伊坂幸太郎 著
ストーリーは大きく二つに分かれています。
一つは、引きこもりの青年を何とかしてほしい・・・・、と言う青年の母親から相談を受けて渋々?引き受ける「私」の話。
もう一つは、株の発注ミスで300億円の損失を負った会社から、その原因を調査するよう依頼されると言う「猿」の話。
この二つのストーリーを「西遊記」になぞらえて進んでいく物語。
そして最後には二つのストーリーが合わさって・・・・・・って感じでいいのかな?
この頃の伊坂氏の作品は、ある程度自分の好きなようにやらせてもらえるようになって、好き嫌いのはっきり分かれてしまうような作品が多いように見受けられます。
いわゆる伊坂氏のスタイルとは違う物語ではありませんが、私は好きですけどね
ただちょっと回りくどかったり、単調であったりと物足りなさは否めませんかね。。。。。
あと、西遊記なんて大体の方がTVで見たドラマや映画位の知識しかないでしょうから、少し置いてけぼりを食うかもです
私の場合はあまり深く考えずに読み進むタイプですので特に気にはなりませんでしたけどね。
ちなみに漫画本とも連動しているらしいので、そちらも一緒に読んでみると面白いかもですよ
私はまだ読んでませんけど