恩田陸 著
夢の映像を記録した「夢札」、それを解析する「夢判断」を職業とする浩章のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。各地の小学校で頻発する、集団白昼夢。浩章はパニックに陥った子供たちの面談に向かうが、一方で亡くなったはずの女の影に悩まされていた。日本で初めて予知夢を見ていると認められた、結衣子。災厄の夢を見た彼女は―。悪夢が現実に起こるのを、止めることはできるのか?戦慄と驚愕の新感覚サスペンス!
サスペンスって言うよりホラー色強めでしたね。
現実世界では存在しないシステムに、かなりの不思議さを感じながら読み進める形になるわけですが、個人的にはこの世界にすんなり馴染んでいくことが出来たと思います。
死んだはずの女性の影を追いつつ、そしてまさかの各地での目撃証言。
彼女の存在に翻弄されつつ、あり得ない怪奇現象に怯える人々の物語。
さて物語はどのような終結を迎えるのか・・・・って感じでしょうか。
ちなみにドラマ化もされている様ですが、原作とはかけ離れた物になっているようなので悪しからず。
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