ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

七歳で

2018-10-25 | アメリカ事情

 

Picture Credit: The Muslim Guy/Facebook

 

 


2015年11月13日の金曜日、フランスのパリでのテロリスト襲撃事件後、テキサス州のとあるモスクは、復讐攻撃され、破壊された。その翌週月曜日、同じくテキサス州の7歳の少年ジャック・スワンソンは、母親ローラがモスクの被害について彼に話した後、その地元の破壊されたモスクを助けるために、自分の貯金箱を壊して、そこにあった彼の全財産を母親に渡したのだった。総額20ドル分の貯金は自分にアイパッドを購入するためにしていたが、彼はそのすべてを差し出し、イフラエルビルのイスラム教徒センターを支援したい、と言った。モスク委員会のファイサル・ナイーム氏は、「このジャックからの20ドル分のペニー(1セント硬貨)は、私のコミュニティには2000万ドルの価値がある」と述べている。「これが私に希望を与えたのは、そこに敵味方という対決がないからです。」と彼は付け加えた。[訳者注:ジャックと家族はイスラム教徒ではない。]


 
その感情はイスラム教徒コミュニティの皆が共有したようだ。そしてジャック少年は、その週、特別な郵便ー真新しいアイパッドーを受け取った。その小包には、お礼状が入っていて、「親愛なるジャック、あなたはアイパッドのために貯金箱に20ドルを貯めていました。しかし、地元のイスラム教徒のモスクが破壊された時、あなたはその20ドルをこの地元のテキサスのモスクに寄付しました。あなたの素晴らしい寛大さと親切なお心を感謝します。 このアップルアイパッドを私たちの心からの感謝の気持ちのあらわれとして、お受け取りください。楽しんでください。:-) 。」とあった。


イスラム月刊誌の著者兼編集者であり、人権擁護弁護士でもあるアーサラ・イフティカー氏(別名モズラム・ガイ)によって、この贈り物をする組織が作られたのだ。彼は英国のメトロ紙に語った。「ジャックが自分の貯金箱から20ドルを寄付して、破壊されたモスクを助けたいという話を初めて聞いたとき、文字通り私の目に涙が浮かびました。ジャックのお母さんと連絡を取ると、彼女は、息子さんがアップルアイパッドを買うために、ここ数ヶ月にわたって、20ドル分の家事手伝いをしていたところだ、と教えてくれたのです。」と氏は説明する。 「私は個人的に、米国のイスラム教徒コミュニティに代わってアイパッドを自分で購入し、彼の信じられないほど寛大で無私の愛と思いやりの行為に感謝しました。」 



それは素敵な話の素晴らしい終わり方である。


間違いなく世界にはまだ多くの良い人がいることを証明している。

2015年11月20日付けーメトロニュース、アリソン・リンチの記事から。  

 

下はABCニュースから。

 

 

 

 

 

 

 

コメント (3)
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