今、ここに在る。

まだまだ終わらない子育てのあれこれ、母として思う徒然を綴っています。

「子供の姿」イコール「親の心」

2014-09-10 09:44:52 | 発達障害
「親の心の安定で子供は変わる」
「親が落ち着いた気持ちで接すれば、子供も落ち着く」
「やさしく子育てすれば、やさしく育つ」

親の接し方 すなわち 子供の姿

そんなことをおっしゃって、述べていらっしゃる方は多い。

裏返せば

子供が不安定 イコール 親が不安定
子供が乱暴 イコール 親が乱暴に育てた
子供がお友達に手をあげる イコール 親が子供に手をあげている
子供が優しくない イコール 親が冷たい

そういうこと。

もちろん、子どもであっても、一人の人間
相対する子供が手に負えない場合
自分が反省し、心を見つめて、
自分の行動を変える。
それしか方法はない。
相手を変えることは出来ないのだ。

一理ある。 でも真理ではない。
そういう理論を掲げている限り
「親が素直じゃないから」
「親は聞く耳を持たないから」
「親が頑固だから」

になり、一斉攻撃を受けてしまいそうなので・・・。
あえて、大きな声では言えませんが・・。

目に見えない、微妙な障害だと、特に、
親の心が問われる。
「親の姿勢、親の態度でそうなっている」
くらいにしか思われていない。

そうだろうか?

誰もが、穏やかに、優しく、子を愛し育てたいと
思っている。
もちろん、環境が許さない場合もある。

卵が先か、鶏が先か・・的なことになってしまうけれど・・。

どうにも、手のかかるお子さんもいる。
改善したくても出来ないこともある。
定型な反応が通用しないお子さんもいる。

親は知恵と工夫を駆使しながら接する。
が、日常生活が滞ってしまう。
社会生活に適応しにくくなってしまう。

親の悩みは苦悩は、言葉にならない。
心穏やかに、冷静にも・・
人間、そう耐えられるものでもない。

「親なんだから頑張るしかない・・」
そんな励まし方・・・されたところで・・。

どっちが先なのかは不明だが、
必ずしも、「親の心」ありきではないはず。

でも世の中、ちょっとわかった人(?)は
そう言いたがり・・。

私も、えらく反省し続けてきたけど・・
そんなことではない。
そう思える。そう思えてきた。

虐待事件・・・
ほとんどが責任を放棄した親が奇異に
とらえられているけれど・・。
もちろん身勝手な親が、許しがたい行為を
している場合もある。
でも、せざるを得ない気持ち、
そのお子さんの状態はどうだったのかな・・とも。

とある児童擁護施設。
保護された8割は発達障害にあたるという。
ここでも「親がそうだから・・」論が
アタリマエらしいけれど・・。
「子がそうだから・・」もある思うな・・。

責任転嫁かしれませんね。

私の今の心の安定は他では絶対に求められません。
「子が安定すること」それ以外、私も「安定」は
得られません。

リフレッシュすることも、時には大事。
他の世界に目を向けることも大切。
時には自分のためだけの時間を使うことも大事。

本当ですか?
そんなこと、何の解決にはならないよ・・。
本当にそんなことしていたら、「非難の嵐」でしょう。
しても解決しないので、したくもないですが・・。

綺麗事ではないんだよね。
何ともモヤモヤな一日でした。