一昨日、急に胸が痛いことに気付いた。触ってみると明らかに胸にしこりがある。
こんなの初めてで、かなりびっくりして、動転した。
しこりは結構大きくて3センチくらい。ひどい肩こりと打ち身の間のような痛さ。
思いつくのは2つ。
『乳腺炎』と『乳がん』
ネットでかなり調べて背筋が凍るような思いだった。
乳腺炎は、まだ授乳中なのでなる可能性は高い。
でもネットで見ると、熱が出るとか、授乳開始から数ヶ月でなる人が多いとか当てはまらないことも多かったし、
しこりについては記述のないものが多かった。
乳がんについては、通常痛みを伴わないと書いてはあるものの、末期になれば痛いとか、最初から痛みを伴う人もいるとか、
人によるものらしくよくわからない。
でもとにかくしこりから発見されることが多いと書いてあった。
頭をよぎるのは、乳がん検診を受けたことがないという事実。
そして、知り合いで乳がんで2歳の娘さんを残して亡くなった方の顔。
その人のブログを読んだけど、最後まで生きる希望を捨てていなくて、それが亡くなった後では本当に悲しくて読んでは泣いたこと。
乳がんは早期発見すれば治る可能性が高いとか、しこりが見つかっても良性であることが多いとか、
そんな情報も目に入ったけど私の気持ちが落ち着くことはなかった。
でも、笑ってるくるみを見て、「こんなところで死ぬわけにはいかない」と思った。
もしも乳がんでも病気と戦ってやる、と覚悟を決め、翌日に病院に行こうと決めた。
翌日、もしも乳腺炎だったら、病院では薬が処方され薬を飲んでいる間は授乳できなくなるということを聞きつけ、
「ひとまず出産した助産院の助産師さんに相談してみよう」と思い、助産院に行くことにした。
すると助産師さんは診察をしてくれ、こう言った。
『軽い乳腺炎だね。膿んできてもないから、痛いほうから授乳して冷えピタなんかで冷やしといたらすぐに治っちゃうよー』
…あーーーーーーーーーーーーー助かった!!!!!
そう思った。
そう思えたら、昨日からの一連の覚悟がなんだか笑えてきた。
死ぬ覚悟までしたのに、軽いって。冷やして授乳すればすぐに治るんだって。なんじゃそりゃー。
くるみを産むまで、私は結構「いつ死んでもいい」と思っていた。
変に聞こえるかもしれないけど、いつ死んでもいいくらいの気持ちで生きてきたからだと思う。
25歳くらいで大きな夢が叶って、それからはそれを噛みしめて生きてきたので、
明日死んでもいいと思えるような今日を過ごしてきたつもり。
だから、今回のこの動揺には、少しびっくりした自分がいた。
『絶対今は死ねない』と思ったから。
くるみにもっといっぱいしてあげなきゃいけないことがあると思ったから。
でも、この気持ちの動揺は明らかに乳がん検診をしていない私のミスが起こした顛末なんだなー。
死ねないなら、まずは乳がん検診に行かないとだな。こりゃ。
神様がこれを私に教えるために軽い乳腺炎にしたのかもしれない。
さて、乳がん検診ってどうやって受けるのかから、調べないと。
ビクッとしたそこのあなた、一緒にいかがですかー?(笑)