ここだけ切り取るとその通りなのだが。
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宮沢喜一元首相(1919~2007)の40年間に及ぶ詳細な政治行動記録が見つかり、朝日新聞で宮沢喜一日録 戦後政治の軌跡という連載が始まっています。
日録の期間は、佐藤栄作内閣の経済企画庁長官に就任した1966年12月から死去前年の06年9月に及び、当時保守本流といわれた「宏池会」の領袖政治家として、戦後日本の軽武装・経済重視のリベラル保守路線を築いた宮沢氏の折々の行動や考えがうかがえるほか、自民党内の権力闘争をめぐる具体的な記述もあるとのこと。
そんな宮沢喜一氏が首相に選出された1991年の自民党総裁選直前、党内最大派閥・竹下派(経世会)の小沢一郎会長代行(自民党幹事長)の事務所で「面接」を受けた後に、小沢氏とホテルで再び会談していたことが、宮沢氏の政治行動記録(日録)の記述で判明したとして
宮沢喜一日録が記した秘密の再会談 91年総裁選の舞台裏が明らかに
という記事にまとめられています。
平成3(1991)年10月、自民党の経世会(竹下派)会長代行だった小沢氏は、海部俊樹首相の退陣を受けた自民党総裁選で、竹下派が支持する候補の選定を取り仕切った。当時の自民党では竹下派の支持がなければ総裁選を制する可能性はなかった。候補者は小沢氏と会談することになったが、「面接」と受け取る向きもあった。写真は宮沢喜一元外相(右)と会談する小沢一郎氏(東京・永田町)(1991年04月08日) 【時事通信社】
小沢一郎氏・陸山会事件は不起訴にすべき事件だった。検察審査会の強制起訴は人民裁判であってはならない
小沢一郎被告人の国会での証人喚問は三権分立に反しない 国民の知る権利のために必ず実現するべきだ
今から33年前ですから、1942年生まれの小沢氏はまだ49歳の「若造」なのに、宮沢氏(当時72歳)、渡辺美智雄氏(同68)、三塚博氏(同64)を呼び出して次々と「面接」した、あの傲慢さに吐き気がしたのを今でも覚えています。
この再会談の存在はこれまで知られていませんでした。
小沢氏の宮沢再面談のあと、竹下派は翌日に宮沢氏支持を決めており、小沢・宮沢再会談は当時の「経世会支配」だけでなく、小沢氏の「剛腕」ぶりも示すエピソードになっています。
自民党を日本の政治を動かしているのは俺だと言わんばかりの1990年の小沢氏。
日本維新の会のネコ馬場代表以上の悪相。「仁義なき戦い」の梅宮辰夫やん(-_-;)。
小沢一郎民主党元代表 湾岸戦争・小選挙区制・TPP・陸山会事件 政界にいる価値も資格もない
上記の記事によると
『日録の記述は10月10日付。9日後に告示される総裁選には、この日の時点ですでに宮沢氏(当時72)、渡辺美智雄氏(同68)、三塚博氏(同64)の各派閥会長が立候補を表明。竹下派の支持を受ける人の総裁選出が確実な情勢にあった。
この日小沢氏は午後3時から7時台にかけ、宮沢氏、三塚氏、渡辺氏の順に3氏と個別に会談した。各会談は一部を報道機関に公開。当時49歳の小沢氏が東京・永田町にある自らの事務所に60~70歳代の他派閥会長を呼んで最大派閥の権力を誇示する場面となり、小沢氏による「面接」「口頭試問」と報じられた。宮沢氏は報道機関の前で「昨日、大幹事長のおひざもとへ行ってきました」と岩手県へ遊説に訪れたことに触れ、自民前幹事長の小沢氏を「大幹事長」と呼んでみせた。』
となっています。
宮沢氏は後に
「無礼なことをされたとは全く思っていません」
と語っていましたが、プライドが高いエリートとして知られる宮沢氏が、首相になるために小沢氏に膝を屈する形になったのがどれだけ屈辱だったか、想像に難くありません。
さて、夢よもう一度、なのか。
小沢氏が数十年前の再現とばかりに、野党第一党の立憲民主党代表選挙候補者と次々と会っています。
9月の代表選に向けて、小沢氏は野田佳彦元首相、枝野幸男前代表、馬淵澄夫元国土交通相、小川淳也衆院議員、重徳和彦衆院議員ら党内の重鎮や有力中堅議員と相次いで会談しているほか、泉代表が率いるグループ「新政権研究会」幹部の小熊慎司衆院議員らとも面会し、8月6日は江田憲司衆院議員と意見交換したとのこと。
民主党政権崩壊の主犯で安倍政権誕生の生みの親である野田佳彦氏に次の総理を期待するとか絶対やめてください。泉健太首相よりひどいことになります(笑)。
【#立憲民主党は維新と組むな】立民創設者枝野幸男氏が次期衆院選で「単独でも政権が取れる余地のある候補者を立てることが必要だ」と定数の過半数の独自候補擁立を目指すべきだと言い切った【#維新に騙されるな】
そして6日の「一清会」の会合で、泉健太代表の任期満了に伴い9月に行われる代表選で誰を支援するかについて、小沢氏に対応を一任することを決めたということです。
小沢氏は、現在の泉健太代表の党運営について
「泉君は3年間、野党との協力態勢がうまくいってない。まとめきれる代表、幹事長でなきゃだめだ」
とまたまた批判し、泉グループの小熊氏以外の面会した6人の議員の名前を列挙し、
「その中から選ぶ以外にない」
と述べました。
全く、何様のつもりか。
泉代表も厄介な相手に目の敵にされて大変なわけですが、それは3年前の代表選では小沢氏は泉氏を推したのに、自分のグループの議員が泉体制で冷遇されたことに対する恨みからなんだそうです。
逆に言うと、今回の6人の候補者との面談は、当選した後に俺を軽く扱ったらどうなるかわかっているだろうな、少なくとも幹事長ポストは俺たちによこせ、という恫喝以外の何物でもありません。
もう82歳にもなってどれだけ油ギッシュなんですか。
立憲民主党の泉健太代表がやっと次期衆院選での単独過半数(233)を目標に掲げ始めたが、候補者数はたった180(-_-;)。もともと政権交代の意欲もなく、いまだに維新に色目を使う泉代表は代表選に出るな。
そして、小沢氏が総理総裁に選んだ宮澤喜一氏とは2度目の面談をしていたという故事から恐ろしくなるのは、上記の6人の中で、小沢氏が野田佳彦元首相とだけは2回会っていることなんです。
小沢氏はかねてから立民は日本維新の会とも連携しろとくどいくらい言っていて、泉氏を批判するのに「野党との協力態勢がうまくいってない」と言ったのは日本共産党ではなく維新の会のことを念頭に置いています。
野田氏もここ数年ずっと立憲民主党は日本維新の会と連携すべきだ、関西は維新にゆだねて立候補者を出さず、関東では譲ってもらえというようなことばかり言い募っています。
安倍政権の生みの親である野田佳彦元首相に、自爆テロ解散で民主党政権を崩壊させた責任を問わないで、『「自民ふざけるな」 立憲・野田元首相が政治改革の審議で現場志願』と持ち上げる朝日新聞がふざけている。
【#立憲民主党は維新と組むな】立民の泉健太代表と維新のネコ馬場伸幸代表が3時間も密室で会談。落ち目の維新と組んでも立民には何の得もない。いまだに維新との連携を模索する泉・野田・小沢3人は立民から去れ。
そもそも、野党第一党の代表としての泉健太代表の大罪は何かというと、それは提案型野党=ゆ党路線と維新との協力にこだわり、自公政権からの政権交代を願う立民支持者と無党派層からの支持を失ったこと。
その泉氏では飽き足らず、もっともっと維新と協力しろという小沢氏が野田氏を立民の候補者にしようとするなど、日本の良心的な市民にとっては悪夢でしかありません。
同じ年のバイデン大統領も次の大統領選からは撤退したんですから、そのひそみに倣って、小沢一郎氏にも勇退することを勧告します。
そもそもこの二人を立憲民主党で拾ってやったのが間違い。
維新の会が吉村洋文大阪府知事の地元河内長野市の選挙でまた敗北。藤田幹事長の地元でも3連敗中。#維新はオワコン。維新との連携を主張する立民の泉健太代表、野田佳彦元首相、小沢一郎氏もオワコンだ。
参考記事 泉嫌い・小沢嫌いではうちに勝るとも劣らないのkojitakenの日記さんより
『つまり私の言いたいことは、共産(や新選組等)は言うに及ばず、立民においても党内民主主義が機能しておらず、組織内権力に対するチェック機能が働いていないということだ。もちろん政党である以上規律は必要だが、組織内でも立憲主義を機能させる試みくらいはされてしかるべきだと考える。
そのように考える私から見ると、特に泉は小沢ともども全くの落第点だ。彼らは権力闘争や権力工作にあまりにも傾き過ぎている。』
小川の「維新とも共産とも組む」行き方は小沢一郎や野田佳彦とも共通するので、小沢や野田が考えているのは小川ではないかとの気もする。』
小沢一郎の功罪 佐高信の政経外科 XII
立憲民主党の代表選挙、望ましいのはリベラルで女性の西村ちなみ代表代行と思いながらも、小沢一郎氏とか野田佳彦氏とか旧民主党の妖怪みたいなのが「昔の名前で出ています」から、逆風も凄い枝野幸男氏で彼らを抑えるしかないのかなとも悩み、思い乱れるわけです。
【#枝野立て】立憲民主党代表選。泉健太代表と野田佳彦元首相相手なら、ぜひ創立者の枝野幸男前代表が立候補して、政権交代により首相になってほしい。【#泉健太やめろ】【#野田佳彦は民主党政権崩壊の主犯】
そもそも、枝野代表時代に後に案の定維新に色目を使うようになった、旧民主党の重鎮だった野田氏とか小沢氏とか、泉健太氏ら旧希望の党組を入れたのが間違いだと思うんですよね。
穏健保守・中道・リベラル路線で純血主義を保った方が、結果として市民からの期待は大きいままだったんじゃないでしょうか。
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◆泉健太代表については「野党協力がうまくいってない」
◆立候補には推薦人20人が必要
グループは小沢氏に対応一任
代表選に向けては、泉氏が再選への意欲をにじませており、枝野氏も立候補を検討している。さらに、党内には野田氏らの出馬に期待する声もある。
小沢氏が率いる党内グループ「一清会」(約15人)は6日、国会内で会合を開き、代表選の対応を小沢氏に一任すると決めた。
会合後、小沢氏は記者団に、枝野、野田両氏と、馬淵澄夫、江田憲司、小川淳也、重徳和彦各衆院議員の名前を挙げ、この中から代表選で支援する人物を絞る考えを示した。時期については「盆明けには何らかの方向性を決めていかなくてはならない」と説明した。
過去2回の非自民政権樹立の立役者である小沢氏は、野党結集による政権奪取が持論だ。最近は、共闘を主導できていない泉氏に公然と退陣を求めており、6日も記者団に「協力がうまくいっていないというのでは困る」と強調した。
野田氏、枝野氏らと会食も…
次期代表選に向けた小沢氏の動きは活発だ。7月は、民主政権時代に消費税増税を巡り決別した野田氏と19日に会食したほか、25日には、党内最大グループ「サンクチュアリ」(約30人)に影響力を持つ赤松広隆前衆院副議長と面会した。30日は枝野氏との会談に臨み、31日には再び野田氏と会食した。
小沢氏は昨年末から経済政策などを巡って泉氏への批判を際立たせているが、執行部からは実質的に黙殺されてきた。往年の小沢氏が畏怖(いふ)の対象たりえたのは、数の力があったからこそだ。「剛腕」の異名が色あせていることは否定できない。(深津響)
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アメリカ民主党はハリスがミネソタ州知事のティム・ワルツを副大統領候補にしました
個人的には面白みのない人事ですが、余程のことがない限り最善のチョイスと言えるでしょう
マイナーチェンジをしただけなのに選挙マインドは大きく変わり、ハリスも候補にしただけで「大統領らしく」見えてくるから不思議なもんです
英労働党に米民主党、流石に日本の野党とはモノが違う、って感じです
と思ったら今はどっちも与党なんですね
セルフ突っ込みでご容赦下さい(笑)
しかしバイデンより老害の82歳が期待してる維新の会は、次の次の総選挙辺りではまた法案提出権を失うらしいナメクジ会派なんですが、、、
この辺リバタリアン党に頼るトラ公に似てますかね
早く引退し、同時に即刻政界から消えてくれ!
>暗黒大将軍さん
>個人的には面白みのない人事ですが、余程のことがない限り最善のチョイスと言えるでしょう
「面白み」がない、確かにこのご時世そうでしょうけど、よく言えば「堅実」?
(まあ、そういうのって得てして豹変してしまう可能性もありますが…)
でも、「ハシモト流」的扇動セイジゴッコが世界を席巻して政治に混乱を巻き起こしてしまったからこそ、必要な要素かもしれませんね。
(ハシモトが世界を変えた、と言っているわけではありません。悪しからず…)
ハシゲというのはディベート教育のなかった高齢世代のコンプレックスにつけ込むのが上手いんでしょうね
その具体例が小沢一郎だと思います
橋下氏の演説はヒトラー並みだと褒めてました🤣
イシハラの毛沢東コラージュ(「文化大革命」期の)を以前拾ったことがあります。
よくできてる!(笑)
この手の「政治風刺コラージュ」に、さすが、うまいなと感心したものです。
(僭越ながら、私も作って目立たないところにうpしていたことがあります…)
コラージュではありませんが、こんなのがありました
https://stat.ameba.jp/user_images/20180607/23/soutennoseiji/a1/6b/j/o0320024014206862571.jpg
>暗黒大将軍さん
一方、今回の都知事選で、石丸伸二はデジタルネイティブ層に食い込む戦略で、多くの得票をしてしまいました。
若い世代は批判を否定ととらえる、と以前読んだことがあります。
「石丸」現象も・こそ恐ろしいです。