ウクライナ最高会議(議会)で演説するフォンデアライエン欧州委員長(4日、キーウ)=ロイター
【ブリュッセル=辻隆史】
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は4日、ウクライナの首都キーウの最高会議(議会)で演説した。同国がめざす年内のEU加盟交渉の開始を巡り「あなたたちの野心的な目標は達成できると確信している」と述べ、加盟国との調整に意欲を示した。
ウクライナは2022年のロシア侵攻後に加盟候補国となった。加盟交渉に入るためには経済面に加え、司法制度の改革や汚職対策の前進が必要になる。全加盟国の承認で決まるためハードルは高い。欧州委員会は8日に加盟に向けた準備状況に関する報告書を公表する見通し。
フォンデアライエン氏は演説に先立ち、ゼレンスキー大統領と会談した。会談後の共同記者会見では「多くの成果があった」「改革が進めば加盟プロセスの次の段階に進める」などと語り、協議前進に前向きな姿勢を強調した。
年内に加盟交渉を始めても、ウクライナがEUの法体系を取り入れて最終的に加盟が認められるには10年程度の時間がかかるとの見方がある。それでもEU、ウクライナの両首脳が交渉入りの政治目標にこだわるのは、戦闘の長期化で欧米の「支援疲れ」が目立つ場面が増えたからだ。
加盟交渉が始まれば、EUとウクライナの結束が強まり中長期の支援継続につながるとの期待がある。
米タイム誌は4日までに、ゼレンスキー氏が欧米の支援継続を求め奔走するなかで疲れ、ときには短気になっていると報じた。ゼレンスキー氏側近の話として「大統領は西側支援国に裏切られたと感じている」とも伝えた。十分な軍事支援が届かず、不満を募らせている可能性がある。
米NBCテレビは4日、米欧の当局者がウクライナに対し、ロシアとの和平交渉の可能性に関し協議を提案したと報じた。米政府高官らが明かしたとしている。
ゼレンスキー氏は4日の共同記者会見で、中東情勢の緊迫を受けウクライナへの関心が低下しているのは「事実だ」と認めた。米欧から和平交渉入りする圧力は受けていないと主張したほか「ロシアと交渉することはない」とも語った。
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日経記事 2023.11.05より引用
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(参考情報)
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