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これでいいのか日本の英語教育!?

2012-02-26 18:09:21 | 思考の散歩
 どこかの塾だか英語教材だかの広告文で、
「日本で教えている英語は現地では死語だ」
と書かれていたのを先日、目にしました。

 まぁ、それは随分と昔から言われている事なのですが、その広告文曰く
「This is a pen.は『これはペンでござる』と言っている様なもので、現代の会話には使われない」
とか、そんな主旨でしたが、またそれとは別に『日本で教える英語はおかしい』と書かれたページを見つけたので貼ってみます。



英語で「今何時ですか?」は「What time is it now?」ではない!



 こちらは長い物でもないので、内容をそのまま引用してみましょう。


(以下引用)


■Q.「今、何時ですか?」は「What time is it now?」ではない!

 「今、何時ですか?」を英訳しろと言われたら、あなたはなんと答えますか? 多くの日本人は「What time is it now?」と答えるのではないでしょうか。
 もしくは、「掘った芋いじるな」(知らない人は調べてね)。ところがこれ、ネイティブからすると「何度か時刻を聞いた後でふたたび尋ねるときの聞き方」で、初めて時間を聞く際にはふさわしくないのだとか。ええっ! それでは何て言えばいいんでしょう?



■A. 自然な言い方は「Do you have the time?」なのだそう。

 分かりましたか? 英語に弱い私にとっては、「What time is it now?」でないことが、大変な衝撃です。なんでいきなりこんな話をしているのかというと、『その英語、ネイティブにはこう聞こえます (単行本)』(主婦の友社)を読んだため。こちらの本には、日本人が間違えがちな英会話の例がズラッと紹介されています。
 驚くのは、間違った英会話の例として、「What time is it now?」のように、義務教育で覚えた英文がいくつも挙げられていること。

 著者のデイビッド・セインさんは「日本で英語を教え始めたころ、文法を熱心に勉強されている生徒さんが多く、とても感心しました。しかし同時に、文法を気にしすぎて不自然な英語になってしまっていることにも気付きました」といいます。外国人が日本語を話す場合でも、「文法は合っているけれど、違和感のある表現」ってありますよね。違和感があるくらいならいいけれど、中には意味が変わってしまったり、失礼な意味になってしまうこともあるから注意が必要だそう。このような例をセインさんに聞いてみました。



■企業の受付で「Please sit down.」?

セインさんは昔、とある企業の受付で「Please sit down.」と言われたそうです。これは実は大人が子どもに諭すときに使うような言葉なのだとか。
 日本語に訳すと「ほら、うろうろしないで座って」といったと意味だとか(正しくはHave a seat, pleaseなど)。『いすにおかけになってお待ちください』という意味だとわかりつつもオロオロしてしまいました」(セインさん)




(引用ここまで)



 いかがでしょうか?

 確かに、私たちが学生の頃から「現地へ行ってまで文法にこだわり過ぎるな」とよく言われていました。
 言語は生き物のような物である、なんて言われますし、その時代時代に即した話し方があるのでしょう。

 …………外人さんが日本に来て迷子になり、日本人に「○○へ行かむとぞ思ふ」とか話し掛けても相手は戸惑いますよね^^;
 「このお菓子はなかなか、をかし」とか言えれば逆に尊敬されますが、デー○さん的なスタンスになるでしょう^^;



 さて、ここで気になりますのが
「それでは、外国ではどういった日本語を教えているの?」
と言う事なんですが、韓国に於いて面白い日本語会話例を見つけた方がみえたので、貼ってみましょう。





 助詞が抜けていたり、文法としては日本で教えなさそうな例文ですが、実際の会話ですとこんな感じでフランクですよね。

 韓国は外国語習得レベルが日本より高く、英語はもちろん日本人より上手い人がほとんどですし、日本語に関しても習った方は非常に流暢です。昔、コンビニでアルバイトしていた時の同僚に韓国からの留学生がみえましたが、日本語一級の資格を持ってみえました。ことわざや漢字なども、驚くほどよくご存知でして、普通に接客したり、難しい会話もこなしてみえましたね。


 ただ、面白いエピソードもありました。
 たまたまその近くのデパートで遭遇した、コンビニ店長と留学生の会話。

店長「あ、○○さんこんにちは」
留学生「店長さんこんにちは。何か飲みますか?」
店長「いいの? 飲む飲む」
留学生「そこに自動販売機がありますから、飲めますよ」
店長「…………。(´・ω・`)」


 もちろん、悪気は無いと思いますけどね!!(^-^;)
 当時まだ「勉強中です」と言ってみえましたが、ニュアンスはさすがに長い時間が必要なようで。


 それでは、先程の画像にあります会話、日本の教育ならどういった書き方をするでしょうか。

 ちょっと改変してみましょう。



すみません、ギョンスクさんは勉強が好きでしたか?
はい、好きでした。
あなたはどの勉強が好きでしたか?
日本語の勉強と英語の勉強が好きでした。
それは本当ですか? あなたは日本語も英語も勉強する事が好きでしたか?
はい、好きでした。スンジンさんは、日本語の勉強と英語の勉強と、どちらが好きでしたか?
私は勉強は全部好きではありませんでした。私は勉強よりもスポーツの方が好きでした。
はい。あなたはどのスポーツが得意でしたか?
私はテニスが得意でした。
私もテニスが好きです!
あなたは勉強もスポーツも好きなのですか?
はい!
はい。私はそのような女性が嫌いです。




 …………なんだか、背中がムズムズしてきますよね(;^-^)

 多少、イラッ☆と来るかもしれません。


 つまり逆に言えば、日本で教育を受けた英語のまま現地で使いますと、相手はそういった印象を受けるかもしれませんよ、と言う事なんだと思いますね。




 昔から、「英語とパソコンは、習うより慣れろ!!」なんて言いますなぁ(^-^;)





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4 コメント

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Unknown (ken)
2013-10-27 22:28:10
貴方が何故たった一人の外国人が言っていることを鵜呑みにして、事実を調べようともせず日本の英語教育を批判するのか理解できません

アメリカやイギリスのテレビ、新聞、ラジオ等を少しでも聞いたことがあるならば、デイビット・セインの言っていることは間違いだらけのトンデモ論だとわかります

ご存じないかもしれませんが、欧米には「階級」というものが存在し、デイビット・セインのような労働者階級と上流階級とでは話す言葉が違うのです
返信する
ごもっとも、ごもっとも。 (わんた)
2013-10-27 23:58:07
いらっしゃい!!(^-^;)

個人的な持論を書いてみますよ~。
ただ、前提として「一人の外国人が言っていることを鵜呑み~」云々は、正直的外れにも受け取りました。代表としてインパクトの強い例を挙げただけと捉えて頂けると、だからトンデモ極論なんだなとご理解頂けるのでは。

まず、言語に関して「正しい」「間違い」を定義するのは非常に勇気を要することだと思っております。
そもそも、あらゆる視点から「正しい」と万人が認める主張は、私にも、貴方にも困難ではないでしょうか。複数の流れが共存しつつ変化していく性質を、言語というものは持っているように思います。

セイン氏がトンデモ論、なるほどごもっともです。
A氏、B氏、C氏、D氏……と互いに「私が正解。他はみな、トンデモ論だ!!」と言うこともありましょう。しかし、A~D氏、それぞれ「不正解」とも断定し難いです。

言語は生き物だと思っております。人間という生物でも、「こういう思考をする」というひとつの枠に縛りきれませんし、よく言われる血液型別の傾向にしても「○○さんって、B型なのに几帳面だよね」と言われた時、「それも、B型」としか返せません。同様に、言語に関して異論が出ても「それも、言語」なのではないでしょうか。

日本の英語教育に関する苦言は、少なくとも三十数年は前より耳にしております。(私が英語を始めたのは小学校へ上がった頃)
また、学校の教師や塾の先生などが個人的に、熱意を込めて本場の英語を教えていらっしゃるケースも多々、おありでしょう。ご指摘頂いたように、文化に関するお話もなさるかもしれません。

英語教育に強い思い入れをお持ちでコメントを返してくださったとお見受け致しますが、様々な方が当記事を読まれて「英語にもいろいろあるんだね」、或いは、「英語苦手だったけれど、なんか面白そうかも」と興味を持たれる方が増えれば、貴方にとっても、多少喜ばしい方向へ世の中が進むのではないか、と期待致します。


これだけ長くコメント返すんならブログ更新しろっていうね!!(^-^;)
返信する
この(私の)日本語、ネイティブにはどう聞こえる? (Sylvie)
2015-07-15 02:04:56
はじめまして。
少々特殊な出生事情故、日本語は英語の後に習得した日本人です。(血筋は純日本)

人前で日本語を話せるようになった直後は、「この表現は正確だろうか、不自然ではないだろうか」がとかく心配でしたので、セイン氏が学習者のそういう気持ちを慮り、お勧めの表現をご提供下さるのは、純粋な親切心からだとは承知しております。

ただ、著書での指摘の殆どが「そこまでダメ出しする必するの?」と日常英語環境下にある者としては疑問符だらかなのです。

「普通に」という言い方は好みませんが、What time is it?「普通に」使われますし、不快を覚えるnative speakersはまずいないと思います。
Do you have the time?も勿論有りですよ。知っておいて損は無い表現です。
…でもセインさん、人によってはHave you got~の方が「自然」で、「もしとことんこだわるとすれば」、Do you have~には何となく違和感が…な事は、恐らくご存じ無いか、意識なされていないでしょうね(苦笑)。

Please sit down.も厳密には指摘通りなのは確かです。ただし、あくまで私的な印象ですが、私が不快になるとすれば、母国語=英語の教養が極めて高い人が敢えて承知の上、本来のニュアンスで用いた時くらいです。(実体験無し)

いつも何処かで、外国人を迎える日本人がPlease sit down.と言っているでしょうが、余程の完璧主義でnitpicker(ケチ付け屋)なnativeでもない限り、問題が生ずる事は無い筈です。

一部の認識不足(特に、英国では当り前な表現を米語感覚のみで「下品」と言及したり)を除き、セイン氏の紹介するフレーズは決して間違いでもトンデモでも無いのですが、指摘に関してはどれもこれもズレているとしか思えないのです。

「私の場合は、私の周りでは、日本人がよく使うその表現が不自然で、時には不快にすらなります。代替案を紹介するので、そちらも是非使ってみて」なるスタンスなら何ら問題は無かったでしょう。

尤も、関心を引き本を売る為には、それより遥かに強引でないと難かしい事は、重々承知しております。

日本人(に限らないかもしれませんが)は、ダメ出しについ気を引かれ、「で、正解は?」が気になってしまう事が多いように思われますし。

別の方の「鵜呑み」はさすがにきついかな、ですが、英語に興味を持つ人達に宛てたであろうブログ主様の文章は、英語を教える立場として、少々危険かな、と感じ得ずにいられません。

英語の感覚で、日本人の英語が図らずもムッと来てしまうのは、語彙や表現の選択より、むしろアクセントです。

前述のWhat time is it now?、nowを妙に強調する(大抵は無意識)日本人は確かに多く、セイン氏の仰る通り、「で、今は何時よ?」と何度も尋ねられたような印象を自動的に受けてしまいます。

I 動詞~よりMy 名詞 is~を好む(咄嗟に出易い)日本人はとにかく多いですが、isがやけに強くイーーズゥッ!になりがちなので、例えば鹿児島弁なら大声で「ごわぁあーすっ!」な如く響き、「オイオイ、何をそんなに気張る?」と滑稽に思えてしまうのも事実です。

一昔前の文法や和訳偏重から、より実用的な聞く、話すが重視されたのは画期的ですが、その点は改善されるどころか、若い方々の間で特に目立ちます。

それとて、本来の意図をnativeは自然に汲み取ってくれ
ます。「大人の対応」は英語使用以上に国際共通。

だからこそ、セイン氏の見解は極度に偏って見え、書籍という形で幅広く日本人に普及させんかな、な姿勢に疑問を感じてしまうのです。

言語は生き物、ブログ主さまの仰る通りです。同時に、一個人=セイン氏が勝手に一部を化石、絶滅扱いするのは、同じ英語遣いとして堪らなく不安です。

度量を持つ日本人が「ふ~ん、そういう意見もあるのか」と彼の本を手に取れば何ら問題は無いのですが、如何せん英語への苦手意識が強い国民性ですからね…

セイン氏が指摘なさる「日本人のレレレ英語」(らしいw)、私自身や私の周りのnativeはNo problem!で受け入れます。かの有名?なCall me a taxi.も、然るべき場所(ホテルのフロント等)で「私をタクシーと呼んで下さい」などと、誰が誤解するでしょうか?nativeが爆笑していましたよ、勿論指摘を。

冒頭で述べた「より自然な英語を日本人にも使ってほしい」なる良心故としても、彼の提供する表現には物申したい点が多々あります。

願わくば「私はこちらの言い方を好みます。よろしければどうぞ」に転向して頂きたし、なのですが、まぁ無理ですね。既にスタイルが完成されてしまった御仁ですし。

駄文長文のお目汚し、大変失礼致しました。
ご反論は多々お有りと存じますが、セイン氏のムチャクチャな指摘同様、「一つの意見」としてお納め下されば幸いです。

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いらっしゃい!!(^-^;) (わんた)
2015-07-31 20:49:38
お返事遅くなってしまい、すいません。
ええと、まず、大上段から率直にお話します。

『セイン氏がどういう人間であろうと、僕、どうでもいいです』!!(;^-^)

もちろん、好みは人それぞれですので、そちらがセイン氏をお嫌いになるのは、こちらとしては全然結構です。
ただ、「あの人、オカシイ」と決め付けたら、全てを色眼鏡で見てしまう、という価値観は、申し訳ないですが私と共有致しかねます。
テレビ局としては使いやすいですから、ギャラを払って呼んでいるわけですが、おそらく彼もそれを承知で大げさな論法になるかと思います。
お詳しい方からすれば「えー、そこまでは……」という話も多々あったかと思いますが、『学校で習った英語が絶対的に正しい』と妄信する層への警鐘でもあり、ある意味セイン氏の存在は”必要悪”とも言えないでしょうか?

渡米して、フランクに付き合える方とばかり話すとも限りません。
中にはビジネスとして会話をすることもあり、”Please sit down.”という言葉を避けることで、取引先に敬意を表することもあるかと存じます。

例えを出します。
このコメントの第一行目、私は『すいません』と書きました。これは日本で問題なく会話に使われる言葉です。
しかし、これをビジネスの場で使えば、少なからず信用を落とすのもまた事実です。
アメリカのTVで、セイン氏のような方がしたり顔で
「すいません、という言葉は失礼です。日本では、すみません、と言うのが正しいのですよ」
と言ったとしましょう。だいたいの日本人は、何言ってんだ、普通にすいませんって使うじゃないか、と怒るかもしれません。
しかしそこで、すみませんという言葉を覚えたアメリカ人は、日本でひとつ、恥をかかなくて済むと思うのです。


そしてですね、ブログ主として、声を大にして言いたかったのはそっちの件ではないのです。
むしろその下、韓国の教科書の方が本題でした。
私が緑文字で書いた例文を読まれた方に、怒って欲しかった。
”そちら”に怒って欲しかったのです!!(^-^;)
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