入院生活 人生模様

入院生活12日目、明日でとうとう退院となりました～。
目標としていた松葉杖無しで帰る、というのは体重かけると痛みが出て不安定なので、諦めました。

医師は、体育会系もいれば、今時のオシャレな髪型でトレンディドラマに出てきそうな人もいたり、一昔前の偉そうな医師が減った気がします。

病室は人生模様が垣間見えるところ。
プライバシーゼロの6人部屋で、窓際というラッキーな場所で、早6人の方の退院を見送ってきました。
新入りが入ってくる度に、医師や看護師さんや麻酔医師や薬剤師が入れ替わりに症状や治療法を確認にきたり、朝晩に看護師さんがくるので、会話が聞こえてその人となりがわかっちゃうんですよね。で、仲良くなれそうかな、という方とおしゃべりをして、痛みやストレスを軽減して楽しく過ごしてました。

整形外科と皮膚科ミックスな病棟なので、命に関わらないので皆んな手術さえ受けてしまえば回復するばかりでハッピー、と思ってたら意外とそうでもない。

入院前半は、長期入院の方たちの病室に私が新入りで入ったので、人間関係はすでに落ち着いていた。

向かいのベッドには、見た事のある膝装具を付けた松葉杖の元気な高校生が入っていて、子供と同年で同じ手術だとわかりよく話をした。他も学生さんだったり朗らかな奥様だったり若い方が大半。
また、膝の人工関節や大腿骨骨折の長期入院のおばあさんが二人いて、痛い痛いと言いながらもリハビリを励ましあっていた。1人暮らしだから完全に痛みが取れるまではここに居たい、というおばあさんを納得させて退院させるのはちょっと大変そうだった。

そして、朗らかな奥様以外は回復して笑顔で退院して行ってから、後半戦となる。

検査入院や点滴治療というショートステイのお年寄りが入っては居なくなった。通勤途中にコケて腕手術をした同年代の方とは、よく話をしたけど昨日退院しちゃった。

で、ここ数日で入ってきた長期入院後のすぐ再入院した婆さん2人がワガママばかり。今時の子供でも恥ずかしくて言わないような…

太っているのに、減塩食はマズいから普通食をアレンジして出してほしい、とか変えてくれないとコンビニで買っちゃうから。
朝食は食べない習慣だから要らない。パンは焼いてくれないと食べれない。
真ん中は気が滅入るから、窓際がいい。
前の入院階は飽きたから替えてもらったけど、前の階の方が気がきいていたし、連携ができていた。etc. etc.

くだ巻き気味の不満にも、同情しつつ落としどころを探す看護師さんってすごいなあ、と思う。

ワガママじゃなくても、「もう私って不幸」というつぶやきやため息がしょっちゅう聞こえてくると、マイナスオーラが伝染する。

というわけで、コレ。


整形外科で入って、調べたら内科系も悪い所がドンドン出てきて、治療がドンドン長期化するお年寄り。まず生活を見直す方が先では、と思う事多々ありました。

周りの年齢層が高すぎるので、若い若いと言われ、勘違いしそうな日々ももう終わり。