貧乏父さん奮戦記

早く「金持ち父さん」へ改名したいのですが・・・。

関東大雪。

2014年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

天気予報で聞いたはずだが、ピンとこなかった・・・・。
週末は東京でも雪が降るらしい・・・・。
出張で上京する私は何を着ていこうか迷っていた。
週末の雪の予報は良いけれど、ホテルに長靴を履いていくわけにも行かない。
短めのブーツを2990円で買った。
傍から見れば靴を履いているように見える。
出張が終わった金曜日、妻の実家に泊まることにした。
この時は風が冷たいが土曜に雪が降るとはとても思えない天気。
夕食時にビールを飲みながらニュースを見る。
夜中から降るらしいが、雪国の私は雪を見ても特別な感情はない。
次の日は妻を駅まで車で送って行く事になっていた。
朝起きてびっくりする。
これじゃ田舎と変わらない雪景色がそこにあった。
一夜明けるとそこは雪国だった・・・・・。
「マジかよ!?・・・・」
運転席側の雪を払い、エンジンに火を入れる。
エンジンスターター付だが、電池切れのせいか役立たず。
「ちぇっっ・・・」
と舌打ちやら悪態を付きながら10センチほどの雪を車の屋根から降ろす。
我が家と違い道具がないからホウキでやった。
周りの車にも平等に雪が載っている。
妻を駅まで送り届け、迎えに行くまでのんびり過ごす。
午後5時、車の屋根には20センチを越える積雪があった。
「これじゃ田舎と変わらないよ~」
タメイキ交じりの暖機運転と雪下ろし作業。
時折吹雪に見舞われ「ここは何処!??」と首を傾げる始末。
待ち合わせ場所のスーパー駐車場はシャツターが降りていた。
まぁ~これじゃ2階まで上れないし、降りて来る時にスリップしてぶつけるに決まっている。
仕方なく駅のロータリーでハザートランプを点滅させ駐車していた。
駅から出てくる人は傘を持っていたが、この風では役に立たないよ~と独り言。
妻を乗せて家まで帰る。
途中の坂道で軽ワゴン車が2度ほど横になりながら登って行く。
その姿を見て「分かるよあの人の気持ちが痛いほど・・・」と妻がこぼす。
「俺でも分かるよ!止まると登れないしからアクセルを踏み込むしかないんだ。あの滑り具合だとFRだな」
と前方の車のとばっちりを受けないように車間距離を空ける。
こっちに問題が無い訳ではない・・・・。
唯一、ワイパーが冬用ではないのだ。
助手席側の視界が妨げられる。
「本格的な冬だよねぇ~」
妻も頷く。
幸い何事もなく家に辿り着いた。
夕食時、窓に吹き付ける吹雪が体感温度を下げる。
「ここでビールを飲んでいて良いものか・・・・」
次の日のことを考えると、電車が動いている内に帰った方が良かったのかと不安がよぎる。
予感は的中した。
日曜の朝は30センチ以上の雪・・・・・。
毎日見慣れた風景がそこにあった。
唯一つ足りないのが除雪車の音が聞こえない事。
「こんな路地はブルが来ないのか・・・・・」
人が歩いた道筋が一本。
車なんて動きようがない。
「いくら四駆でも軽じゃ途中で止まる。大通りまで辿り着けない」
朝食後、タクシーを呼ぶがお休みだと言われた。
「この雪じゃ動きようが無い・・・・。当然と言えば当然・・・・」
高速道路も通行止めのテロップが流れる。
幸い動いている電車を乗り継いで東京駅に辿り着いた。
20分遅れで新幹線が発車する。
妻から貰ったビールを開ける。
キオスクで買った黄金のチーズタラが美味しい。
周りは500の缶ビールなのに、350の発泡酒とはご愛嬌。
日差しが眩しい窓にブラインドを下ろす。
「この雪は残るな~・・・・・」
雪景色を眺めながら雪国目指すの悪くない。
ビールもう1本買っておくんだったなぁ~。
初めて体験する関東大雪でありました。
今朝も7時起床、穏やかな天気が嬉しいね~・・・・・。

コメント
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