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ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

モザイクな私

2020-11-20 | 考え方

Autumn near Killington, Vermont ( DenisTangneyJr via Getty Images)

 

 

こんなつぶやきを見つけた。それって、私のこと? 父や母や姉や弟や夫やルームメイトや恩師や友達や大好きなブログをお書きになる方からの共感する言葉や態度や生き方、そんな物をあちらこちらの人々から習い、いつの間にか私の生活の一部になっている。紅葉の森のように、緑や黄金色や赤や臙脂や、そんな風に私は大地に立っている。ただ森と違うのは、そうした葉は散らずにいつまでも私と一緒にいることだ。

 

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私は、友達が11年生(高校2年)で教えてくれた方法でラーメンを作ります。

毎秋、国境を越えてドライブした男の子が作ったプレイリストを聴いています。

今では話をしなくなった女の子が以前食べさせてくれたので寿司を食べ、親友の両親が私が好きなものを知る前に注文してくれたのでインド料理を食べました。

私が愛した誰かが最初に愛した映画を私は愛しています。

私は今まで愛した全ての人々で、できているモザイクのようであり、鼓動さえそうです。

 

 

 

 

 

 

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育つ人たち

2020-11-19 | 家族

 

 

とうとう今週火曜日からカリフォルニア州の多くの郡がCovid-19感染段階最低の紫層に逆戻りしてしまった。ホリデイシーズンに入らんとする時なのに、家族には痛手である。家族の集まりも控えめにと言われているし、市によっては市内の出入りも厳しく規制するようだ。ここまで感染せずに頑張ってきたのに、いっそ感染のひどい地区へ行き、罹患して抗体を作ってしまえ、というやけっぱちのような人が多いのには、今更ながら驚く。水疱瘡ではないのだから、生還する確率が100%ならいざ知らず、是非短気を起こさないでほしいと願う。年齢に関係なく、致死は起こっているのだ。

そんな鬱々な空気の中、子供たちが次々と孫たちの写真を送ってくれる。それを一枚眺めるだけでも非常に和むのに、9人分だから、飽きもせずに日がな一日眺めてしまう。それは希望を感じさせるからだ。他人の孫の写真など、いらぬ、というお方もいらっしゃる故、今日のペイジはスキップなさってくださってもよろしいと、前もってお断りしておきます。

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下の女の子は、3歳の孫#4。これはフロリダ州のサラソタで、大好きなミルク(週に1、2ガロンの牛乳を消費する子である)の「もと」に出会った時のもの。

ミルク大好きなZは、活発。

眼球筋肉の弱い部分を矯正するため、この秋メガネをつけ始め、Zはこのメガネが大のお気に入り。筋肉矯正が必要と診断したのは、Zのパパである。

3歳でもすでに銀河系など宇宙に興味を持っている。スペースXの打ち上げ、見られたのかしら。

サラソタの浜辺でもっともっと広い世界を眼鏡越しでも見たい人。

#9のテニスンはすでに生後2ヶ月。よく眠る。

孫#9は姉#5、兄#2の弟。#5ドテイは別名「ネズミ姉さん」。彼女も3歳。今一番お気に入りの絵本を読んでいるつもり

この恐竜ケーキは孫#2ユーリーの5歳の誕生日に。

この子が#2ユーリーで、#5と#9の兄。恐竜に夢中なお年頃。

去年生まれた孫#7はなんでもよく食べ、この子もミルクが大好き。片えくぼの可愛い男の子で、常に機嫌が良い。コスタメサのビーチで。

孫#7。背景はまるでゴミ処理場のようだが、一応ここはサンデイエゴのコスコ店内で。

#7のお気にいりの人間は、ママ。ラインならスタンプの「だよね〜」が使える。

去年最後に生まれた孫#8で孫#1の弟。ベイビーヨーダをやっているベイビーキャスパー。このタグボートのオモチャは三男のこのくらいの歳にプレゼントしたもので、一つも壊れたところもなく、孫たちのお気に入りのオモチャ。

誕生日写真でおすましなキャスパー。

初孫#1は、今週6歳になる。暇な時は、ノートと鉛筆を持ち出して、何をするかと思えば、「数学」。掛け算もできる。学校はテストの結果、飛び級させては、と勧めたが、両親は、同学年の子供たちと一緒にするために、今年は飛び級は断った。この孫も矯正用メガネを去年から装着。カウチのクッションをご覧の通り、スターワーズの大ファン。パパの影響大。

ドイツ生まれの孫#6。来月で1歳半に。孫#3の姉と仲良し。この子は、次男の長男だが、次男のこの頃によく似ている。

#6。フサフサな髪も次男そっくり。

孫#3で、孫#6の姉娘。ココは大の弟思い。歩く時は率先して弟の手を握る。スエーデン語と英語で弟に歌を歌うのが大好き。気のいいお姉さん。下の写真は夏にスエーデンで、右の従兄と遊んでいるところ。

#3の孫娘も、勿論プリンセスの1人。孫娘は3人しかいないが、心を和ませる3人孫娘たちである。

 

おしまい。ここまでお付き合いなさっていただきありがとうございました。

 

 

 

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ウィッシュボーン

2020-11-18 | アメリカ事情

 

 

来週木曜日は早くも感謝祭。Covid-19があろうがなかろうが、季節は巡る。ただし、かつて(ほんの去年)のような家族、友人、隣人が集まって祝う大きなことはできない。手土産にウイルスなど誰も欲しくはない。私の家族は、5組の子供夫婦たち、9人の孫、夫と私で、総勢21名になるところだが、ドイツ在住の息子や、フロリダで最後の6ヶ月の眼科医研修をこなす息子などの家族が来ないのと、三男家族は今年は妻側の晩餐に出席するので、総勢9名である。これくらいならCDC(アメリカ疾病予防管理センター)も(ヤクザな)WHOも、カリフォルニア州の雑誌モデル並みのいでたちの州知事も、見逃してくれようか。

ある日本の方が、アメリカの感謝祭は、本来の意味・意義を忘れ呆けて、ただただ食べ続ける祭日と書かれていらしたが、合衆国では幼稚園から、子供達は感謝祭について、歴史について一通り習う。ただし、最近移民として合衆国へいらした方々は、馴染みがなく、本人とは関係のない古い歴史上のことにすぎず、ただのお祭り気分で伝統的な食事をなさるかもしれない。将来合衆国市民権を取得せんとご計画なさるならば、そこらへんの歴史も、さらっと勉強なさるといいと思う。

メイフラワー号のうちの7人の乗船者だった祖先を持つ夫は、だからと言って別に晩餐の席で、「それでは先祖の新大陸へ渡った勇気と、その西も東もわからない英国からの祖先たちを助けてくれた原住民のスクアントに感謝し...」などと長いスピーチを垂れることは決してない。食事を祝福する短い祈りの中で、神のご加護と祝福と先人への感謝を述べる。

メイフラワー号からあのプリモスロックを踏んで上陸したピルグリムたちの先祖は、一番近くて3番目の従兄従姉の、またいとこの子、だとか9番目の祖父母のはとこのいとこの子、などとややこしく、図式を用いないとピンとこない。つまり繋がりはあっても、極細、あるいはほとんど他人である。ある程度DNAを譲り受けた、とでも思えばいい仲だろうか。

さて、その感謝祭の晩餐で七面鳥を供するのは、新大陸のあらゆる所に、ふんだんに七面鳥がいたし、原住民から教わったこともあったろうし、大勢をもてなすには、七面鳥は大きさからして、貴重な蛋白源でもあったと思われる。現にここら辺でも、七面鳥はいて、山の麓辺りで暮らす人は、よく菜園のトマトを食べ尽くされた、などと愚痴る。この七面鳥の首と胸の間にある叉骨(さこつ)は、胸骨の付け根にある鳥の鎖骨の融合によって、形成されるYの形の骨である。これをウィッシュボーンと呼び、弾力性とそれに付着する腱があるため、鳥が飛行する上で重要な箇所だ。

七面鳥を供され、食べ終えると、その皿に残ったこの骨を子供はもちろん、大人も探し、2人がYの両端を握って引き合って長い方を取ると願いごとがかなうと言われる。これはアメリカではプリモスロックの時代からあり、だが、英国だけの習慣ではなく、古代イタリア文明のエトルリア人に端を発したものだ。古代人はこの骨を鶏をした場所で収穫し、乾燥させた上で、願い事をしながらそっと撫でた。故にウイッシュボーンと呼ばれる。その習慣をローマ人が英国へ伝えた。そしてピルグリムによってアメリカにその伝統はもたらさせられたのだ。

鶏でも勿論叉骨はあるから、日本でもクリスマスに鶏の丸焼きでも食したら、探してみると面白いかもしれない。

私たち人間にも鎖骨はあるが、ウィッシュボーンの形態ではない。同じサコツと言っても、飛べないサコツである。ああ、残念。

 

 

 

 

 

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第二波、第三波にも負けない

2020-11-17 | わたしの好きなもの

同じ種類で仲がいいのは当たり前、を示す犬たち

 

 

 

人種を超えて親友になったり、親切にしたりするのは、人間だけではなく、動物の世界にもあり得ることで、現代SNSのおかげでそうした動物たちの様子が頻繁に目につくようになった。今まで話に聞くだけだったのに、最近はそれを写真や動画で実際に知ることができる。第二波、第三波と言われるCovid-19のしつこいアタックに、Covid疲れなる言葉も生まれ、皆それを実感するだろう今、こうした動物たちの優しさを目にすると微笑みも浮かび、心が和む。今日ご紹介するのはそのほんの数例。疲れた心を少しでもお安めあれ。

 

自己推薦で、この警官の同僚になった。

 

ミニチュアホース(ミニ馬)の子供は信頼を寄せる人の足元でも安心できる

 

全面的にこの人に信頼と愛情を寄せている。

 

この日このシェパードは、自宅の庭を脱出し、飼い主の隣人がこの写真を送ってくれた。隣人のプールで涼む賢い犬。

 

スコットランドからのハイランド牛は、この親友と一緒にくつろぐのが一番好き。

 

長靴を履いた猫がいたくらいだから、ブレーメンの音楽隊のようにロバの上の猫も正しいチョイス。

 

頼り頼られる関係の最たるもの

 

日光浴を楽しむ2人のうち、羽を日干ししているカササギの子供は、隣の4本足に命を助けられて以来、何をするにもこの親友のそばを離れない。

 

棚の上のワンちゃんはともかく、フェレットと仔猫は親友。仔猫はフェレットを親とさえ思っている。

 

こういう構図でも、この2人は大の仲良し。

 

「私の小さなともだちにアロー(英語ではアロエのエは発音しないのでハローにかけている)といってください」とアロエが。その隣はアロエの「小さなともだち」。

植物も頑張っている。

 

 

 

 

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馬の心

2020-11-16 | アメリカ事情 人間性

Alamy

 

ジャナ・グラッパーハウスは、先月10月29日に父親の葬儀の際の話を語った。

「母がパニックになって私に電話をかけてきた日を決して忘れません。 『ジャナ、あなたからもお父さんにあの馬をどうにかするように説得してちょうだい、さもなければ、あの凶暴な馬はお父さんを殺しかねないわ!』

ジャナは、父親とかつて虐待されていた馬の間に築かれた絆について話をしてくれた。

彼女の父がメイジャーを購入した時、その馬は若くて凶暴な種馬だった。そして調教どころか人に馴れさせることさえできなかったのだ。

以前のこの馬の所有者は、メイジャーをことあるごとくに殴打し、2本の支柱の間に頭をしっかりと縛り付けて固定し、4週間食べ物や水なしで立ったままにする「技術」を用いて種馬としての役目をさせていたのだ、とジャナは述べた。

しかし、メイジャーは人間不信の頑固者として必死に生き抜いた。

彼女の父親がメイジャーを家に連れて帰った時、メイジャーは到着してから数分以内に5つのフェンスを通り抜け、近づきすぎた人を噛んだり、殴るかのように襲いかかった。

「父は決してこの馬を調教しませんでした...その代わり父はメイジャーの心を掴んだのです」と彼女は説明した。 「毎日、何時間もの間、父はその虐待された馬の信頼を得るために働いたのです。するととうとう父のメイジャーへの愛が勝ち、2年後、メイジャーは父が乗ることを許可しました。父が出かける時はいつでも、メイジャーは何度も何度も彼にキスをしました。二者の間には、馬を理解する人だけがわかる絆があったのです」と語った。

彼女の父が亡くなった時、家族はメイジャーに父への別れを告げさせるのがふさわしいと思ったのだった。

「これがメイジャーの父への最後のキスです。」とジャナは言った。

 

Credit: Janna Grapperhaus

 

 

 

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