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『帰郷』
君に出会えて、
僕はほんの少し大人になった。
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/kikyou/
・2004年東京国際映画祭
日本映画・ある視点部門正式出品作品
・2004年ナント三大陸映画祭
コンペティション部門正式出品作品
・2005年ファジル国際映画祭 正式出品作品
・2005年全州国際映画祭 正式出品作品
監督:萩生田宏治
脚本:萩生田宏治、利重剛
出演:
他…
[あらすじ]
東京の食品会社で働く晴男はある日、母、とみが再婚することを知り、
故郷である、小さな海沿いの港町へと帰ってくる。
しかし、突然の母の再婚に、素直に喜べない晴男。
少し家族との距離を感じてしまった晴男は
その夜、居酒屋で偶然、昔の恋人だった深雪に会う。
晴男はずっと深雪を忘れられず思い続けていた。
深雪は数年前、突然晴男の前から姿を消し、
この町を離れてしまったのだったのだが、
半年前に離婚し、帰ってきたのだという。
しかも、昼はパート、夜は居酒屋で働き、
母ひとりで娘を育てていた。
久しぶりに並んで歩く帰り道で晴男に深雪はこう告げる。
「娘の名前はチハル。晴男クンの『ハル』。
目元なんてそっくりよ」
もしかしてボクの子供!? 戸惑う晴男に
彼女はあっけらかんとして明日、娘を紹介すると言い残し、
ひとりで姿を消してしまった…。
残された晴男と深雪の娘、チハル。
そして自分の娘かもしれないチハル。
しかし幼いチハルにどう接してイイのかわらからない。
二人の間には気まずい空気が流れる。
しかし今はただ、深雪の居場所を探すしかない。
そして、状況もよくわからないまま、
晴男はとにかくチハルと母探しの旅に出ることに…。
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[作品レビュー]
作品は西島さん演じる晴男クンと玲愛ちゃん演じるチハルちゃんが
母(片岡さん)を探して旅をする、と言う2泊3日のロードムービーです。
静かで、どこか心地いい感じです。
微笑ましいシーンや、思わず、(^ヮ^)と、笑顔のなってしまうシーンが
絶妙に散りばめられていて、「憎いなぁ~、監督!」
なんて思っちゃいました☆
オープニングの電車のタイトルシーンがなんか好きでした♪
晴男クンがホントに、大人ぶった大人じゃなくて、
チハルちゃんと目線が同じになってるところがとてもステキでした。
ヘンに言うと、ようは晴男クンは結構、子供なんです(^^;
たぶんそれは深雪からみると頼りない感になっちゃうのかなぁ。
#晴男クンは素の西島さんに似てるのだとか(^ヮ^;
それにしっかりしてるけどやっぱり子供なチハルちゃんが絡むと
ホント、不思議とイイ雰囲気がモクモク湧き出してきて、
集中して観る事ができました。
少し気になったのは、晴男クンと深雪の過去がグレーでした。
作品的には別にメインがあるのでその方がいいのかも…。
ホントに昔は恋人同士だったの?的な不思議感は若干残りました。
#私、知りたがり過ぎ!?
映画独特の『作られた感』はなく、自然でリアルな作風でした。
晴男クンとチハルちゃんの微妙な心の距離感や
次第に二人の仲がステキなものになっていくのが
スゴク伝わってきて、とても引き込まれます。
予告チラシにも載っている肩車のシーンはホントに
イイ感じでした(^^)
晴男クンの心の動きがホントに絶妙に伝わってきて、
それが将来自分も感じたりするのかな、なんて思ってみたり…。
2泊3日の短い帰郷。晴男クンは確実に何かをつかんで
東京へ帰っていったのだと思います。
萩生田監督が仰っていましたが、人それぞれ受け取って、
その後の物語を作っていける、そんな優しい余韻の残りました☆
ひとりの男性が『帰郷』で少し成長したような、
家族と言う繋がりを目で見たような、
自分も何かを得ることが出来たような…。
心がポッと温かくなるようなステキな作品です。
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[舞台挨拶]
萩生田監督、片岡さん、西島さん、玲愛ちゃん、光石さん、利重さんの
順で並んでらっしゃいました。
監督は少し緊張なさっていた様子でした。
しっかり挨拶をしていたのはなんと、玲愛ちゃんでした(^^)
彼女、話す事をメモにまとめてきてたんです!
何だか、とてもしっかり者さんだなぁ、と思います。
この日はおさげにしてて、とても可愛かったです♪
#なのに彼女も大人顔負けの立派な演技者!!
萩生田監督、利重さんらが脚本を作成する際に、
途中から西島さんの驚いた顔とかが思い浮かんだりして、
それがとてもツボにハマっていったらしく、途中から西島さんとして、
脚本が進んでいったみたいです。
特に利重さんは西島さんの事を「ココ近年で一番面白い男だ」と
仰ってました。これはかなりベタ褒めな感じ!?
とても現場の空気もよく、舞台挨拶も終始和やかなムードで、
ホントに幸せな現場だったんだなぁって感じました。
皆さん、心がポカポカになったそうですよ(^-^)
西島さんたちも他の方の話で大ウケして笑ってらしたり、
玲愛ちゃんが西島さんに愛の告白(!?)しちゃったりと、
現場の空気が流れてきそうな楽しい舞台挨拶でした(^-^)
#映画の作られる瞬間ってホントに素敵なんだろうなぁ。
「片岡さんはソウルな方だ」と西島さんが仰ってました。
見た目は、スゴクキレイで女性的ですが、
演技にかける情熱がスゴイのだとか。
お話を聞いていると、ちょっとその温度が伝わってきました♪
片岡さんにとっては2年振りとなる、復帰の作品のようでしたが、
え?2年振りなの?的にブランクなんかは見えませんでした。
「人間的に説得力がある」、カッコいいな、って思います(^^)
光石さんは今回、居酒屋の店主役だったのですが、
あまりに役に溶け込みすぎていたせいか、
スタッフの方に、店の人と間違えられ、
「ゴミ箱貸してもらえますか?」なんて言われたのだとか(^^;
#確かに、ハマリ役ではありましたが☆
そして、本日の西島さん!!
格好は白いシャツに黒いボトム。
シャツはノータイでボタンも留めてなくてラフな感じです。
若干、インナーのシャツが透けてました(笑) オイ~!!
しっかり、夏モード!! #もしやCoolBis!?
ヒゲも『菊次郎とさき』の藤崎先生モードなのか、
キレイサッパリで爽やかさんでした(^-^)
髪は少し伸びていたように感じます。
やっぱり素敵ですねぇ(^^)
終始、楽しそうに笑ってらして、劇場の子供の声にも
ニコッと笑ってみせるシーンなどもありました。
MCの方の質問で玲愛ちゃんとケンカした話とかにも笑ってました。
フリで「日本映画でご活躍なさってるお二人ですが…」には
テレからなのかちょっと、苦笑い(^^;
『帰郷』は西島さんにとって大切で
とても思い入れのある作品になったのだとか。
台本を頂いた時に、特別なものを感じたそうで。
こうして大切な作品が色んな人の目に触れていくのは
とてもステキなことなんでしょう~。
そして、そういう作品なんだ、と言うことを本人の口から聞き、
どっぷり世界に浸れたことはとてもステキなことだなぁ、
と思ったのでした(^-^)
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「帰郷」の記事に関連してTBをさせていただきましたが、間違えて2回になってしまいました。
ごめんなさい。
TBありがとうございます☆
とても心温まる、ステキな映画でしたね(^-^)
キラキラさんのとこにもお邪魔しますね~☆
TBの方はこちらで編集できるので大丈夫ですよ(^^)
しみじみとしたとてもよい映画でしたねぇ。
舞台挨拶をご覧になったとはうらやましい。(^^)
晴男クンとチハルちゃんのやりとりが目が話せないくらいステキだった!!
ステキなシーンがいっぱいでした(^-^)
この作品はとても心に残りました。
最後の西島さん演じる晴男クンの表情はとても絶妙で感銘を受けました。
舞台挨拶もとてもアットホームで良かったです(^^)
ああいうチームからあんなステキな作品が生まれるんだなぁって、思いました(^^)
TBありがとうございます!!
あの、冷えたカレーを鍋から食べるところが印象的でした。
コメントアリガトウございます!!
『犬猫』もご覧になったのですね☆
私も観てきました♪
女の子の世界がリアルに描かれてとても共感しました(^^)
お玉でカレー、似合ってましたね(^^;
『犬猫』
http://blog.goo.ne.jp/rica_okishima/e/460ead1556a29b29bd2050537e886551
「血のつながり」にこだわらない家族関係って西洋では当たり前なのに、日本ではどこかまだまだ偏見がありますよね。そこに温かい風を起して「相手を思いやる」気持ちを淡々と描いている点に感動しました。男目線で(^^)
今年の西島さんは働き者で、嬉しい限りです☆
さすがにコレだけ多いと、1日に2本重なっちゃうこともあります…(^^;
#今週末も2本あって、重なるのは今年で2回目…(>_<)
西島作品をきっかけにこちらにお邪魔していただいてたなんて、感激です!!
未熟なレビューが恥ずかしいです…。
#まつさん様のレビューは読むと感動が思い出せます(^^)
男性の目線でも『帰郷』はそんな風に感じられたんですね。
私も作品を通して家族の温かさを感じることが出来ました(^-^)
優しい空気が静に流れる作品はまさに西島秀俊本領発揮と言えますよね。
また、いらしてください☆
マスターオブライフ主宰PONと申します。
このたびは押しかけTBのご承認とTBR
さらにはコメントまで頂きまして
ありがとうでした。
きれいな青ですね(ブログの背景もですが)
「帰郷」の映画パンフなんでしょうか?
>#私、知りたがり過ぎ!?
いえいえ、誰もがそう思うと思います。
その位の余韻がまたいいんですね~。
またよろしくお願いします。
始めまして!!
画像は『帰郷』のパンフレットで、
真っ青なのがとてもキレイだったので
本文も同じ青にしました。
劇中の海も空も印象に残ってます♪
#特に肩車の海
だからかな?作品のイメージにも「青」が合うような気がします(^^)
最後の晴男君がとてもいい表情をしていて、
私もこの作品でいい余韻が残りました(^^)
コメント、ありがとうございます☆
こちらこそ、よろしくお願いしますm(_ _)m