横河電機が6日発表した2024年4〜6月期連結決算は営業利益が前年同期比13%増の148億円となり、同期間で過去最高を更新した。
エネルギー関連の投資意欲が底堅く、プラント制御システムなどが伸びた。円安も収益を押し上げた。
純利益は59%減の100億円だった。前年同期に政策保有株の売却益(165億円)を計上した反動で減ったが、前年同期に次いで、過去2番目の水準だった。
売上高は9%増の1289億円だった。
プラント制御システムなどの制御事業の売り上げが中東・アフリカを中心に伸びた。今後の業績を占う受注高は14%増の1570億円だった。為替レートは1ドル=158.15円と約19円の円安になった。
25年3月期の通期見通しは据え置いた。売上高は前期比4%増の5630億円、純利益は21%減の490億円を見込む。
エネルギー関連の案件獲得は年間通じて堅調に推移するものの、先行投資としてIT(情報技術)などの専門人材の採用を強化することが響く。
日経記事2024.0807より引用