ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

意義深い再会

2018-05-28 | アメリカ事情

 https://nevma.deviantart.com/art/Golden-Gate-456465459

 

 

自殺に関する話は圧倒的に一般的で、巷には溢れている。 ニュースをつけると、あるいはGoogleに「自殺」と入力するや否や、悲惨さ、うつ病、辛苦、孤独死などの無数の悲しい言葉に襲われるかのようだ。しかし、試みられたすべての自殺がひどい結果で終わるわけではない。 時折、人は人生の暗い淵の底に達しながらも、小さな光がちらつく瞬間を見つけられる。その微妙な瞬間が人生はまだまだ生きる価値があることを実感させる。

 

2005年3月、22歳のケヴン・バーティアはゴールデンゲートブリッジ(金門橋)の手すりを上って飛び降りる準備をした。次に起こったことは、伝説になったくらいだ。


カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールのオフィサー、ケヴン・ブリッグスは、かれこれ一時間余り、手すりの端で躊躇している奇しくも同じ名のケヴンに、我慢強く話しかけていた。ラッシュアワーの交通が溢れんばかりに二人を過ぎていく中、オフィサーは、どうにかしてバーティアを橋に戻そうと静かで懸命な会話をしていた。


この時点で、ほとんどの自殺の話は通常終わるが、結論から言うと、現在もバーティアは、安全に暮らし、よく話し、彼を救ったオフィサーは拍手され、誰もが最善を尽くした、とこれを過去の出来事のひとつとしてきた。しかし、これは普通の話ではない。


バーティアは、あの寒い金曜日の朝自分を助けてくれたBriggsのことを決して忘れていなかった。 2013年アメリカ自殺防止活動財団が懸命にバーティアを救ったブリッグスを称賛し、感謝することにした時、ベルティアはこの賞を救われた自分以外に渡せる者はありえないと思った。オフィサー・ブリッグスがベルティアの人生を救ってから約8年後、ベルティアは公に彼に感謝するだけでなく、あの朝ブリッグスが介入していなければ決して存在しなかった2人の子供たちを彼に紹介することができたのだった。


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