私は、Pinterestのアカウントに、”Faith in Humanity"(人間性への信頼)という掲示板を持っている。人間性への信頼、とは大げさだが、実はそうではない。日常起こる肯定的な人間性についての小さな記事や写真や文言を集めているのだ。例えば、「今日は忙しくて、まるで使い古した雑巾のような」気持ち、あるいは啄木のように一輪でも生花を愛でて、我が身の哀れを慰労したいと思う日は就寝前に、その掲示板を開いて読み、枕を高くして寝るのである。ほとんどの場合涙にくれるが、なんと心地の良い涙であることか。そんな掲示板のひとつの記事をご紹介したい。
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21歳のデイヴィッド・ブロックは、ほとんど非言語的であるため、彼は両親に何も言わないことがよくある。また、自閉症のこの若者はまれな免疫不全障害を持っているため、ほとんど屋外で過ごさない。
これは、デイヴィッドがフロリダ州ネプチューンビーチの故郷では、周りに友達と呼べる人がいないことを意味する。彼は生涯ホームスクーリングを受け、同年齢の人々が周りにはあまりいないのだ。
BBC
しかし彼が最近初めて母親にひとつの質問をして、世界中に何千人もの友人を作った。
デイヴィッドと母親のケリーは、ある週初めに一緒にテレビを見ていた時、ふいに彼は母親に簡単だが彼女にとっては心の痛い質問をした。「誰か僕のような者を好きになるかな?」
「面喰いました、」と彼女はBBCに語った。 「それは彼が私に聞いた初めての質問です。私は部屋を出て泣きました。デイヴィッドに自分が狼狽していると思わせたくなかったのでした。」
落ち着きを取り戻したケリーは、息子に世界には「何千人もの人々」が彼を好きなのだと伝えた。彼女はその会話にとても胸を突かれ、後にTwitterでそれについて投稿し、数百人のソーシャルメディアのフォロワーとその経験を分かち合ったのだ。そして、彼女はその反応に驚ろかされた。
ケリーは自閉症の子供を持つ他の親をフォローする以外にTwitterをあまり使用していないにもかかわらず、彼女の投稿は世界中の見知らぬ人から何千もの応答を受け取り始めたのだ。デイヴィッドは、消防士、警察、スポーツスター、さらにはお気に入りのスポーツチームのバスケットボール選手からも励ましのメッセージを受け取っている。
彼についての投稿はたちまち伝播し、デビッドはいまや明らかに「変えられた青年」である。絶え間ない笑顔に加えて、彼は今、すべてのメッセージひとつひとつに返事をすることを主張しているので、彼の新しい友達は誰ひとり取り残されない。
「息子は除外されているように感じることを理解しているので、すべての人を含めて、彼がその方々を愛しているのをみなさんに伝えたい思っているのです」とケリーはBBCに語った。
BBC
ーマッキニー・コーブレイ記事、2019年11月6日
ママちゃんのブログを見習って、私も心和ませるブログを書かなくてはダメだな~と感じています。
本当に人間社会においては”Inclusion" が大切なんですが、”Exclusion"の時が多いのですよね。ディズニー映画の‟バンビ”でうさぎのパンサー(だったっけ)が、”自分が言ってほしくないことを他人に言ってはダメなんだよ(これまた‟だったけ”なんですが、もうだいぶ前なので忘れましたが)”と言ってました。
雪はうちからちょっと上がった方では降ります。ここは二時間東へ行けばスキー場、三時間西へ行けば海岸です。スキーもサーフィングも一日でできる勘定になりますが、どちらもやったことはありません。雪はカリフォルニア州にとって大切で、山の積雪量が翌年の農業に関係しますから、雪は歓迎です。ただし南加へ行く途中にあるグレイプヴァイン峠に降雪があると、大抵そこを通りフリーウエイは閉鎖され、困り者です。そこには黒クマも時折出るんですよ。