【7月31日 AFP】11月の米大統領選で民主党候補指名を確実にしたカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は30日、イスラエルがレバノンの首都ベイルート南郊のイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)の拠点を空爆したのを受け、イスラエルには「自衛権がある」と述べた。

 ハリス氏はジョージア州アトランタ(Atlanta)の選挙集会に向かう途上で記者団に「中東について、ここ数時間に起こったことについて話したい。イスラエルに自衛権があることを明確にしておきたい」と語った。

 ハリス氏は「はっきり分かっているのは、イスラエルにはテロ組織に対する自衛権があり、ヒズボラはまさにそのテロ組織だということだ」「だが、われわれはこうした攻撃を終わらせるための外交的解決に取り組まなければならない。今後もそうした取り組みを続けていく」と述べた。

 イスラエルはベイルート空爆について、占領するゴラン高原(Golan Heights)で子ども12人が死亡した先週末のロケット弾攻撃を指揮したヒズボラの幹部を狙ったものだと主張している。(c)AFP