池井戸潤 著
ロケットエンジンのバルブシステムの開発により、倒産の危機を切り抜けてから数年―。大田区の町工場・佃製作所は、またしてもピンチに陥っていた。
量産を約束したはずの取引はあえなく打ち切られ、ロケットエンジンの開発では、NASA出身の社長が率いるライバル企業とのコンペの話が持ち上がる。
そんな時、社長・佃航平のもとに、かつての部下からある医療機器の開発依頼が持ち込まれた。
「ガウディ」と呼ばれるその医療機器が完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。
ロケットから人体へ―。佃製作所の新たな挑戦が始まった!
前作が面白すぎたんで、思わず続編を購入
いや~、これも読む手が止まらないほどに面白過ぎます
序盤は佃製作所に忍び寄るライバルにヤキモキさせられ、そんなピンチを後半で綺麗に回収していく様は気持ち良すぎますわ
そして今回は無邪気な子供を相手に命を救い出そうとする医療部品の製作に着手する若手開発部社員の熱い思いが涙を誘うんですよ
単純なストーリーといってしまえばそれまでなんですが、それでも運び方が上手いよね。
これは更に続編も読みたくなってきますわ
ところで先週のFM新潟、土曜深夜の人気番組「フィゲロア・ミッドナイト」で心臓の手術を受けるというリスナーさんが下町ロケットみたいな手術だと言ってました。
こんな本をタイミング良く読んでしまって何だか他人事に思えなく感じてきました。
いちラジオリスナーという繋がりしかありませんが、フィゲロアリスナーさんの手術が上手くいきますよう、心よりお祈り致します。
影ながら応援致します