空の色

Ricaの気まま日記と詩の世界

『1リットルの涙』第4話:レビュー

2005-11-06 02:32:04 | ドラマ・映画(ネタバレ有もあり)
『1リットルの涙』第4話

出演:
  • 池内 亜也:沢尻 エリカ
  • 池内 潮香:薬師丸 ひろ子
  • 池内 瑞生:陣内 孝則
  • 池内 亜湖:成海 瑠子
  • 池内 弘樹:真田 佑馬
  • 池内 理香:三好 杏依
  • 麻生 遥斗:錦戸 亮
                他…
    [あらすじ]
    とうとう自分の病名を知って、溢れる涙を止められない亜也。
    最初は受け入れ難いその事実を、亜也はじっくりと受け止めようとし、
    潮香と共に真っ直ぐに病気に立ち向かう覚悟を決める。
    しかし、彼女は告知について早すぎたのではないかと後悔していた。
    けれど、瑞生はしっかりしろと、勇める。
    二人は亜也の病気が治るまで諦めないと強く心に決めるのだった。

    翌朝、亜也はいつものように笑顔で食卓に降りてくる。
    驚く潮香と瑞生。
    しかし、同じ道を歩き、同じように学校へ向かっても、
    亜也にとっては別の世界のような違和感が感じられる。
    急に自分が変わってしまったように感じる亜也。

    そんな学校では夏休み直前の試験が終わった所。
    もうすぐ夏休みにはしゃぐ同級生達。
    亜也には遠い世界の話のようだった。
    遥斗はそんな亜也の様子を盗み見る。
    以前、生物室で亜也が見ていたPCは彼が見たときにはもう
    閲覧履歴が削除されていたのだった。
    亜也の様子に遥斗もまた、どことなく違和感を感じていた。

    そして、その頃から亜也の体の変化は目に見えて現れてくる。
    バスケをやっていても、体がうまく動かない。
    そんな病気の進行に怯える亜也。
    時間が経つにつれ、病気は確実に進行し、
    今まで出来ていたことが少しずつ、できなくなっていくのだ。
    本当につらいのはこれからなのだと、主治医の水野は潮香に話す。
    そして、薬の効果やリハビリの効果を確認するため、
    夏休みに入院することを提案した。

    それから間もなくして、学校は夏休みに突入する。
    夏休み直前、河本から花火大会と8/7と河本の誕生日に
    一緒に出かけようと誘われた亜也。
    嬉しくて心ときめかせるが、自分が病気であることに引け目を感じ、
    断ろうと考えていた。
    しかし、潮香はそんな亜也に普通の高校生がやりたいことを
    避けようとするのは間違っている、と諭す。
    以前、「神様は不公平だ」と言った亜也に潮香は、
    それは亜也自身がそうしているのではないか?、と問う。
    潮香は今できる事を精一杯やって欲しいと願っていた。
    そんな潮香の思いに亜也も自分を信じて行動しようと決める。

    そして、花火大会当日。
    ピンクの浴衣に身を包み、髪の毛もアップにして、
    亜也は河本と花火大会に出かけた。
    美しくはじける大輪の花火たち。
    そんな花火を見ながらつかの間の幸せな時間を過ごす亜也と河本、
    そしていつの間にか集まった同級生達。

    しかし、ある信号待ちで、亜也はふっと一瞬、意識を失い、
    そのまま棒のように倒れ、アスファルトに強く頭を打ち付けてしまう。
    横断歩道に流れる、亜也の赤い血液。
    慌ててクラスメイトが駆け寄り、偶然その脇にいた亜湖も駆け寄る。

    そのまま、亜也は病院へと搬送されていった。
    傷はたいしたことはなかったものの、
    瑞生と潮香は気が気ではない。
    亜也の病気は人よりも進行が早いことがわかり、
    水野の言うとおり、夏休みは検査入院をすることになった。
    家族がひとつになって亜也を支えるのだと、瑞生は家族をまとめる。

    急な亜也の入院の話に疑問を持つ兄弟達。
    亜湖は亜也がおかしな病気ではないかと疑う。
    彼女は亜也が転んだ瞬間を見ていて、その様子があまりにもおかしいと疑う。
    しかし、瑞生や潮香は多くを語ろうとはしなかった。

    そして、亜也にも正式に入院の話が告げられ、
    水野にリハビリの担当医の田辺を紹介される。
    亜也の病室を出た水野は告知が早かったのではないかと、田辺に言われるが、
    水野は生半可な返事は亜也にはできない、こと、
    病気に立ち向かうための覚悟をするため、告知は必要だったと言う。

    そして、バスケ部にも亜也の入院の話が伝わる。
    クラスメイトたちも亜也の不自然な転び方に心配する。
    そんな亜也の病室にクラスメイトたちが差し入れを持ってお見舞いに来る。
    とても喜ぶ亜也。
    ただ、そこに遥斗の姿はなかった。
    遥斗は団体行動が嫌いなタイプではなかったが、
    昨年、兄と二人で出かけた渓流釣りで慕っていた兄を失ってから
    彼の様子は変わってしまったのだった。
    ひとり、学校の生物部で亀や魚の世話をしていた遥斗。
    彼は帰り道、がんもと散歩している亜湖に会う。
    亜湖は8/7に朝比奈動物公園に行くのが遥斗ではないか、と言った。
    それはもちろん、遥斗ではなく、河本だったのだが。

    その後、入院中のリハビリ室に河本が見舞いに訪れる。
    亜也のリハビリの様子を見て、声もかけずそこに立ち尽くすだけの河本。
    水野が8/7に外出の許可を出したのに、喜ぶ亜也、
    その一方で、表情を曇らせる河本。
    彼は亜也がおかしな病気にかかったのではと疑い、
    次第に距離を置くようになっていく…。

    そしてある日、今度は遥斗がひとりで亜也を見舞いに来る。
    屋上で「亜也は元気そうだ」、と話す遥斗。
    思わず、何の病気か聞くが、亜也は冗談を言ってはぐらかす。
    そんな元気に笑う姿を見た遥斗にはどうしても、
    以前の亜也の様子がおかしかったことで、ひっかりを感じていた。
    そして、遥斗は亜也の主治医、水野の担当を調べ、
    ある病気の名前へたどり着く。
    そう、それは『脊髄小脳変性症』
    そしてその病気の真実を知る。
    治療法がなく、最後は寝たきりになってしまうこと…。

    8/7、亜也に外出許可が下り、
    河本へのプレゼントを持って朝比奈動物公園へ向かう亜也。
    しかし、彼女が出かけた直後に病院へ河本から電話が入っていた。
    偶然、見舞いに来た遥斗がそこに居合わせる。
    彼は河本が来ないことを知らずに亜也が朝比奈公園に向かった事を知る。
    遥斗は走って動物公園へ向かう。
    途中、雨が降り出し、遥斗の頭上に降り注ぐ。
    そして、動物公園でひとり、プレゼントも自分もずぶぬれになった亜也に
    差し出された一本の傘。
    傘の持ち主は遥斗だった。
    驚く亜也。
    遥斗は彼女に河本が急用で来れなくなったと告げる。
    けれど、心のどこかで河本が来ない方がよかったと思っていたのだと、
    亜也は泣きながら吐露する。
    そして、自分の病気の話を始める。
    歩くことも話すことも、できなくなること。
    やがては寝たきりになってしまうこと。
    そして以前、遥斗が言っていた言葉を思い出す。
    「人間だけが欲張って余分に生きようとする…」
    亜也は無理に生きようとするのは、間違っていることなのかと、遥斗に聞く。
    何も答えることができず、立ちつくす遥斗。
    「タイムマシン作って過去に戻りたいの…」
    亜也はそのままそこに泣き崩れてしまった…。
    そして、徐々に彼女の体『今までできたこと』を失っていくのだった…。
    -------------------------------------------------

    [作品レビュー]
    河本先輩、逃げ腰でダメな感じでしたね~(^^;
    おーい、亜也への想いはそんな程度だったの~?って
    突っ込みたくなりました。
    もっと、しっかりした人だと良かったのに(;_;)
    #あ、そうすると、遥斗の出番が減っちゃいますね…
    最初出てくるいい役どころは大抵途中で去って行っちゃいますもんね(^^;

    それに代わって遥斗の存在がとても大きくなってきました。
    クラスの中では一匹狼的存在ですが、
    今現在で亜也の病気に一番詳しい人物ですし。
    地味な感じですが、着々と物語の中心に詰め寄ってくる感じです。
    はやり、亜也を支えるのは遥斗なんですね。
    その存在がじっくりあぶり出しのように出てきた気がします。
    こういう演出は結構好きです(^-^)
    あまり多くを語らない遥斗が、実は一番、亜也を理解し、
    バックアップしている姿がとても素敵だなと、思いました。
    今後の遥斗の動きに大注目です。
    余談ですが、錦戸くんは関ジャニ∞でも、喋らないキャラなんでしょうか?

    さて、亜也も入院と言う形で、家族やクラスメイトにも病気のことが伝わりましたが、
    まだ、病名を亜湖たちは知りません。
    次第に動きが鈍くなっていく亜也に家族やクラスメイトが接していくのか、
    このあたりも気になる所です。
    #うーん、河本先輩はそろそろお役ごめんなのでしょうか…(^^;

    それに告知について語る、水野氏が印象的でしたね。
    告知については本当に様々なようですよね。
    告知をするかしないか、それは病気の種類にもよるし、患者にもよる、
    それに、家族。そして当然、医師にも覚悟がいるんですね。
    それでもしっかりと亜也に告知し、真実を伝えて
    病気と闘う準備をする水野氏がとても好感が持てました。
    これから亜也と家族、そして水野氏の病気との戦いが始まります。
    つらいのはこれから、それを乗り切っていく亜也の姿に期待してます。

    それにしても、がんも、急に大きくなりましたね~♪
    りっぱな成犬になってました~!!
    仔犬だったがんもと大人のがんもは違う犬なのでしょうか?
    ------------------------------------------------
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