ガンドック

　今日は、半日、ガンドックに入ってました。人間ドックのなかでも、ガンに特化したものです。神戸空港にほどちかい、先端医療センターというところでやってもらいました。弁護士会の協同組合に入ってる病院だったので。

　ずっと痩せたままなのでちょっと心配になったんですよね。突然、体調がしばらく悪化して休講が続く、ということが年末年始にあったので、徹底的に調べておこうというわけです。

　PET-CTが主な武器で、MRIも使ってもらいました。
　PET-CTは、放射性物質の入った液体を静脈注射して、体中の糖分の集まっているところをさがす、というような機械です。腫瘍があると糖分が集まるんだそうです。

　原爆症弁護団員として、内部被曝の恐ろしさを嫌と言うほど見せ付けられている私としては、放射性物質を体内に入れるのには抵抗がありましたねえ。看護師さんも放射線防護壁の向こう側から機械を遠隔操作しているし。

　おしっこも自分と自分の衣服にかかると、放射性物質がつくから、便座に座ってやってください、といわれるんです。それって、効果のある対策なの？！５０歩１００歩じゃない？？！

　まあ、半減期が２時間、２４時間で体外完全排出、という放射性物質を使っているので、身体への悪影響に目をつぶって早期発見に賭けるという感じですね。

　オプションで脳などのMRIも撮ってもらいました。若年性痴呆症かなと思うくらい、物忘れが激しいので・・・

　PET,CT,MRIで、体中を縦横斜めに輪切りにしてしらべてもらいましたが、ガンは影も形もなし。ほっとしました。
　脳組織全体だけでなく、脳の血管だけ、というような珍しい画像も見せてもらいましたが、脳もきれいで萎縮も一切なし、とのこと。じゃあなんで、憶えられない、忘れちゃう、ことが多いのか・・・脳の細胞が元気でも機能は低下しているのかもしれません。無駄にきれいで元気というか。

　前立腺肥大が全くないといわれたのもうれしかったなあ。なんか男性の老化の典型みたいなイメージがある病気なので、ガンがなかったことより、私、喜んでたかもしれません。