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昨今、健康とエッセンシャルオイルについての記事をいろいろなところで見かける。お伺いするAroma de yui香りでココロもカラダも健康な毎日のブログでも、いろいろなエッセンシャルオイルの使い方を紹介なさっている。お書きになっていらっしゃる方は、よくエッセンシャルオイルやアロマトリートメントを研究・勉強なさり、とてもお詳しい。特に「とことんほぐす」では、読む私まで、凝りがほぐれて今晩の安眠の予感を持ちそう。
エッセンシャルオイル(精油)とは、phytochemical(植物化合物)のある植物(花や葉、果皮、根など)を蒸したり、皮を搾ったりして抽出した100%天然素材で、オイル、油と書くが、実際は油脂ではなく、脂肪酸とグリセリンでもない。水に浮き、油脂のようであるから、そう呼ばれるらしい。
美容院で使われるシャンプーの一つにTea Tree シャンプーがあり、それを気に入って、私は、1リットルボトルを購入し、今では夫も使い、浴用石鹸も使っている。殺菌効果があるとしても、極端に皮膚を乾燥させない石鹸とシャンプーである。この成分のTea Treeが、良いのだ。
Paul Mitchell Tee Tree Body Soap と Tea Tree Special Shampoo
教師をしている友人ミシエルは、片親がミーウオーク族(アメリカ原住民)である。ミーウオーク族は、北カリフォルニアに住み、シエラネヴァダ山脈からコーストまでの範囲が居住地区で、それほど大きな部族ではないが、ミーウオーク言語があり、勿論文化もある。彼女は幼い頃からミーウオークの祖父から、薬草や薬草からのエッセンシャルオイルについて話を聞き、実際にそうした物を日常生活に用いていると言う。そんなミシェルが薦めるのが、Tea Treeである。
若い時、彼女は吹き出物(にきび)に悩まされていると、祖父がちいさなガラス瓶に入ったTea Tree精油をくれた。半信半疑で使うと、効果がすぐに表れ、それ以来、傷の消毒や虫刺されにも使うようになった。私もミシェルの薦めるTea Tree精油(これもPaul Mitchell)を購入し、虫刺されに使ったら、具合がよかった。他にも足の爪のカビ(ネイルファンガス)にも効き目があると言う。
こうしたエッセンシャルオイルを使うことは、昨今の現象ではなく、昔からある。クローヴの精油(丁字油)を歯痛止めに使ったり、アメリカでも義母が耳の後ろにローズエッセンスオイルを軽くつけたりしていた。考えたら、小さな頃、風邪で鼻詰まりがひどかった時、母が古いフランネルの切れ端に樟脳油を少し垂らして、胸に置いてくれたものだった。そして蒸気ヴェポライザーにユーカリプタスオイルを少々入れてくれたりした。
人類は6千年前から、エッセンシャルオイルを作り、使ってきたと言う。香水や化粧品や防虫や実に様々な分野で使われてきている。医学的利用もあって、丁字油が麻酔薬的効果があるので、歯科医で使われたり、あるいは丁字(クローヴ)はベイキングや料理にも用いられる。私の大好きなTurquish Delight(ロクムとトルコ語で言う菓子)にもローズやオレンジのエッセンシャルオイルが使われる。アメリカのWhole Foodsという健康食品・オーガニック食品を扱う大手グロサリーストアに、なるほどエッセンシャルオイルのアイルがあるわけである。使い道が広く、私達の毎日の生活にエッセンシャルオイルは、かなり浸透しているのだ。
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三年前のクリスマスに、子供達がくれたプレゼントに、無印良品の超音波アロマディフューザーとラベンダー精油があった。早速使用したが、これは本当に良品。ありがたく使用している。暗く寒い冬の夜にほのかに香るラヴェンダーと、柔らかい明かりが、冬の夜の息抜きである。使用法を正しく守り、使用すれば、エッセンシャルオイルは、安眠、鎮痛、鎮静を助けてくれる。ただし、医学界では、乳児、幼い子供、妊婦への(直接皮膚につけるなどの)使用を注意深くすること、としている。又、処方箋薬に影響を及ぼすこともあるので、医師の判断を仰ぐのが大事だそうだ。
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