「Runner」

爆風スランプの「Runner」の歌詞に登場する《君》というフレーズ。


　雨を避けたロッカールームで
　《君》はすこしうつむいて
　もう戻れはしないだろうといったね

　瞳の中風を宿した悲しいほど誠実な
　《君》に何をいえばよかったのだろう
　かげりのない少年の季節はすぎさってく
　風はいつも強く吹いている

　走る走る俺たち　流れる汗もそのままに
　いつかたどり着いたら
　《君》にうちあけられるだろう


何度も繰り返されるこのフレーズ。
実はこの歌詞は、音楽性の違いから脱退を表明した江川ほーじんさんの後ろ姿を、サンプラザ中野さんが歌詞にしたためたものらしいです。

「君」とは、バンドを脱退する仲間のことだったとは……

それを知って、今までひとつだけはまらなかったパズルのピースがはまったような気がしました。