![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/5c/09f5a13cfb969788a31a9e7460c31600.jpg)
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
イスラエル軍は2023年10月31日と11月1日に連続して、パレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプを空爆しました。
この2日間の空爆による死者はここだけで200人ほどとみられています。
CNNの報道によると、現地の医師が取材に11月1日の空爆後、少なくとも80人の遺体が病院へ運び込まれたほか、がれきの下から多くの遺体が見つかったと答えています。
死傷者の多くが女性と子どもだということです。
CNNが伝えた現地の映像では、一面がれきの山となったキャンプで人々が救出活動を続けているほか、家族の行方が分からないという男性が
「ここにいるのは無実の人ばかりだ」
と訴えました。
ロイター通信によると、イスラム組織ハマスが運営するメディアはキャンプへの連日の空爆で、少なくとも195人のパレスチナ人が死亡し、約120人が行方不明で少なくとも777人が負傷していると報じているそうです。
イスラエル空軍の爆撃機100機が数百回の爆撃をガザ地域に行ない、陸軍は地上侵攻を開始。ガザの国連機関と外部との連絡が途絶える。このままではイスラエル政府はガザを「アウシュビッツ」にしてしまう。
この難民キャンプへの空爆について、イスラエル軍は地下にハマスの軍事施設があると主張し、建物や地下にいた「テロリスト」数十人を殺害したとしていたと言い張り、11月2日にも、ハマスの対戦車ミサイル部隊の責任者を殺害したとイスラエル軍のX(旧ツイッター)に投稿しました。
しかし、地下にハマスの基地があるのだとしても地上に暮らしているのはパレスチナ難民ですよ?
地下を攻撃するために上から空爆したら地上の人もみんな巻き添えになって死ぬのはだれの目からも明らかではないですか。
この空爆について、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が11月1日、Xに
「死傷者数や破壊の規模を考慮すると、イスラエルの空爆は戦争犯罪に該当する可能性があることを懸念している」
と投稿したのは当然です。
パレスチナ市民を5700人、子どもだけで2300人殺しているイスラエル政府の国連大使が「ハマスの攻撃は理由もなく起こったものではない」と発言したグテーレス事務総長に即時辞任を要求する非道さ。
一方、タイムズ・オブ・イスラエルによると、ガザ地区でイスラエル軍が進めている地上作戦について、同軍のハガリ報道官は11月1日、地上軍がガザ地区北部でハマスの防衛線を突破したと述べ
「地上作戦は計画通りに進んでいる」
とも語りました。
イスラエル政府が述べているガザ攻撃は3段階。
1 空爆で地ならし
2 ハマスを壊滅
3 ガザ地域にハマス以外の統治組織を樹立する
これではガザ地域をパレスチナ「自治区」と呼ぶことさえできないではないですか。
まさにロシア軍が侵略当初にウクライナの首都キーウを真っ先に攻撃してゼレンスキー政権に代わる傀儡政権を樹立しようとしたことや、プーチン大統領がウクライナの4州を併合して自国の領土にしてしまったのと同じです。
イスラエルとハマスの大規模戦闘に一時停止を求める国連安保理決議案にアメリカが拒否権発動!「世界の人々があなたたちをイスラエルの共犯者だとみなしており、その憎しみを目の当たりにする」(イラン大統領)
イスラエルのガラント国防相は11月1日のテレビ演説で、ハマスについて
「死ぬか、無条件で降伏するか」
「第3の選択肢はない」
と強調しましたが、ハマスが降伏するはずなんてないのですから、ハマスに人質になっている200人以上の子どもや市民や外国人、そしてパレスチナ市民・難民を巻き添えにして皆殺しにする勢いです。
国際社会はイスラエルの即時撤退を要求すべきですが、11月1日の参院予算委員会で、イスラエル軍のガザへの攻撃について多数の犠牲者を出している空爆や地上作戦が国際法違反かどうかを問われた岸田首相は
「現実の状況をしっかり確認できない立場にあるわが国として、法的な判断をする立場にない」
と逃げたんですよ。
そしたら現実の状況を把握しなさいよ。何のために外務省があるんですか。「外交の岸田」でしょうが。
参院予算委で答弁する岸田首相=11月1日午前
イスラエル軍によるガザの病院攻撃についてWHOが「病院からの退避を強制することは集中治療や救命手術が必要な人たちにとって死刑宣告」。世界が全力を挙げてイスラエル軍のガザへの地上侵攻を止めるべき時だ。
グテーレス国連事務総長も国際法違反だと言っている、国連の機関も戦争犯罪だと言っている、国際刑事裁判所も捜査する構えでいる。
それなのに法的判断もできないだなんて、こんな無能な内閣総理大臣、要らないでしょ。
ロシア軍が殺したウクライナ軍兵士は20万人近いようなのですが、確認されているロシア軍の攻撃で亡くなった民間人の死者は1万人に満たないのです(これからブチャ虐殺のようにロシア占領地でどれだけ死体が発見されるかわからないのですが)。
ところが、10月7日から始まった今度のイスラエル・パレスチナの紛争で、イスラエル軍の攻撃で亡くなったパレスチナ人の数はもう9千人なんですよ。
ロシアの侵略戦争が始まってから20か月なのに対して、イスラエルの攻撃が始まってからはまだ1か月も経たないのにです。
ロシアの侵略に対しては衆議院で非難決議を上げ、岸田首相も何度も国際法違反だと言ってきたのに、イスラエル軍の侵攻については法的判断をしかねるだなんて、ほんとに日本はアメリカの属国なんだなとしか言いようがありません。
イスラエル軍の攻撃を前提に民間人保護などできるわけがない。
バイデン米大統領がハマスとロシアを同列の脅威として「近隣の民主主義国家を完全に破壊しようとしている」。違う!ウクライナを侵略しているロシアと同列に論じられるべきはアメリカが支援するイスラエルだ。
ホロコーストからガザへ パレスチナの政治経済学
先日書いた
プーチン大統領にも逮捕状を出した国際刑事裁判所(ICC)のカーン主任検察官が、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ住民への支援物資供給を妨害することは戦争犯罪に該当する可能性があると警告!
という記事に常連コメンテーターさんからこんなコメントをいただきました。
『>法の適用と執行は公平でなければならないというのは「法の支配」の一内容であり
これを理解しようとしない「護憲派」が多くて、「法の下の平等」を語ると、「おまえはイスラエルを擁護している」と言われてしまう。
ガザがこれまでにイスラエルから多大な損害を受けたからーつまり、量を基準に彼らは考え、ハマスの攻撃を戦争犯罪と見なしていない。
「法の下の平等」を全く受け入れていないが、この傾向は世界的なものかもしれない。』
いますねえ、こういう自称「護憲派」。護憲派全体から見たら少数派ですが。
ハマスのように手当たり次第に1400人も市民を虐殺したら歴史上まれに見る大虐殺なんですが、イスラエル軍が殺している数の何分の1だって言って免罪してしまうのですよね。
子どもを殺し外国人を殺し拉致したハマスは全世界を敵に回した。パレスチナ人とハマス、イスラエル人とイスラエル政府は全く別のものであるということをわきまえて、報復の連鎖を断ち切ろう。
そのうちロシア軍よりイスラエル軍が殺した数のほうが多いから、ロシア政府の罪は大したことないと言い出しかねません。
かつてタカ派で知られた福田赳夫首相でさえ、一人の命は地球より重いといったのに。
イスラエルの市民の命もパレスチナの市民の命も同じく尊いという当たり前のことさえ認めない人々。
そういう人はえてしてロシア政府に甘くウクライナ政府に厳しい。
要は反米だけが軸になっているご都合主義者なんです。
「自由、平等、博愛」がフランス革命の標語なのですが、護憲派と名乗りながら人の命の「平等」も法適用の「平等」を含む法の支配もわかっていないし、誰の命をも慈しむ「博愛」もわかっていない「護憲派」。
自分の「自由」だけは大事にして好き勝手言ってしまう。
それでいて私と同じく死刑廃止論者だったりするので訳が分からなくなります。
立憲主義の精神が市民に浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
![イスラエル軍、ガザ難民キャンプ再び攻撃 ハマス幹部殺害と発表](https://cloudfront-us-east-2.images.arcpublishing.com/reuters/34HP723QJVL4FDU5ARP3FFG47U.jpg)
11月1日、イスラエル軍は、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリア難民キャンプを再び攻撃し、イスラム組織ハマスの幹部を殺害したと発表した。写真はガザとエジプトの境界にあるラファ検問所に向かう人々(2023年 ロイター/Arafat Barbakh)
[ガザ/エルサレム 1日 ロイター] - イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリア難民キャンプを再び攻撃し、イスラム組織ハマスの幹部を殺害したと発表した。前日もジャバリアを攻撃していた。
イスラエル軍は、戦闘機が「正確な情報に基づいて」ジャバリアにあるハマスの指揮統制施設を攻撃し、対戦車ミサイル部隊のトップを殺害したと発表。「ハマスが意図的に民間の建物の周辺や内部にテロインフラを構築し、ガザ市民を危険にさらしている」と非難した。
国連人権高等弁務官はこの作戦について、民間人の死傷者の多さと破壊の規模を踏まえると戦争犯罪の可能性があるという懸念を示した。
ガザ当局はキャンプでの1日の死傷者数について現時点で発表していない。パレスチナ保健当局によると、前日の最初の空爆では約50人が死亡、150人が負傷した。 もっと見る
イスラエルは前日の空爆で10月7日のイスラエル攻撃の首謀者を殺害したとしている。
イスラエル軍による2度目の攻撃後、救助作業を行う人々=1日、パレスチナ自治区ガザ地区/Anadolu/Getty Images
(CNN) イスラエル軍は1日、前日に続いてパレスチナ自治区ガザ地区のジャバリヤ難民キャンプを攻撃した。大規模な爆発があり、建物が崩壊する大きな被害が出ている模様だ。
1日の爆発現場を撮影した映像では、ファルージャのジャバリヤ地区にできた深いクレーターの周辺が壊滅的に損壊している。人々ががれきをどけながら遺体を探している様子も映っている。
CNNはイスラエル軍にコメントを求めている。
イスラム組織ハマスが実効支配するガザ地区の市民防衛隊は、攻撃で多くの人が死亡し、「多数」がまだがれきに埋もれているとして、難民キャンプでの「二つ目の大虐殺」と形容した。
イスラエル軍は前日の10月31日にもジャバリヤ難民キャンプを空爆した。医療関係者によると、この攻撃で数百人が死傷した。CNNが確認した映像には、同難民キャンプに最も近い医療施設であるインドネシア病院の外に遺体の長い列ができている様子が映っている。
イスラエル軍は31日の攻撃はハマスのイブラヒム・バイヤリ司令官を標的としたもので、バイヤリ氏を殺害したと明らかにした。同軍によると、ビアリ氏は10月7日のイスラエルへの襲撃に関与した司令官の一人。ハマスの襲撃では1400人超が殺害され、数百人が人質に取られている。
【速報】イスラエル軍 ガザ地区難民キャンプへ連日の空爆 195人死亡
11/2(木) 9:54配信
テレビ朝日系(ANN)
All Nippon NewsNetwork(ANN)
パレスチナ・ガザ地区北部の難民キャンプをイスラエル軍が2日続けて空爆しました。イスラム組織ハマスは2日間の攻撃で少なくとも195人が死亡したと発表しています。
CNNによりますと、1日、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプがイスラエル軍による空爆を受けました。
地元の病院関係者はCNNの取材に対し、今回の空爆後に少なくとも80人の遺体が病院に搬送され、さらに多くの遺体が今もがれきの中から見つけ出されていると語ったということです。
ジャバリア難民キャンプは前日にもイスラエル軍の空爆を受けていて、イスラム組織ハマスは「2日間の攻撃で合わせて195人のパレスチナ人が死亡し、依然としておよそ120人ががれきの下で行方不明になっている」と発表しました。
難民キャンプの空爆についてOHCHR=国連人権高等弁務官事務所は、「戦争犯罪に当たる可能性がある」として「深刻な懸念」を表明しています。
テレビ朝日
先月7日から始まったイスラエルとイスラム組織ハマスとの衝突による死者が双方あわせて1万人を超えました。
イスラエル軍は陸と空、それに海からハマスの拠点への攻撃を強化する一方、ハマス側も徹底抗戦する構えを示し、戦闘に巻き込まれる住民はさらに増えることが懸念されます。
イスラエル軍は1日、ガザ地区で行われている軍事作戦の動画を相次いで公開しました。
この中では、戦車がイスラエルとの境界近くを前進する様子や歩兵が住宅の中で爆発物がないかを確認するなど、地上部隊が市街地に入って作戦を続けていることが伺えます。
陸と空、それに海からの攻撃を強めているイスラエル軍は1日、北部のガザ市に隣接するガザ地区最大規模のジャバリア難民キャンプに前日に続いて激しい空爆を行いました。
イスラエルのガラント国防相は「戦争は勝つことが目的でそれ以外は二の次だ。これを気に入らない人や国があるかもしれないがハマスを倒すまでは続ける」と述べ軍事行動を続ける上である程度の市民の犠牲はやむを得ないとする考えを示しました。
ジャバリア難民キャンプの現地メディアからの映像では、破壊されたコンクリート製の住居のがれきが散乱して煙が立ちこめる中、住民たちがけが人やがれきの下敷きになった人たちを救出する様子が確認でき、多数の死傷者が出ているということです。
ハマス側はパン屋の前で住民が大勢集まっていたところやけが人などを搬送しようとする救急車が空爆されたとして「ジャバリアの2度目の虐殺で複数の家族が家族ごと犠牲になった」としています。
ハマスの最高幹部、ハニーヤ氏は演説で「われわれは仲介者に虐殺とジェノサイドに直ちに終止符を打つ必要性があると伝えたが、イスラエルの指導者は中東がすべて燃えてしまうことに異論がないようだ」と述べ、徹底抗戦の構えを見せました。
先月7日から始まったイスラエルとハマスとの衝突による死者はガザ地区側で8796人、イスラエル側で少なくとも1400人で、あわせて1万人を超え、戦闘が激化する中、巻き込まれる住民がさらに増えることが懸念されます。
首相、国際法違反明言せず イスラエル軍のガザ攻撃
![](https://nordot-res.cloudinary.com/c_limit,w_800,f_auto,q_auto:eco/ch/images/1092413054216651764/origin_1.jpg)
1日の参院予算委員会で、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃が議論になった。岸田文雄首相は、多数の犠牲者を出している空爆や地上作戦が国際法違反かどうかを問われると「現実の状況をしっかり確認できない立場にあるわが国として、法的な判断をする立場にない」と述べ、明言を避けた。
ガザへの攻撃については、国連のグテレス事務総長が「明確な国際法違反」と言明。カナダと欧州連合(EU)の首脳も、民間施設への攻撃を国際法違反とみて非難している。首相の姿勢は議論を呼びそうだ。
日本が国際法違反を認めた例では、ロシアによるウクライナ侵攻が挙げられる。
© 一般社団法人共同通信社
岸田首相は30日の衆議院予算委員会で、国連総会が緊急特別会合で採択したイスラエル軍とイスラム組織ハマスに「人道的休戦」を求める決議案を日本が棄権したことについて、「決議はハマス等によるテロ攻撃への強い非難や、すべての国連加盟国が国際法に従って自国および自国民を守る権利の重要性に関する言及がないなど、全体として内容面でバランスを欠いていると判断したために棄権した」と説明した。
その上で、「決議に含まれているガザの人道状況に対処するための重要かつ前向きな要素は我が国として支持できる内容だ」とし、カナダから提出されたハマスによるテロ攻撃と人質拘束を明確に非難する修正案については賛成したと説明した。
質問した共産党の宮本議員は、「ハマスの3文字がないだけで賛成しないなんていうおかしい話はない。アメリカが反対するものに賛成するわけにはいかないと棄権したのではないか」と追及した。
これに対し岸田首相は、「今回の中東情勢は大変微妙なバランスの中に存在する。決議の内容、全体のバランスがどうなっているかを総合的に判断することが重要だ」と述べた。
エルサレム(CNN) イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区の北部で、人口が密集するジャバリヤ難民キャンプを空爆した。現地の目撃者や医療関係者は、キャンプは壊滅的な被害を受け、大勢の犠牲者が出たと証言している。
目撃者のモハンマド・イブラヒムさんは「パンを買う行列に並んでいたところ、いきなり何の予告もなく7~8発のミサイルが落ちてきた」とCNNに語った。
「地面に7つか8つの巨大な穴ができていて、殺された人たちでいっぱいになり、バラバラになった遺体の断片で埋め尽くされていた」「まるで世界の終わりだった」(イブラヒムさん)
イスラエル国防軍によると、ジャバリヤ難民キャンプの空爆は、10月7日のイスラエル攻撃に関与したとされるガザのイスラム組織ハマスの指揮官を狙って実施。この指揮官を殺害したとしている。
これに対してハマス側は、ジャバリヤ難民キャンプに指揮官はいなかったと強く主張。同キャンプの民間人や子どもたち、女性たちに対する「凶悪犯罪」をイスラエルが正当化しようとしていると非難した。
CNNの電話取材に応じたモハンマド・アル・アスワドさんは、「恐ろしい光景」を目の当たりにしたと証言する。ミサイルの着弾音を聞き、家族の安否を確認するため難民キャンプに駆け付けたという。
「子どもたちが、けがをした子どもたちを抱きかかえて走っていた。あたりには灰色の粉塵(ふんじん)が充満していた。がれきから遺体が垂れ下がっていて、判別できない遺体も多かった。血を流した人たちや、やけどを負った人たちがいた」
現場にいた人たちはパニック状態だったとアル・アスワドさんは振り返る。「女性たちが泣き叫んで半狂乱になっていた。自分たちの子どもを失って泣いているのか、それとも走り寄って探しに行くのかも分かっていなかった。あの場所ではたくさんの子どもたちが遊んでいたから」
現場からの画像には、がれきや損壊した建物の間に巨大な陥没穴が写っている。パレスチナ人や救助隊が犠牲者の捜索を試み、中には手で残骸を掘り起こしている人たちもいた。
イスラエル国防軍の報道官はCNNの取材に対し、ハマスが民間人の背後に隠れていると主張した。難民キャンプには罪のない民間人が多数いたことを指摘されると「これが戦争の悲劇だ」と述べ、民間人に対して南へ移動するよう促した。
しかしガザ南部でも死傷者の出る空爆が相次ぎ、支援団体は繰り返し、ガザに安全な場所はないと訴えている。パレスチナ保健省がガザからの情報として伝えたところによると、イスラエルのガザ爆撃によってこれまでに少なくとも8485人が死亡、2万1000人以上が負傷している。
ガザの病院に勤務する国境なき医師団の看護師モハンメド・ハワジュレさんは、この病院に搬送されてきた負傷者について「幼い子どもが深い傷や重いやけどを負って運ばれてきた。家族の付き添いはなく、泣き叫んで親に会いたいと求める子どもが大勢いる」と語った。
【エルサレム=西田道成】イスラエル軍は10月31日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプを空爆し、イスラム主義組織ハマスの戦闘員らを多数殺害したと明らかにした。ロイター通信は空爆で少なくとも50人が死亡したと伝えた。ロイター通信によると、7日以降のガザの死者は8796人、イスラエル側は1400人以上で、双方の死者は1万人を超えた。
![10月31日、パレスチナ自治区ガザ北部のジャバリヤ難民キャンプの建物=AP](https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/11/20231101-OYT1I50183-1.jpg?type=large)
イスラエル軍は空爆で、7日のハマスの越境攻撃に関与した司令官を殺害したと発表した。ハマス側は、司令官はキャンプにはいなかったと否定のうえ、400人以上が死傷したとして「市民への凶悪犯罪だ」と非難した。中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラは、11月1日にもキャンプへの空爆があったと伝えた。
地上戦も拡大している。アル・ジャジーラは10月31日、イスラエル軍の地上部隊がガザ市内の住宅街に入ったと伝えた。イスラエル軍は1日、前日からの兵士の死者が14人に上ったと発表した。
![](https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/11/20231102-OYT1I50000-1.jpg?type=large)
AFP通信などによると、ガザ南部とエジプトの境界にあるラファ検問所が11月1日、戦闘開始以降初めて外国人らの退避のために開放された。ロイター通信は複数の関係者の話として、少なくとも320人の外国人らがエジプト側に入ったと伝えた。
検問所当局が公表した名簿には、エジプト側への通過が認められた外国人ら数百人が掲載され、民間活動団体(NGO)などに所属する日本人数人も含まれている。アル・ジャジーラは、パレスチナ人負傷者も80人以上搬送される見込みだと伝えた。
![10月31日、イスラエル軍の空爆を受けたガザ北部のジャバリヤ難民キャンプで、救助活動を行うパレスチナの人々=ロイター](https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/11/20231102-OYT1I50001-1.jpg?type=large)
一方、親イラン勢力によるイスラエルへの攻撃が広がりを見せている。イランが支援するイエメンの武装勢力「フーシ」は10月31日、イスラエルに対し、多数の弾道ミサイルと無人機を発射したと発表した。フーシの報道官は声明で「イスラエルの侵略が終わるまで作戦を続ける」と述べた。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
“アメリカの支援が生命線”であるウクライナ政府にとっては『イスラエルの民族浄化にアメリカが思い切り加担』している状況は悪夢でしょうね。
イスラエルの暴挙とそれに追随するアメリカの狂気が続くと、『ウクライナ戦線がヤバい』…それなのに一部で『ガザでの停戦はロシアの停戦に正当性を与える』と反対する困った方たちがおられるそうですが、それも頭が痛い話ですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a57387ab28279df210cb8ae311151ccb7f2aca31
☆ガザ攻撃で深まるウクライナ支援国の分断と離反 ゼレンスキー大統領は苦渋の発言修正
11/1(水) テレビ朝日系(ANN)
◎ ガザをめぐるイスラエルとハマスの激しい戦闘で、ウクライナ情勢への関心は薄れつつあるのが現状だ。しかし東部アウディイフカでは今年1月のバフムト以来の激戦が続き、ロシアのミサイル攻撃によって、日々多くの市民が犠牲になっている。こうしたなか、パレスチナ情勢は、ウクライナ支援を続けてきた国々をも分断し、今後の支援の行方に大きな影を投げかけている。
■ハマスとロシアは「同じ悪」 「世界は結束連帯を」
ハマスのロケット砲攻撃の直後の10月7日、ウクライナのゼレンスキー大統領は「世界は結束と連帯のもとに立ち上がり、テロが二度と生命を奪ったり壊したりすることがないようにしなければならない。イスラエルの自衛権は、疑う余地がない」とする声明を出してイスラエルへの連帯を表明した。翌日にはネタニヤフ首相に電話し、直接弔意と連帯を伝えている。
■「ケダモノと戦っている」 風向きを変えた発言とガザの惨状
しかし、同じ10月9日、イスラエルがガザ地区の「完全封鎖」作戦を宣言して電気、食料、水、ガスを止め、ガラント国防相が「わたしたちはケダモノと戦っているのだ」と言い放ってガザへの苛烈な空爆を始めるに至って、ガザ市民の悲惨な映像がSNSやメディアを通じて世界中に流れ始めると、ゼレンスキー大統領のメッセージは「世界の結束」を固めるどころか、世界の分断を明瞭にし、これまでのウクライナ支援の行方を混沌とさせることになった。
■スタンス修正を余儀なくされたゼレンスキー大統領
アラブとイスラムの国々にとっては、いまやイスラエルはロシアと同じ無慈悲な「民間人を殺害する戦争犯罪人」に見えているにもかかわらず、ゼレンスキー大統領としては「イスラエルはロシアがウクライナでやっていることと同じことをガザでしている」と訴えかけることはできない立場だ。
これまでにガザでは少なくとも21人のウクライナ人の死亡が確認されているが、ゼレンスキー大統領が市民の保護と攻撃がエスカレートしないよう訴えかけたのは、事態が起きてから10日後だった。
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2023110201001228.html
☆消耗戦は「ロシアに有利」 空軍、電子戦強化が鍵
(※ウクライナ軍の総司令官が“先行きが厳しい”ことを明言された記事です。)
2023/11/02 17:56共同通信
【キーウ共同】ウクライナ軍のザルジニー総司令官は1日、英誌エコノミストに寄稿し、ロシアの侵攻が互いの陣地を奪い合う消耗戦に移行しており、軍事力を回復できるロシアにとって有利な状況が生まれるとの見方を示した。局面打開のためには、空軍や通信妨害などの電子戦の強化が鍵になると訴えた。
ザルジニー氏はミサイルや砲弾などの兵器増強も重要と指摘。ロシア側の兵器を破壊するための武器や、地雷除去技術も必要とした。さらに、ロシア軍の人的損失は甚大だが武器備蓄では今後も優位性を保つとして「ロシアを過小評価すべきでない」と強調した。
最前線の至近距離に「入植地」を住まわせた理由
同じくイベントを開催していた理由
両方とも無防備だった理由
警報が出なかった理由、疑問です。
ここからはほぼ陰謀論になりますが、
ハマスの大部分がいる時に兵士が間に合わなかった理由
兵士が駆け付けたのはハマスがほぼいなくなった直後の理由
ネタニヤフ氏や政府高官の親族、友人はどれくらい「入植」しているのでしょうか?
アウシュヴィッツというより、
盧溝橋、重慶、南京の流れを思い出します。