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米共和、バイデン氏撤退警戒 新候補でトランプ氏劣勢も

2024-07-02 23:10:58 | 米大統領選2024


トランプ氏は討論会から一夜明け、バージニア州で演説し「我々の国を破壊しようと
している男に大勝利した」と語った=AP

 

【ワシントン=坂口幸裕】

民主党内で米大統領選を戦う候補をバイデン大統領から別の人物に差し替えるべきだとの声が出ていることを巡り、共和党は警戒を強めている。新しい候補に代われば、共和のトランプ前大統領が劣勢に立たされかねないとの懸念がある。

共和のニッキー・ヘイリー元国連大使は6月27日の討論会後、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューで「民主は若くて活気のある人物を連れてくるだろう。バイデンを候補者として残せば民主が生き残れないからだ」と表明した。

 

バイデン氏を巡ってはトランプ氏と参加して酷評された討論会を受けて撤退論が出ている。ヘイリー氏は「共和は来たるべき事態に備え、準備する時だ」と促した。同氏は共和予備選で敗れ、トランプ氏の支持に回る意向を示している。

米メディアでバイデン氏の後継候補に取り沙汰されるハリス副大統領や西部カリフォルニア州のニューサム知事、中西部ミシガン州のウィットマー知事らは50代前半から後半だ。現在81歳のバイデン氏に代わり、78歳のトランプ氏との対決になれば年齢に焦点があたる公算が大きい。

 

共和全国委員会の共同委員長でトランプ氏の親族であるララ・トランプ氏は6月30日の米FOXニュースで、バイデン氏が辞退した際に「伴走者」として戦ってきたハリス氏を後継に指名しなければ「この国の民主的なプロセスに反する」とクギを刺した。

民主の予備選で圧勝したバイデン氏が選挙戦から撤退した場合、ともに選挙戦に臨んでいるハリス氏以外の候補を選ぶのは有権者の理解が得られないとの認識を示した。

 

米リアル・クリア・ポリティクス(RCP)が集計した世論調査の平均では、ハリス氏の支持率は36%で、39.7%のバイデン氏より低い。ララ・トランプ氏の発言からは新しい候補が出てくればトランプ前大統領の脅威になり得るとの警戒感がにじむ。

米FOXニュースは1日、共和議員の間で民主が候補者をバイデン氏から別の人物に交代させれば大統領選でトランプ氏の返り咲きが遠のくおそれがあるとの不安が広がっていると報じた。

 

匿名を条件に取材に答えた共和議員はより若く、人気のある後継者が民主候補に指名されれば「厳しいレースになる。状況が一変する」と語った。

FOXニュースによると、トランプ陣営の報道担当者は民主内で浮上する交代論について、バイデン氏を念頭に「民主は無能な候補者を擁立した報いを受けなければならない」とコメントした。

 

バイデン氏は6月29日夜から首都ワシントン近郊の大統領山荘キャンプデービッドに滞在しており、1日にホワイトハウスに戻る予定だ。

キャンプデービッドでは大統領選への対応を巡り家族や側近らと協議したとみられる。米紙ニューヨーク・タイムズによると、家族は選挙戦の継続を求めた。

 

同紙は1日、バイデン陣営の幹部が大口献金者と協議し、バイデン氏がトランプ氏と11月の大統領選で戦っても勝機があると説得すると伝えた。

 

 

 
 
 
 
 
バイデン政権

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日経記事2024.07.02より引用

 

 



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