通信社とは
現在、世界140毛国以上に様々な通信社がありますが、世界三大通信社とよばれているのは、
①イギリスのロイター(Reuters)、
➁アメリカのAP(Associated Press)とUPI(United Press International)、
③フランスのAFP(Agence France‐Presse)です。
フランスのAFPの前身が、アヴァス通信社(Agence Havas)で歴史的には最も古く、ユダヤ系フランス人のシャルル=ルイ・アヴァス(フランス語版)が、1835年に創業したフランスの通信社です。
近代的通信社の先駆として、また世界屈指の通信社として、およそ100年間にわたり影響力を保ち続けましたが、1940年に解体しています。
ユダヤ系ドイツ人のポール・ジュリアス・ロイターはフランスのアヴァス通信社(現フランス通信社)で通信社の経営を研究した後、ロンドンに移り「正確かつ迅速」なニュースの集配で信用を築いたのがロイター通信社です。
言うまでもなくロスチャイルドの金融・産業界での経済活動をサポートし、大きくなりました。
通信社の役割は、メディア(新聞・TV・専門誌・ネット)や政府機関と契約し情報提供するものです。
当たり前ですが、国際的な情報提供をしようと思えば、世界各国の政府機関や一流の大企業などに取材し、正確でリアルタイムの情報を得て、
リアルタイムに世界の大手メディアや政府に、現地の言語で配信する必要があるので、世界覇権国家、またロスチャイルド家のサポートなしにはあり得ません。
ロイター通信社は、2007年5月15日、カナダの情報サービス大手企業であるトムソンがロイターを87億ポンド(約2兆1000億円)で買収することで合意したとロイターは伝えた。
2008年4月17日に買収が完了し、新会社「トムソン・ロイター」が発足し、
金融情報サービスで米国ブルームバーグを抜き世界最大手となっています。
金融情報・報道部門は引き続き「ロイター」ブランドを使用し、ロイターの編集権の独立も維持されるとしています。
日本では2008年10月13日以降、テレビの株価・金融情報のクレジットが「REUTERS」(ロイター)から「THOMSON REUTERS」(トムソン・ロイター)に変更されています。
クレジットというのは、メディア(新聞やTVなど)で報じる際、どこの通信社から情報をもらっているかを掲載しなければならない契約があり、
記事の最後に、ロイター通信とかAP通信と書いてありますが、それです。
また通信社間でも契約があり、競合他社から情報提供を受けている場合が多いです。
ロイター通信社
1850年代、ロンドンでは大衆紙が続々創刊されました。
東インド会社の後を継ぐロスチャイルド系の商人が、エジプト、インド、香港、オーストラリア、カナダからロンドンへ帰ると、まずロンドン家に一報を入れて、次にこれら新聞社にニュースとして持ち込みます。
このニュースで相場が動き、ロスチャイルド家がまた大儲けするという構造です。
ロスチャイルド・ロンドン家は、ニュースの配信にも注目していました。 1851年にドイツ系ユダヤ人のポール・ジュリアス・ロイターがロンドンでロイター通信を創業し、英仏海峡の海底ケーブルを使い、パリやロンドンの金融情報を各地に配信しました。
ロイター通信の最初の顧客は、ライオネル・ロスチャイルド(ロンドン家初代のネイサンロスチャイルドの長男、すなわちロンドン家二代目)であり、ロイターとライオネルは、知らぬ者がいないくらい緊密でした。
ロスチャイルド家は、ヨーロッパのあらゆるニュース配信をこんとろーるすることを狙い、ロイター、フランスのアヴァス、ドイツのヴォルフのユダヤ系通信会社3社に融資して育て、その支配権を握りました。
ロイターは、ライオネルを後ろ盾に、1870年にアヴァスおよびヴォルフと市場分割して、
①ロイターが大英帝国の植民地を含む広大な英語圏、
➁アヴァスはラテン語地域のフランス・スペイン・イタリア・南米、
③ヴォルフはドイツから北欧にかけてのいわゆるハンザ同盟とよんだ貿易圏。
というように取り決め、お互いにニュースを交換する協定を結んで、世界のニュースを3社で独占しました。
後にアメリカのAP通信が台頭するまでは、これがロイターの世界覇権の基盤となりました。
1867年の南アフリカにおけるダイヤモンド発見、
1869年(明治2年)のスエズ運河開通、
1873年(明治6年)のバグー油田発見、
1871年(明治4年)の第一次ボーア戦争、
1883年(明治16年)のオリエント急行開通など、
ロスチャイルド家か関係していくことになる大事件の影には、必ずこのユダヤ系通信3社が証券市場に与えた衝撃があり、その都度、ロスチャイルド家は大儲けしたのでした。
ロイターは極東にもネットワークを張り、彼らの目論見通り日本の新聞社は、外信を欲しがり、日本における「ロイテル電」はロイターの儲け頭になりました。
ロスチャイルド家が張り巡らせた貿易商人のネットワークはそのままロイターの通信網となり、後にそれがイギリスの情報機関MI5、MI6にもつながっていきます。
第二次大戦後、ロイター創業の地ロンドン・シティの取引所でロイターの大理石像が公開されたとき、除幕式の紐を引いたのは、ライオネルの曾孫のエドムンド・ロスチャイルドでありました。
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