空の色

Ricaの気まま日記と詩の世界

『大奥 第一章 第五話』:レビュー

2004-11-06 20:43:03 | ドラマ・映画(ネタバレ有もあり)
DVDプレーヤーとは本当に便利なもので、
お昼のダイジェスト版、第5話と無事録画してくれました♪

今回は、お万の方こと、慶光院が春日局(おふく)によって
江戸城へ連れ去られ、第2の対立図が完成する様子が描かれていました。

[あらすじ]
相変わらず家光は女性を嫌い、世継ぎはいっこうに誕生しない。
世継ぎ相続に争う母と春日局の姿を見てきた家光は
女性を好きになることができないでいたのだった。
そして、それが春日局の一番の悩みだった。

ある時、家光は京へ向かった際、尼寺で一人の尼に目をとめる。
その尼、慶光院は尼寺で貧しいい人々を救う、美しい女性だった。
家光はそんな慈悲深い、心優しい慶光院に心惹かれていた。
それを知った春日局はしばらくして慶光院を江戸へ呼び出す。
謁見の間では慶光院の尼としての心構え、
春日局の皮肉をさらりと交わす慶光院の言葉に
家光は御簾の向こうで微笑むのだった。

そして、春日局はある策略を練る。
慶光院に高額の金子を送りつけ、
夜更けに家来を伴い、慶光院を強引に江戸城へ連れ出す。
かくして慶光院は家光の側室となるべく、
髪が伸びるまで江戸城に外れに幽閉されることとなった。
連れ出された慶光院を心配した同じ寺の尼習いのお玉は江戸城へ出向き、
慶光院に使えるため、大奥の女中になる決意をする。
そして正室、孝子はお役御免とばかりに離れへ引きこもってしまう。

その後、尼寺からの便りで、春日局が慶光院を幽閉したことを知った
家光は激怒し寺に帰すよう、言う。
しかし、春日局は強く反発。家光は頭が上がらない。
そんな春日局の独壇場振りに頭を抱える家光は
京より呼び寄せた笛吹き、隼人に女性の悩みついて明かす。
大奥には多くの女性がいるが、
自分と言葉を交わしたのは亡き母と春日局だけ。
だが、醜い世継ぎ争いで二人の安らかな顔などみたことはなかった。
もし、心を奪われる女性がいるとすれば、それは菩薩のような人…。
そんな女性はこの世にはいないと…。
そして、家光は隼人に慶光院に聞こえるよう、
東の櫓の側で笛を吹くように命じた。
生きる望みを失っていた慶光院は毎夜聞こえてくる、美しい笛の音に、
次第に心を奪われ、生きる決意をする。
やがて髪が伸びた慶光院は名を「お万の方」に改め、
家光の側室となるのだった。

ある夜、隼人が東の櫓から戻る時、櫓の隙間から米粒が落ちてきた。
櫓の戸の隙間からそれは少しずつ落とされていた…。
隼人は自分の姉ではないかと感じ、姉を探して大奥へ忍び込む。
そこではお万が一人、仏に祈りをささげている姿が。
隼人は訳あって人を探していると告げる。
その時ちょうど、お鈴廊下の鈴が鳴り、家光がこちらへ向かっていた。
家光が寝屋に着くとそこには髪の伸びたお万の姿。
そしてその奥には隼人が隠れていた…。
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歴史上、家光には正室のほかに9人もの側室がいて、
結果として6男1女をもうけています。
#歴史の中でも多い方では…春日局の策略でしょうか(^^;
なので、男色家とは言われてはいますが、そうでもないようです。
やっぱり、単純に幼い頃の母と乳母の世継ぎ争いが
トラウマになったんじゃないでしょうねぇ…(T-T)
生まれながらの将軍であるため人間関係、外部からの軋轢で
心の病だったとも言われていますし。

それなのにお万との間には子供は生まれていないみたいです。
家光にとって死ぬまで最愛の人であったのに、なぜなんでしょう。
なんだかそこに切なさを感じます。
劇中では無理やり尼寺から拉致され、城に幽閉。
それでも初めて家光の心を癒した女性です。
強く、慈悲深い、そんな女性になりたいなと、憧れます。
この先、春日局と対立していきますが、
どんな戦いが始まるのでしょう。
今後の動きが楽しみです☆

そして、今回、またまた西島スマイルが一瞬ですが出ました☆
徳川家光という人は心が病んだ将軍だったと言われています。
それで、西島さんは終始、微笑まず、表情も変えず、
そして何を見ているかわからないまなざし…。
そんな中で出てくる西島スマイルはまさにお宝モノです♪
籠の中から尼寺を見つめる西島さんも素敵ですね。
一瞬一瞬の小さな目の動き、僅かな空気の変化も感じられるような
繊細な演技に毎回、目を奪われます。
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
家光も子だくさんですが (d_d-)
2004-11-07 08:09:53
徳川11代将軍家斉は,54人の子をつくったといいます。

(今,ネットで確認しました ^^)

平和な時代,そこまでつくらなくても

跡継ぎには困らなかったろうに…。
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