるのだそうです。いや、なんで岐阜市なのって、これは本日の枕でおっしゃってましたが、笑い話好きが高じて落語の原型を作っちゃったとされる安楽庵策伝(あんらくあん さくでん)さんという大昔の和尚さん、まぁ兄上が飛騨高山城主だったりもするんですが、この和尚さんが岐阜の方だからってんで岐阜が大会の会場になったようです。まー日本の北端から南端まで、距離的に公平なのもあると思いますけどね!


 ま、そんなこんなで前座の方のお噺は終わります。短めのネタでしたが、なかなか楽しませて頂けました(^-^)

 前座のお仕事としてですか、そこで座布団をひっくり返しまして、高座の横にあります『めくり』(演者の名前が書かれた立て札のような物で、順番に応じて紙をめくる)をぺろっとめくって出て行かれました。寄席なんかですと、この『めくり』は高座の下手(客席から向かって左)にある物らしいのですが、今日は高座の上手(向かって右)に置かれていましたね。プロとアマで逆にするとか、なにかしきたりがあるのでしょうか?


 さて、さて、お次はちょいとベテランっぽい男性が出てらっしゃいました。先ほどの女性はまだお若い方だと思いますが、こちらは髪が白いので客席によく馴染みます(^-^;)

 演目は、古典落語から『幾代餅(いくよもち)』をやられました。あ、ちなみに今、調べていて出てきましたが、先ほどの女性がやられた演目は『ハナコ』でしょうか? 違う名前で書かれていた気もしますが、その名前の登場人物が出て参りましたんで。


 こちらは、演目としてそこそこの時間をかけたネタです。中ネタぐらいなのでしょうか? ネタバレになるので詳しくは申しませんが(それでも気になる方は↑の演目名リンクであらすじに飛びます)、江戸に溢れていたであろう『人情』が、そこかしこに散りばめられております。高嶺の花、夢、ひたむきさ、残酷な現実、それでも追う、取り巻く温かい気遣い、そして大団円を迎える展開が圧巻のシナリオでした。玄人向けの筋、よくぞここまで演じ分け、表現なされたと思います。客席は笑っておりましたが、私はいささか目が潤んでおりましたね^^;

 そこで強く思ったことがあるんですよ。ご存知の方々には周知の常識であろうと思われますが。

 私ね、動画で落語を漁ってみたり、ブログで創作落語(と呼ぶのもおこがましいですが)を書いたり致しましたけれども、やはりね、臨場感と申しますか、噺し手の表情、仕草、演じ分けによる声の響き方、『ここが肝だぞ』という客席への静かなアピール、もう、実際に高座の前に座らないと伝わってこない様々なものを、まざまざと見せ付けられましてね。なかなかこういった田舎では機会に恵まれませんが、

「実際に寄席へ足を運ばないと、十全に楽しめないものなのだな(´・ω・`)」

と、改めて痛感した次第でございますよ。なのでね、そういった場所がそこかしこにある、シティーボーイ、シティーガールの方々は、是非ね、お気軽に足をお運び頂かないと、大変もったいのうございます。ホントもう、口車に乗せられちゃってくださいよ!!(^-^;)



 と、まぁ落語を二席終えますと、次は寸劇が始まります。ちょいと舞台転換を致しましてね。

 何が始まるのかと思いましたら、訪問販売ですとかね、俺俺詐欺ですとかね、そういったのに騙されないように気を付けましょうねっていう内容でして。そこで初めて「やっぱりこりゃ、お年寄り相手が前提のイベントだったのかw」と気付いたわけでございます。あまりにも客層が偏りすぎてましたからねぇ。




そもそも、劇団の名前が口車なんとかでしたからね!!(;^-^)











 勉強になりました <(_ _)>





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